「Microsoft SQL Server」で発生するトラブルを「どんな方法で」「どのように」解決していくか、「SQL Serverで起こりがちなトラブル」を厳選して、具体的な対処方法を紹介していきます。第1回目の今回は「トラブルを適切に対処する考え方」を解説します。
![SQL Serverトラブルシューティング - @IT](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e9dc537e99da9fbe252d560dc8ad7bdd4067bab8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fait%2Fseries%2F3394%2Flogo.jpg)
本特集のPart1~4では、ネットワークの構成図を作図し、ネットワークの配線や基本的な構成を確認しました。Part5以降では、さらに、「ネットワークの使われ方」を調査することで、「最適なネットワークを構築する」ことを主題に話を進めていきたいと思います。 ネットワークトラフィックを理解する 皆さんのネットワークは、どのような目的で使用されているでしょうか。ファイル共有やインターネット接続、もしくは、業務用アプリケーションのサーバ/クライアント環境など、多種多様な目的で使用されていることでしょう。 ネットワークは一度構築してしまえば、このようにいろいろな目的で使用することが可能であるため、「便利だ」と感じることも多いはずです。この4?5年でLANやWANの導入が急速に進んだのも、この便利さが理由として挙げられるでしょう。そして、いまとなっては、便利さを通り越して、「なくては業務にならない」必須
pingコマンドは、ICMPのEchoプロトコルを使った、IPパケットの到達可能性を調査するコマンドであり、TCP/IPにおける最も基本的なツールの1つである(pingの基本的な使い方については関連記事参照)。これを使うことにより、大ざっぱではあるが、ネットワークの速度(帯域)を調べることも可能である。本TIPSでは、その方法について解説する。 操作方法 ●どうしてネットワークの速度をpingで測定できるのか? pingコマンドを実行すると、ICMPのEcho要求パケットが指定されたIPアドレスに送信され、通常はそのICMPパケットがそのまま相手から返送されてくる。それと同時に、パケットを送信してから返ってくるまでの所要時間が表示される。ICMPやEchoパケットの詳細については、右上の関連記事を参照していただきたい。 Windows OSのデフォルトでは、pingで送信される「データサイ
■イーサネット 最も普及しているLANの接続方式である。OSI参照モデルでは、物理層とデータリンク層を規定している…… ■インターネット 複数のコンピュータネットワークを通信プロトコルで相互接続したネットワークの総称。TCP/IPをネットワーク層として、その上でHTTPやFTPなど各種アプリケーション層のプロトコルなどが動作し、音声や動画などさまざまな情報のやり取りを実現している……
KeepAliveの設定 HTTPはステートレスプロトコルです。クライアント/サーバ間のTCP接続を永続させず、要求に応じて接続の開始/切断を行います。しかし、Webページは通常HTMLドキュメントや画像など、複数のファイルで構成されています。クライアントが1つのWebページを取得する間に、ファイルごとにTCP接続の開始/切断を行うのは大変非効率的です。そこで、KeepAliveを利用して1つの接続を使い回し、複数のリクエストに応えられるようにします。 KeepAliveの動作にかかわる重要なパラメータが以下に挙げる3つのディレクティブです。 KeepAlive 「On」にすることで、KeepAliveを有効にします。 現在使用されているWebブラウザはApacheのKeepAliveに完全に対応しているため問題はありませんが、マイナーなクライアントや古いバージョンのWebブラウザではAp
基本的には、この値はシステムの起動から終了時まで変わることはない(稼働中にメモリを追加できるホットアドオンメモリをサポートしたサーバシステムの場合は変わることがある)。 ■キャッシュ済み (6) これは、キャッシュ(SuperFetchの分も含む)として利用されているメモリ領域のサイズを表す。 キャッシュは、パフォーマンス向上のためにファイルのデータを先読みしたり、書き込み済みのデータをそのまま保持しておいて、後で再利用したりできるようにするために利用される。また実行済みのプログラムやリソース領域をすぐにクリアせずに残しておいて、プログラムの再起動を高速に行ったり、SuperFetch用の領域などとしても利用される。 キャッシュに保存されているデータやプログラムは、ディスクへのアクセスというペナルティなしに高速に利用できる。 ■利用可能 (7) これはWindows 7およびWindows
対象OS:Windows 8.1/Windows 10/Windows 11、Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016/Windows Server 2019/Windows Server 2022 Windows PCの「ルーティングテーブル」を変えたい! TCP/IPでは、IPアドレスに基づいてネットワークパケットのルーティングを行っている。このルーティング処理において重要な役割を持つのが「ルーティングテーブル」(ルートテーブル)である。 ルーティングテーブルには、宛先となるネットワークアドレス(とネットマスク)と使用するネットワークインタフェースなどを記録した情報(エントリ)が多数格納されている。 IPパケットのルーティング処理では、パケットの宛先IPアドレスがどのルーティングテーブルのエントリに合致
ロックの仕組み(その2)-オブジェクトのロックタイプ 前回「第27回 トランザクションの一貫性を保証するロック」は、トランザクションの4つの分離レベルの説明をしました。今回は、この分離レベルを実現するデータベースサーバのロック機構に触れてみましょう。実際にどのような仕組みでデータベースサーバがロック制御を行っているかを理解することで、トランザクション機能を利用した際に起こりやすい問題点を、あらかじめ予測できるようになると思います。 今回は、初めに、ロックの状態を取得するシステムストアドプロシージャ「sp_lock」の定義を若干拡張した「sp_lock_detail」ストアドプロシージャを作成しましょう。
2010/03/02 iPhoneアプリがゴールドラッシュの様相を呈した理由には、開発プラットフォーム自体の魅力のほかに、個人開発者で一攫千金を実現した例が次々と報じられたこともあるだろう。iPhoneに続いて、Androidでもそうした例が出てきたようだ。 「Android Developer Challenge 2」で3位に入賞したこともある「Car Locator」の作者、Edward Kim氏は3月1日付けのブログで、自身の成功事例を詳細に紹介している。 Car Locatorはクルマを駐車した場所で、その場所をAndroid端末に記憶させ、後でクルマを探すときに、どこに停めたかがすぐに分かるようにするアプリ。GPSや方位磁石を使ったナビゲーション、レーダービュー、マップビューができるほか、パーキングメーターの時間警告機能もあるようだ。経度緯度ではなく何階に停めたかが分からないとダ
今回のテーマ:1人でビジネスを始める Kim氏は、これまでにも定期的に売り上げを報告していて、そのたびにAndroidマーケットからの収入に満足していると書いている。Kim氏は自分がラッキーだったとも書く一方で、「もし今までにもAndroid開発を検討していたのなら、思い切って始めてみることをおすすめする。個人開発者には理想的なプラットフォームだと確信している」と書いている(@IT「個人開発のAndroidアプリで月収116万円に」) iPhoneアプリやAndroidアプリ、Webサービスなどを開発して、独立してビジネスを始めるエンジニアが増えているようです。1人でビジネスを始める際には、プログラミングスキルはもちろんのこと、業務で必要とされるものとは異なる種類の会計知識が必要です。 そこで、今回から2回にわたって、「1人ビジネス」における税務について気を付けるべき点を解説します。今回は
VPN(Virtual Private Network)とはいったい何だ 外出先などからインターネット経由で安全に社内へアクセスしたり、特定のビジネスパートナーに対して安全に情報を提供したりするニーズが高まっている。以前は、このようなニーズに対しては専用線か、Webベースでの暗号化接続を提供するSSL(Secure Sockets Layer)、メールの暗号化という方法が主に用いられた。 しかし、サービスが多様化するにつれて、利用するアプリケーションを意識することなく通信を暗号化したいというニーズが高まってきた。そうした要求に対して最も有効なソリューションが、「Virtual Private Network(VPN)」だ。 では、VPNのイメージを解説しよう。
企業がさらされている脅威と情報セキュリティポリシー ●あなたの会社はインターネットの私的利用を許可していますか? “あなたは会社のコンピュータから、仕事に関係のない趣味のホームページを見たことがありますか?” この問いには、ほぼ100%近い人がYESと答えるだろう。では、 “あなたの会社は、仕事に関係のないホームページを会社のコンピュータから閲覧することを許可していますか?” という問いに自信を持ってYESと答えられる人は一体どれくらいいるだろう。恐らく10%にも満たないのではないだろうか。ほとんどの人が、「許可はされていないが、常識の範囲なら私用しても何もいわれない」とか、「たぶん禁止されていると思うので、よくないとは思うがたまに暇になると見る」などと答えるだろう。 ホームページの閲覧だけでなく、電子メールなどを含めたインターネット利用に関しては、どこからどこまでを私用とするかの切り分け
メモリの自動チューニング機能を完全に把握しよう:SQL Server 2000 チューニング全工程(1)(1/3 ページ) 本連載ではSQL Server 2000のチューニングに関するノウハウを解説する。SQL Server 2000は自動チューニング機能を持つために、チューニングはあまり必要ないと思われがちだが、そのアーキテクチャを理解し適切にツール類を使用しなければ、本来のパフォーマンスを得られない。(編集局) SQL Serverのチューニングについて データベースの設計を終え、システムの稼働を始めたとき、エンドユーザーにとって期待していた応答時間が実現できなかった場合、システムのチューニングが必要になることがあります。設計段階で格納されるデータ量やユーザーの同時接続数、実行されるトランザクションの数などが正しく見積もられ、正規化されたテーブルに、適切なインデックスや必要に応じた非
古くから「Microsoft Officeスイート製品」の中に含まれているアプリケーションの中でも、「Access」の位置付けというのは異色である。ワープロ・ソフトである「Word」、表計算ソフトである「Excel」、プレゼンテーション・ツールである「PowerPoint」などとは違い、「Accessでできること」をひと言で表すのは非常に難しい。 製品の公式サイト上では「データベース管理プログラム」と表現されているが、その言葉が指し示すとおり、一般ユーザーが利用するものとしてはハードルが高いといえるだろう。「Accessは使ったことがない」「Accessで何をしたらよいのか分からない」といわれるのも仕方のないところである。 だが、企業のシステム管理者やSE・プログラマなど、データベースと日常的に触れ合っている場合には、Accessほど重宝するソフトもなかったりする。筆者などはWordやEx
第9回 顧客にとってのVisual Basic .NETのメリット ―― Visual Basic .NETを採用したくなる理由とは何か? ―― 株式会社ピーデー 川俣 晶 2004/07/21 うちの会社ではずっとVisual Basic 6.0でやってきました。しかし、いつまでもVisual Basic 6.0では通用しないだろう、ということで新しい言語を勉強することにしました。候補にはJavaやC#も挙がりましたが、完全に新規の言語を勉強するのは無理だろうということで、現在Visual Basic .NETを勉強しています。最初のうちは細かい違いが多く戸惑いました。しかし、ある程度のところまでなら、Visual Basic .NETで組めるという自信も出てきました。 そこで、そろそろVisual Basic .NETの案件に取り組んでみようか、という話になりました。しかし、システム開
前回は、DNSの基本的な考え方や動作について説明した。今回は、DNSという巨大な分散システムが、インターネットの中で実際にどのように運用されているのかを見てみよう。 ドメインの種類ドメインの種類 前回説明したように、ドメイン名(FQDN)とは「ドメイン・ツリー」と呼ばれるDNSの根幹そのものの書式を示している。 ところで、このトップ・レベル・ドメイン(TLD:Top Level Domain)やセカンド・レベル・ドメイン(SLD:Second Level Domain)は、だれがどのように決めて管理しているのだろうか? TLDなどを決定・運営しているのがICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)で、ドメイン名のほか、IPアドレス/ポート番号管理などを指揮する国際的な非営利法人団体である*1。すなわち、ルート・ネーム・
いきなりだが、2001年はDNS(Domain Name System)にとっては、当たり年ともいえる年だった。ニュースなどでも取り上げられているが、「日本語」や「多言語」ドメインという大きな構造変化がシステム全体に押し寄せ、ブロードバンド環境の広がりは、個人がドメインを取得して運用するための足掛かりともなった。 本連載では、ドメインの運用など、これからDNSと付き合おうとしている方々を対象に「DNSの概念や運用の考え方」を明らかにしていこう。ただし「BIND」など、DNSに関する具体的な製品の設定方法については触れない。詳しくは以下の記事もぜひ参考にしてほしい。 DNSはなぜ必要か? 最初に、「DNSとは何か」を説明するために、「なぜDNSが必要になるのか」を考えてみよう。それには、歴史的経緯から考えるのが分かりやすい。 DNSはご承知のとおり、IPアドレスとホスト名をマッピングして相互
routeコマンドは、IPパケットをルーティングするためのルーティングテーブルの内容表示と設定を行う。ルーティングテーブルは、おもにOSが管理するルーティング情報を保管したメモリテーブルだ。テーブルのエントリーが経路を表している。経路はネットワークまたはホストへ到達するために通過する必要のあるゲートウェイを表している。 ここで、ルーティングテーブルの管理とは、 ルーティングテーブルの表示と確認 ルーティングテーブルへの経路の追加、削除、変更 を意味する。 書式 ●Windowsの場合 route[ -f][ -p][ PRINT| ADD| DELETE| CHANGE[ 宛先IPアドレス][ MASK サブネットマスクアドレス[ ゲートウェイIPアドレス][ METRIC メトリック数][ IF インターフェイス名]]
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く