突然の雇い止めに抗議して京大の時計台前にカフェを作った元非常勤職員らに対し、京都地裁は明け渡しを命じました。 京大の元大学院生で非常勤職員をしていた井上昌哉さん(37)と小川恭平さん(40)は今年3月に大学から雇い止めされ、時計台前に生えている大学のシンボル、クスノキの下にカフェを作り抗議していました。 大学側は不法占拠だとして立ち退きを求めて提訴。 井上さんらが今年7月、カフェを別の場所に移したため、クスノキはすでに元どおりになっていますが、判決で京都地方裁判所は「組合活動を行う場合でも土地を占有する権限がないことは明らかである。また、この土地は大学のシンボルとされるクスノキが存在しており、大学の不利益は大きい」として、クスノキの下を明け渡すよう井上さんらに命じました。 「何のために(抗議)をやってるのか事情を全く考えてもらえなかった」(小川さん) 「もともとのところ(雇い止め