▲協三工業工場内で行われた完成記念式典。1991(平成3)年以来、実に22年ぶりの新製蒸気機関車の誕生である。'13.1.27 協三工業 P:幾代 裕 クリックするとポップアップします。 2013年の今、まさかの新製蒸気機関車が誕生しました。福島の協三工業で製造されたのは栃木県でさまざまな鉄道車輌の動態保存を手掛ける那珂川清流鉄道保存会が発注した6t機。1941(昭和16)年以来、産業用小型蒸気機関車の製造を脈々と続けてきた協三工業ですが、さすがに近年は新製機の受注はなく、1991(平成3)年に千葉県内のテーマパーク向けに10t機を納入して以来、実に22年ぶりの製造となりました。 協三工業製蒸気機関車と言えば、糸魚川にあった東洋活性白土の2フィートゲージの専用線で活躍した6t機を思い起こします。1956(昭和31)年製の製造銘板を持つ同機(実際の落成は1953年10月/製番6086)は長ら