9月4日、新型『ロードスター』を、東京/モントレー/バルセロナの世界3か所のファン参加型イベントで世界初公開したマツダ。同車の商品企画などを担当した常務執行役員である藤原清志氏に話を聞くことができた。 ----:ロードスターにおいて藤原さんは、商品企画のトップということになるのでしょうか? 藤原:難しいですね。何でも屋なんですよ。コスト革新担当もあるでしょ。コストになると、モノ作りでも私が出ていかないといけない(笑)。実際にエンジンを作ったり、車両を作ったりするのは、別の常務がおりまして。それ以外の領域は、全部、お前がやれ! と。 私が、このロードスターでやったのは、どちらかというと「今は出すな!」ということですね。 ----:開発なのに「出すな」というのはどういうことですか? 藤原:経営陣には、その時々の“風”みたいなものがあるんですね。この風のときに、この企画を持って行くとツブされるの