地方公務員試験の結果も発表されたことでしょう。 合格された方々、おめでとうございます。 意あって及ばずの方々、残念です。 さて、数年前のことです。 非正規職員(嘱託職員)司書のひとりが、休憩時間に、ぽっとつぶやきました。 「こんなこと(学科試験)、司書になるためにどうしても必要なのかな?」 と。 心中を察して絶句。やっとのことで、 「まぁ、決まりだからさ…」 などと、当たり障りもない、慰めともそらしともつかないセリフしか出ませんでした。 その一方で、 「だから、キミは“一流の司書”にはなれないんだよね…」 このホンネを口にするには残酷すぎました。 でも、そう思ってしまったのです。 公務員試験には学科(教養)試験がつきものです。 私のときは、次のような内容でした。 人文科学(日本史・世界史・地理・文学芸術・倫理・哲学) 社会科学(政治・経済・社会) 自然科学(数学・物理・化学・生物・地学)