従来の賃貸とも分譲とも違う「第3の選択肢」として、不動産スタートアップのMinoru(ミノル、東京・渋谷)が提案するのが、「家賃が実る家」だ。定められた期間家賃を払い続けると、土地と建物が最終的に自分のものになるサービスで、入居待ちはすでに約1万人に上る。一体、どんなビジネスモデルなのか。 働き方の多様化が進む中、大きなネックとなるのが家だ。フリーランスでは十分な収入を得ていても住宅ローン審査が通らない例も少なくない。そんな中、従来の賃貸とも分譲とも違う「第3の選択肢」を提供するのが、不動産スタートアップのMinoru(ミノル、東京・渋谷)だ。同社が提案するのは「借りながら持ち家にする」、譲渡型賃貸住宅サービス。関心は急上昇しており、入居はすでに1万人待ちの状況だ。 「お金はあるのに住宅ローンが通りづらい人たちがいる。金融機関を利用しなくてもマイホームを建てられるようにしたい」。こう語るの