JR大阪環状線でおなじみのオレンジ色の103系車両を模した駅ビル「ビエラ玉造」(大阪市東成区)の除幕式が17日あった。2階に保育園、1階にフィットネスジムやラーメン店などが入る。開業は18日。 JR玉造駅南改札口から約150メートル南の高架沿いに建設。全長は、本物の車両の2・5倍の約50メートル。この日午前、「運転席」を覆っていた唯一の幕が、電車の通過に合わせて外された。 保育園は病児病後児保育に対応し、4月1日開園。車両の上に広がる約150平方メートルの園庭から環状線を走る実際の車両も見える。高さ違いの窓は、ある曲のメロディーの高低を表現しており、21日、来場者にクイズとして出題し、正解すると抽選で103系車両のプラレールなどが当たる。 近くに住む主婦、辻冨美子さん(67)は「駅の施設だと一目でわかるユニークなデザインで、明るい感じがする」と話した。