プロ野球巨人に関する報道で情報源と名指しされ名誉を傷つけられたとして、元球団代表の清武英利氏(64)が読売新聞グループ本社などに計2千万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。山田明裁判長は「清武氏が巨人軍の内部資料を流出させたと認められる」などとして清武氏側の請求を棄却した。 発端となったのは朝日新聞が平成24年3月に報じた巨人の新人契約金問題と、同年6月の週刊文春による原辰徳監督(56)の元暴力団員への現金1億円の支払い問題。清武氏は「内部資料を故意に持ち出した事実はない」とした上で、清武氏の関与を示した球団幹部らの発言が名誉毀(き)損(そん)にあたると訴えていた。 判決では、(1)裁判所の保全手続きで、清武氏の知人の出版社の事務所から朝日側が保有していた内部資料の一部が発見され、機密性の高い資料を持ち込めるのは清武氏以外に想定できない(2)清武氏が朝日の記者と連絡
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