天狼院書店店主の三浦でございます。 思えば、大きな反響を呼んだ「書店人を告ぐ」を書いたのは、もう二年以上前のことでした。 書店人に告ぐ そのとき、僕はまだ天狼院をオープンしていなくて、「自分の書店が欲しい」とただ我武者羅にその夢に向かって突き進んでいたのでございました。 実際に、書店を開いてみて、理想と現実の差を思い知ったことももちろんあります。 けれども、それ以上に、書店というビジネスに、あの時以上に大きな夢を乗せることができるようになりました。 それは、ひとえに、いつも天狼院に来て頂くお客様、応援いただいている皆様のおかげでございます。 あらためて、御礼申し上げます。 ちょうど1年ほど前、僕は天狼院書店をオープンさせるために、池袋の金融街を駆け巡っておりました。 元々、僕には十分な資金がありませんでしたら、銀行から開店資金を融資してもらう必要があったからです。 僕の「半沢直樹」を求めて