◆継続性、本館との連携理由 サービス低下懸念も 佐賀市教委は来年4月から、指定管理者制度で運営している佐賀市立図書館東与賀館(旧東与賀町図書館)を市営に変更する。図書館運営には継続性が必要なことや、本館との連携も欠かせないとして、契約期間満了を機に変更する。市営化で開館時間は早まり、休館日数も増える見通しで、サービス低下への懸念もある。 東与賀館は東与賀文化ホールの中にあり、合併前の旧東与賀町が2005年度から、図書館を含めたホール全体の運営をNPO法人さが市民活動サポートセンターに委託していた。3年契約で、来年3月が契約更新時期になる。 市が図書館の運営を協議する中で、「司書職員や図書充実には継続的で一貫した方針での運営が必要」「図書館運営は収益事業ではなく、指定管理者制度はなじまない」|などの意見があった。市にある5分館で、東与賀館以外は市が直営していることや、契約期限が迫っていること