私は、アイロンがけが好きだ。 短時間で、洗濯物がみるみるうちに「シャッキリ」していくのは快感ですらある。掃除や洗い物は大嫌いなのに、アイロンがけだけは率先してやってしまうくらいだ。 だが、そんな私でも、アイロンを買ったのはずいぶん前のこと。気がついてみれば、大学に入る時に買って以来、十ウン年買い換えていない。 考えてみれば、家電の中でも、アイロンは原始的な構造の機械である。スチームなど、いくつかの構造をのぞけば、ヘタをすると19世紀から基本構造が変わっていないのではないか。 そんなアイロンも、昨今の白物家電の例に漏れず、高級化の波が押し寄せている。今回採り上げる、東芝の「extra LACOO(エクストラ ラクー) TA-FVX100」(以下extra LACOO)も、その1つである。価格はオープンプライスで、ヨドバシカメラでの販売価格は16,800円だ。1万円を切る製品が多いアイロンとし