鹿児島県警が、捜査情報を「漏洩」したとして現職の巡査長と前生活安全部長を逮捕した事件は「取材の自由」の問題に発展した。権力の暴走をチェックするジャーナリズムの真髄を実践したのは大手メディアではない福岡と札幌の記者たち。彼らに県警は圧力を加えた。 昨年11月17日のハンターの記事に掲載された刑事企画課だより。 鹿児島県警に逮捕された藤井光樹元巡査長(49歳)の情報「漏洩」は、大ニュースを生んだ。 「捜査書類の廃棄促す文書」。6月8日、『西日本新聞』が朝刊1面トップに特大の横見出しをうった。県警が昨年10月2日付の「刑事企画課だより」で、「捜査資料の管理」について、「再審や国賠請求等において、廃棄せずに保管していた捜査書類やその写しが組織的にプラスになることはありません!!」などと記し、「速やかに廃棄」するよう促していたと報じた。同紙によると、藤井元巡査長が外部に流出させたものだという。『西日
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