鉄道ファンは車両にいろいろなあだ名を付けて呼ぶ。特徴的な姿に親しみを込めて名付け、その名前に誰もが納得して広まっていくというパターンだ。初代新幹線車両の『ダンゴ鼻』などは一般にも知られているようだけど、ほかにも意外なネーミングがある。 今回は国鉄時代に活躍した特急形車両の名前を集めた。 「ブルドッグ」 「冬休みの予定は決まったかい?」 「うん、青春18きっぷで大阪へ。ブルドッグを見てくるよ」 「え、ブルドッグなら近所の公園のドッグランによく来るけど……」 「いや……、本物の犬じゃなくて、ディーゼルカーのブルドッグだよ」 昭和のギャグマンガで怖い犬と言えばブルドッグ。あのいかめしい顔つきから、いまでも獰猛な犬だと思われているけれど、実際はとても人懐っこい性格だ。 そんな犬種の名前がついた鉄道車両は、国鉄が1960年に製造したディーゼルカー、キハ81形。キハ80系に分類される車両の先頭車で、ボ
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