本島等元長崎市長が、長崎市役所前で銃撃された事件から18日で30年、事件を風化させまいと、市民による集いが開かれました。 本島さんは、1990年1月、市議会の答弁で昭和天皇について「戦争責任があると思う」と発言し、長崎市役所前で右翼団体の男に銃撃されました。 それでも発言を撤回せず、事件から30年を経た18日、参加者は言論の自由の重さを改めてかみしめていました。 集いでは、政府を批判するメディアがバッシングの対象になるなど言論や表現をめぐってはさらに危機的な状況になってきているとの意見も出ました。 言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会 関口達夫 事務局長「我々国民がこの現状を認めない黙っておかない。抗議していく。ものの言える社会にしていく、それが今、国民に問われている」 参加した市民たちは、本島さんに思いを馳せながら、言論の自由を守る決意を新たにしているようでした。