首相官邸と内閣記者会(記者クラブ)が「フリーランスにも開放した」と喧伝する首相のオープン記者会見。これまで、3月26日(鳩山由紀夫前首相)と5月28日(同)、6月8日(菅直人首相)の3回開かれている。 しかし、筆者が情報公開法で入手した文書によると、第1回目の3月26日の記者会見に出席したフリーランスはわずか6人しかいないことがわかった。希望者は多数いたが、首相官邸報道室が「大手メディアの推薦状」の提出を義務づけたため、断念したとみられる。フリーランスは特定のメディアに所属していないからこそフリーランスなのであり、そのフリーランスに「大手メディアの推薦状」を要求することは、まったく意味不明で、フリーランスの中でも、大手メディアが推薦状を発行するような、“お行儀がいい”人物のみを出席させたいという意図が見てとれる。 総理会見取材記者一覧(フリーランス) 上記文書によると、フリーランスの出席者