電通が「鬼十則」をなくそうとしているのではないか、というニュースを聞いた。 電通、「鬼十則」の社員手帳掲載取りやめを検討 どんな内容?:ハフィントン・ポスト 今回起きた悲劇、そしてその裏にあるだろう、表沙汰になっていない無数の似た悲劇を思うと、見直すのは当然だと思うが、正直、なくすはもったいない、とも思っている。 意外に思われるかもしれないが、実は鬼十則は僕の仕事上のバイブル、いや、十戒だからだ。 鬼十則。就職活動のころから「社会人になったらこういう風に仕事をするのだ」と心をときめかせ、そして社会人になり何度も現実に面食らいながら、鬼十則を机に貼り、いくどとなく読み返し、自分の芯を再確認していた。 鬼十則には、こういう言葉が並んでいる。 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さ