国立がん研究センターの研究班は、全国3万5000人の患者のデータを基に、がん患者全体の10年生存率は、58.2%だったとする調査結果を公表しました。 その結果、がん患者全体の10年後の相対生存率は58.2%でした。 また、部位別に見ますと、胃がんでは69%、大腸がんでは69.8%で、それぞれ5年後の相対生存率と比べ、胃がんは1.9ポイント低下、大腸がんは2.3ポイント低下していました。 一方、肝臓がんの10年後の相対生存率は15.3%、乳がんは80.4%、肺がんは33.2%で、それぞれ5年後の相対生存率と比べ、肝臓がんは16.9ポイント低下、乳がんは8.3ポイント低下、肺がんは6.3ポイント低下していました。 がんの相対生存率は、これまで診断から5年後のものが発表されていますが、国内で大規模な患者のデータを基に10年後の相対生存率が公表されたのは初めてだということです。 集計を行った群馬県