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![【医師調査】疾患別の薬物治療満足度は?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6a24aafea224ec02c4b97e6bd1958ed59c2ba11d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedical.nikkeibp.co.jp%2Fall%2Fthumb_l%2F518067_l.png)
海外大手製薬企業の2010年上半期決算が出揃った。米国勢・欧州勢の各社は、成長著しい新興国市場で大きく売上を伸ばし、軒並み好業績を達成した。大型買収を敢行した米ファイザー、米メルクも、バイオ医薬品と新興国市場を取り込み、統合効果が表れた格好となった。欧州勢は、新型インフルエンザワクチンを供給した仏サノフィ・アベンティス、英グラクソ・スミスクライン、スイス・ノバルティスファーマが、ワクチン事業を急拡大させ、好調な業績を後押しした。各社とも大型製品依存からバイオ医薬品、ワクチン、ジェネリック医薬品等の多角化にシフトし、新興国市場の成長を取り込み、収益構造の大幅な転換によって業績を確保している状況が、明確に示された上半期決算となった。 【米ファイザー】 米ファイザーは、統合を完了した旧ワイスの製品が加わったことに加え、為替の影響が有利に働き、売上高は前年同期比56%増の340億7700万ドルと大
「ガンを治したい」 キャンバス社長の河邊拓己が医学の道を志したのは、高校時代に先輩の日記を読んだのがきっかけだった。 その先輩は高校時代に骨肉腫になり、闘病しながら東京大学に進学したが若くして亡くなった。彼の苦悩を綴った日記に心を揺さぶられたのだ。 獣医や原子物理学者に関心があったが、先輩の死を通じてガンと闘うことを決意した。 目標どおり、京都大学医学部に進み、内科医となった河邊だったが、現実には無力感と焦燥感を味わう日々を送っていた。 というのも、乱暴な言い方をすれば、内科医の仕事は患者にガンの宣告をしてしまうと、それでおしまい。外科手術も化学療法も内科医の仕事ではない。 しかも河邊が内科医だった1980年代半ばからガン研究は飛躍的に進歩し、そのほとんどが実現することはなかったが、新聞には「ガンに夢の新薬」の文字が躍っていた。 大学卒業時に基礎研究に進む選択肢もあったのに、「基礎研究はま
味の素が医薬品事業を分社化 M&A攻勢で業界再編加速か 味の素は来年4月、医薬品事業を分社化し、傘下の味の素ファルマと味の素メディカを統合して、味の素製薬を設立すると発表した。 あまり知られていないが、味の素グループの医薬品事業の売上高は昨年度で約857億円もあり、業界20位の存在だ。主力商品はアミノ酸の応用からスタートした輸液や医療用食品で、これに糖尿病や骨粗鬆症向け医薬品など、消化器疾患領域と代謝性疾患領域に特化した医薬品を供給している。 2002年には鈴与グループから輸液に強い清水製薬などを買収し、今年8月には200億円を投じてプロクター・アンド・ギャンブルから骨粗鬆症向け医薬品の特許や商標を取得。地道に医薬品事業を強化してきた。 今回の新会社設立に、「食品業界勝ち組の味の素が、医薬品業界でM&Aに打って出るのではないか」との観測が早くも流れている。 というのも、医薬品業界
1980年代からバイオ医薬の研究開発に取り組み、抗体医薬開発でもリードする2社の開発担当者に今後の戦略を聞いた。【聞き手=濱條元保/柳沼倫(週刊エコノミスト編集部)】 ◇協和発酵キリン 研究開発から生産まで一貫の強み ◇花井陳雄 常務執行役員開発本部長 1981年から抗体医薬の開発に取り組んできた。効果的治療薬が少ないがん・免疫疾患領域に抗体医薬が優れた効果を持ち、副作用が少ないことは、当時から期待されていた。日米欧の有力製薬メーカーが開発に着手したが、ヒトに効果のある抗体を見つけ出したり、また、その抗体を作り出す技術が難しく、開発が進まなかった。 当社はこの28年間に独自技術を蓄積してきたことで、現在、5つの抗体が臨床試験に入り、9つが臨床試験目前の段階にある。このうち、難病とされる成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)に効く抗CCR4(CCケモカイン受容体4)ヒト化抗体(KW-0761)に
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