●図書館らしさの表現 最近の図書館は、再開発ビルインタイプや多機能複合施設が増えてきています。その中で北区は単独館として計画が行われました。私たちは「明るく開かれた」「親しみやすい」「資料を永く守る」図書館を目指して設計を行いました。 ●周辺環境と調和する表現 敷地が住宅地の中にあるためプライバシーに配慮した外観を計画し、敷地高低差を活用することで、建物ボリュームを抑えています。また中央公園拡張地の一角にあることから「公園との一体感」も大切に考えています。 ●レンガ倉庫と共存する表現 敷地には東京砲兵工廠銃包製造所の建物として使用されていたレンガ倉庫が現存していました。北区の近代史・郷土史においても貴重な文化財であるこのレンガ倉庫を保存活用して個性的な図書館にするという取り組みを行いました。