撮影協力/INTER-CULTURE 「プリンタ」といえば、日頃からオフィスでお世話になっている定番のIT機器。でも最近は紙とインクを使った平面印刷ではなく、PCで作った3Dデータを“立体物”として印刷できるプリンタが注目されているんだとか。「立体物」の「印刷」って、ちょっとうまく想像できないけど…? 「コンピュータによる3Dプリントはもともと『光造形』と呼ばれ、職人の手による金型を使った造形に代わる技術として80年代に誕生しました。主に工業製品の試作品や特注部品などを造るのに利用されてきましたが、05年頃から一般的なPCでもCAD(コンピュータによる設計支援システム)が扱えるようになり、アートや建築など幅広い分野で使われるようになってきたんです」と教えてくれたのは、日本における光造形のパイオニア企業、インクスの宅間健史さん。 「基本的な仕組みは、PC上で作った3Dデータを設計図として