小渕優子経済産業相の資金管理団体「未来産業研究会」が、二〇一二年までの五年間に、小渕氏の実姉の夫が経営する服飾雑貨店や、実姉のデザイン事務所(いずれも東京都内)に三十八回、計三百六十二万円を支出していたことが十六日、分かった。 いずれも、支出の目的は「品代」としか記載がなく、専門家は「政治資金を私物化していたとすれば問題だ」と指摘しており、詳細な説明を求められそうだ。 五年間の政治資金収支報告書によると、三十八回の支出はいずれも「組織活動費」の中から支出されていた。うち二回はデザイン事務所に、残る三十六回は服飾雑貨店に支出されていた。支出額が十万円を超えているものも九回あり、中でも〇九年十二月二十八日には八十五万三千九百六十五円を支出していた。 小渕氏をめぐっては、十六日発売の週刊新潮が、地元・群馬県の政治団体の収支について不適切さを指摘する記事を掲載。一〇年と一一年に支持者向けに開いた観