肉食動物の場合肉食動物は獲物へ接近・攻撃・捕食する際に、四肢の先端が複数の指列に分かれていた方が便利です。指があるため、脚を伸ばすと言っても限界があります。そこで、肉食動物の走り方を観察すると、歩幅を広げるために背の曲げ伸ばしを使っているのが分かります。つまり、後ろ足で地面を蹴る時には背を丸めて力を蓄え、蹴ると同時に背を伸ばして大きく前へジャンプします。そして、前足で着地すると同時に背を丸め始め、後ろ足を着地している前足よりも前に運んで次のジャンプの準備をする…。こうすることで、足だけを動かす時よりも、一回の歩幅を飛躍的に拡げることが可能です。肉食動物では背中の屈伸が速く走るのに重要な働きをしています。
