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2015年10月15日のブックマーク (8件)

  • 「コグニティブビジネス」に注力するIBMの思惑

    こう語るのは、米IBM基礎研究所バイスプレジデントでこの分野の研究開発を牽引するダリオ・ジル氏だ。日IBMが10月8日、同氏の来日を機に開いた記者説明会での発言である。 コグニティブコンピューティングとは、人間が話す自然言語を理解し、根拠をもとに仮説を立てて評価を行い、コンピュータ自身が自己学習を繰り返して知識を蓄えていくことができるテクノロジーを活用したコンピューティングの新しい概念である。IBMは今、その代表的なサービスである「Watson」の普及拡大に注力している。 Watsonの概要や展開については、8月3日掲載のコラム「Watsonエコシステムに注力するIBMの深謀遠慮」を参照いただくとして、ここではコグニティブコンピューティングをめぐるジル氏の会見での発言から、IBMのこの分野における戦略を探ってみたい。 まず、コグニティブコンピューティングが求められる理由について、ジル氏

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  • HP EnterpriseのCEOに就任のメグ・ホイットマン氏、デルのEMC買収を批判

    印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます HP Enterpriseの最高経営責任者(CEO)に就任するMeg Whitman氏が競合Dellによる670億ドルのEMC買収に対し、恐怖、不安、疑念(Fear, Uncertainty and Doubt)の心理を用いるFUD作戦を展開している。 HPがエンタープライズ事業部とPC、プリンターにフォーカスした事業部との分割を行っている最中にライバルが動いていることを考慮すると、Whitman氏の意見は驚きには値しないし、他のエンタープライズベンダーもWhitman氏の意見に共鳴するだろう。 小規模なベンダーと大規模なベンダーのどちらがエンタープライズ顧客にとってよいのか、が議論のテーマだ。Whitman氏の意見は、同氏がHP En

    HP EnterpriseのCEOに就任のメグ・ホイットマン氏、デルのEMC買収を批判
  • クラウドが提供すべき7つの自由を実現するAWSの新製品

    印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます パブリッククラウド市場をAmazon Web Services(AWS)がリードしていることに異論がある人はいないだろう。AWSが人気を博している大きな理由は、利用できる製品の多さと、同社が新たなツールやサービスを提供するスピードにある。 ラスベガスで開催された「AWS re:Invent 2015」カンファレンスの基調講演で、AWSのシニアバイスプレジデントであるAndy Jassy氏は、Amazonの現在の状況と、同社が提供する新製品について語った。 Jassy氏によれば、現在AWSは100万を超えるアクティブな顧客を抱えている(同氏はアクティブな顧客を、過去30日間に同プラットフォームを利用した、Amazon以外の組織と定義してい

    クラウドが提供すべき7つの自由を実現するAWSの新製品
  • 初期投資を抑え本格的なIoT基盤を構築--AWS IoTを発表

    印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Amazon Web Services(AWS)がネバダ州ラスベガスで開催中の年次イベント「AWS re:Invent 2015」の2日目の基調講演で、AWSはInternet of Things(IoT)システムを構築するためのプラットフォームを提供すると発表した。 発表したのは「AWS IoT」。自動車や農業向けのデバイス、電球などにセンサを取り付け、デバイスからデータを受け取り、各種の処理を実行するための基盤という位置付け。 センサから受け取ったデータをトリガーに、DynamoDBなどのデータベースや、分散データストリームをリアルタイムで処理するKinesis、ストレージへの画像のアップロードといったイベントを検知して、コードを自

    初期投資を抑え本格的なIoT基盤を構築--AWS IoTを発表
  • 基幹系に特化したIaaS「CUVICmc2」、CTCとSAPら3社が提供

    伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とSAPジャパン、クラウドソリューションプロバイダーの米バーチャストリーム(Virtustream)の3社が、2016年4月から基幹系特化型クラウドサービス「CUVICmc2(キュービックエムシーツー)」の提供を開始する。 これはバーチャストリームのIaaS技術をベースに、SAP ERPなどの基幹系システムを、CTCのデータセンター(神奈川県横浜市)から提供するもの。同時に、SAP ERPを国内で導入している企業に対して、クラウド環境への移行サービスも提供する。 (左から)バーチャストリームのロドニー・ロジャース(Rodney Rogers)会長兼CEO、伊藤忠テクノソリューションズの菊地哲社長、SAPジャパン 福田譲社長、伊藤忠テクノソリューションズの大久保忠崇CTO バーチャストリームの独自技術で性能監視、リソースを自動管理 CUVICmc2は、基

    基幹系に特化したIaaS「CUVICmc2」、CTCとSAPら3社が提供
  • NEC、セールスフォースとERPの連携ツール--「Lightning Connect」に対応

    印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます NECNECソリューションイノベータは10月7日、セールスフォース・ドットコムのSaaSやPaaS「Force.com」のカスタムサービスと統合基幹業務システム(ERP)を容易に連携できるという“iPaaS”「Enterprise Gateway」の提供を開始したと発表した。iPaaS(integration PaaS)はクラウドや企業間、オンプレミスを統合、連携させたりするためのPaaS。 Enterprise Gatewayは、セールスフォースのデータ統合ツール「Salesforce1 Lightning Connect」に対応するサービスとして販売する。セールスフォースのアプリストア「AppExchange」を通じてグローバルに

    NEC、セールスフォースとERPの連携ツール--「Lightning Connect」に対応
  • NTTコムの庄司社長、IoT基盤サービスなど今後のクラウド戦略を説明

    NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2015年10月8日、東京・港区でプライベートイベント「NTT Communications Forum 2015」を開催した。基調講演では庄司哲也社長が「NTTコミュニケーションズのグローバルクラウドビジョン2015」をテーマに登壇(写真1)。2016年春に提供予定のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤サービスなど、今後のクラウド戦略について説明した。 庄司社長はICTに関して企業が抱える課題として、各国、事業部ごとにシステムが個別最適化されている点を挙げた。個別最適化により、ITガバナンスやセキュリティリスクへの対応が困難になる。さらに「グローバル全体で迅速なデータ収集や分析をしづらい」(庄司社長)ことも指摘した。 NTTコムは2011年10月からICT環境のグローバル最適化を進めている。庄司社長は「従来の個

    NTTコムの庄司社長、IoT基盤サービスなど今後のクラウド戦略を説明
  • 人工知能と“コグニティブシステム”は目指すゴールが決定的に違う

    印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 10月8日、米IBM基礎研究所のバイスプレジデントで、ディープラーニング(深層学習)の応用やSyNAPSEチップの研究開発を牽引するDario Gil氏が来日。「コグニティブ(認知型)システム」を説明した。 Gil氏はまず、「コグニティブシステムは、今後のIBMの方向性を打ち出すという意味でも大切なものであり、社会にとっても大切なものとなる」と説明。同社ではコグニティブシステムの応用を“コグニティブビジネス”と呼んでおり、現在は企業にとどまらず社会全体をどう支援できるのかを研究している段階だとした。米IBMは、コグニティブビジネスに特化した業界初のコンサルティング組織を10月6日に発足させている(関連記事)。 「現在のコンピュータは、現

    人工知能と“コグニティブシステム”は目指すゴールが決定的に違う