経済産業省と文部科学省は30日、企業と大学の共同研究を加速するため新たな指針を公表した。研究者が大学と企業の両方に籍を置き、施設や人脈を最大限活用できるよう、大学側は人事規定を見直すべきだとした。30日に開いたイノベーション促進産学官対話会議で指針を了承した。政府は2025年度までに企業から大学への投資額を現在約1150億円から約3倍の約3500億円弱にする目標を掲げる。企業が安心して投資で
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公金で行われる研究は、政府の意図に沿うものであるべき。さらに、納税者の期待を裏切ってはならない。 日本では、このように考えられがちです。特に理工系では、その傾向が強いようです。 しかしこれは、世界の科学界の常識ではありません。 国によらず、そういうプレッシャがあるのは確かです。しかし「常識です!」と言い張れることだとは認識されていません。 なぜ、日本ではそうならないのでしょうか? どこがおかしいのでしょうか? 2月、生活保護基準に関する学会発表を行ってきました今年2月、AAAS(米国科学振興協会)年次大会で、日本の生活保護制度に関する発表を行ってきました。AAASは、約1000万人規模(関連学会を含む)の会員を持つ世界最大のNPOで、科学雑誌「Science」の発行元として有名です。 私の発表の内容は、ざっくり言えば 生活保護基準の決定がどのように行われているか生活保護基準の決定に、専門家
昨日のニュースの深読みをご覧くださった方、ありがとうございました。「敗軍の将、兵を語る」的に振り返ってみます。番組はポスドクの話に終始してしまったので、結局、なぜ自分が出ているかも良くわからない感じになってしまいました。 この件は一週間前くらいに伺って、その時の話題は中村修二さんが仰るような、日本企業の技術者の処遇についてでした。企業の技術者がNHKに出るわけにもいかないから、私が出ざるを得ないかと。 それが(おそらく)企画を練る中でポスドク悲惨話に焦点が移ったようです。 出演の前日に話題の変更を知って、中村修二さんの件とポスドクはぜんぜん違うじゃないか、と驚きました。まあ、時事問題を取り上げる放送なので、直前まで方針はころころ変わり、その一方、出演者は事前に確保しなければいけないから、こういうことも起こるのでしょう。 もしポスドクの話題になると最初からわかっていたら、出演は引き受けなかっ
ついに小保方さんがNatureに掲載された二報のSTAP細胞論文を撤回することで同意したらしい。 STAP主論文撤回へ 小保方氏同意、研究白紙に: 日本経済新聞 これでSTAP細胞の存在は白紙に戻ったわけだが、小保方さんが参加予定のSTAP細胞の再現実験の検証作業の方はどうなるのだろうか。 ところで今回の事件からは多くのことが浮き彫りとなった。一部の大学院ではきわめてずさんな博士論文審査が行われていること、一流の研究機関や研究者でも簡単に捏造疑惑の渦中に入りうること、これらの機関や研究者は問題が露呈したときのリスクマネージがうまくできず保身に走りうること、研究者と一般人との感覚が乖離していること、などなど、挙げればきりがない。 ただし、その一方で、本事件はポジティブな指針も与えてくれた。それは、研究者のキャリアパスの歩み方についての指針である。 今回、たとえ日本最高峰の研究機関であっても、
BSIなどは5年で研究室の半分がいれかわるというかなりドラスティックなことをやっていますので、悲喜こもごもは容易に想像がつきます。 (センター長の利根川さんがばりばりのアメリカ実力主義の信奉者ですから。ある意味で真面目に任期付きPI制度を運用しています。他のセンターは温情主義のなし崩しなのでBSIほど厳しくないみたいですね。) 問題は、運営委員が中間評価などで余計な口出しをして、これこれをやらないとクビと暗にほのめかすので、そのプレッシャーで発狂寸前のPIを見たことはあります。 その分野の専門家でない運営委員がテーマを決めてしまうのは最も愚かなことでしょう。その研究分野のポイントを完全に理解しているわけではないので、どうしてもおかしなことになります。 短期決戦を強いられているPIは中間評価などで、強めに指導されると、研究室継続要件を満たそうと必死になり、創造性を失いがちです。 (結局はそれ
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理研の「STAP細胞」研究をめぐる問題に関しては、私は余り興味が湧きません。一点だけ、生命倫理へのタブーの薄い日本では、こうした再生細胞の研究は今後も大いに期待されるので、その足を引っ張ることがなければいいという思いはしています。それ以外は、「起きたこと」よりも、「伝えられ方」の方が「事件」であるし「問題だ」という見方をせざるを得ません。 その「伝えられ方」の中で、一点だけどうしても我慢のならないことがあります。それは、論文に「コピペ」が横行しているのはケシカランという報道が余りに加熱しているために、まるで「コピペがゼロ」の、つまり「100%オリジナルな論文」が理想であるかのようなイメージが拡散していることです。 これは大変な間違いです。学術論文(リサーチ・ペーパー)は文学作品ではありません。100%オリジナルなどというものは、評価の対象にすらならないのです。 余りにも基本的なことなので、
Natureに掲載された2編の小保方論文を、そこそこ詳細に、「抄読会でプレゼンする」ぐらいのレベルで読んで気づく違和感は下記のとおりである。 1) FACSのゲートが不適切で、漏れを検出している 2) 蛍光顕微鏡によるGFPの検出で、ネガコンの細胞に赤いフィルタを使っている 3) 免疫染色の抗体が不適切(複数) 4) 奇形腫の写真がどう見ても成体マウスの正常組織 (次点で、HE写真と免疫染色写真に対応がない) 以上は理研の調査委員会で争点になっておらず、またいずれの会見でも取り上げられていない。 さらに会見の資料には明らにおかしい点が1つある。 5) たかが3,000 bpの電気泳動をパルスフィールドで行ったと主張 (普通なら30分で終わる実験をオーバーナイトでやってんの?) これらの怪しい点は、仮にデータを捏造するにしてもあまりに場当たり的な印象を与える。少なくとも仮に平均的な能力を持っ
ここ30年で、大学の研究環境は大きく変わった。 生物板に 昔話 が書いてあったので、拾ってきた。 STAP細胞の懐疑点 PART109スレッドより。 208 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/13(木) 21:32:32.10 おまえらまだ Fig.3のグラフとのFig.10のEctodermのNeuronが残ってるぞ この2つが全然見つからない Fig.3はたぶんPDF化されてないから探すの苦労 402 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/13(木) 21:49:58.69 Fig.3の中に書いてある、細胞のサイズの範囲を示しているらしき「R1」などの説明って、D論の本文中にあるんでしょうか? どなたか確認・検証お願いします。 459 :名無しゲノムのクローンさん:2014/03/13(木) 21:56:14.60 >>402 ない。チェック済み 471 :名無しゲ
博士とってすぐの研究者が常識を変えるかのような論文をnatureに出したことに凹み、 Bigラボじゃないから論文がなかなか通らなかった、とか言いながら、Authorに入っている面々見て、充分有名どころ入ってんじゃないか、やっぱ有名人がいないといい研究なんて難しいのか、とか思って凹み、 キャッチーなところだけで本質が流れない報道に凹み、 "若い"、"女性"であったことからのたぶん近い業界からの妬み書き込みに凹み、 徐々に明らかになる論文の怪しさに凹み。 あぁ、結局最初っから何も無かったんだ。 なんか、全く関係ないのに凹みっぱなしっすわ。
スマホカメラ全盛の中、ゲオが「5478円のコンデジ」を投入したワケ (2024年01月15日) ゲオの5478円激安コンデジを使ってみた 「渋くて素直」な仕上がりが楽しい? (2023年12月10日) iOS 17の日記作成アプリ「ジャーナル」を使ってみた まだ機能は限定的? (2023年12月25日) IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【1月16日最新版】 スマホが110円から、1万円以上の還元もあり (2024年01月16日) 寒い日にスマホで「やってはいけないこと」 バッテリーが劣化するリスクも (2024年01月17日) AppleがiPhoneの「RCS」採用を決めたワケ それでも“フキダシの色”は変わらない? (2024年01月14日) モトローラ日本法人新社長の仲田正一氏を直撃 “ドコモ時代の知見”を生かし、キャリアビジネス拡大を狙
研究者やってます。 流れ着いて田舎にきました。 なんとかパーマネントはゲットしたけど、研究よりも教育でしょ!みたいな主張が幅をきかせてるし、 研究費もほとんどないようなところだった。 安定したポジションで、ゆっくり研究して、みたいな生活に憧れてたけど、なんかこれが一生続くんだなと 思うとうっすら恐怖を覚えてきた。 これって研究者のポジションなんだろうか。 研究もできるポジションなだけな気がする。 できれば故郷に帰りたい。 こんななんのゆかりもない田舎で年をとっていくのはこわい。 でも、いまの研究者の現状を考えると、これでも幸せなんだよな、とも思う。 ポスドクに戻ったって、どうなるもんでもないだろう。 ポスドクに戻れば、涙が出るほどパーマネントに憧れるんだろうし。 ああ、どうしたもんかな。無い物ねだりなのかな。
60代女性です。 研究者の娘が心配です。 娘は35歳、結婚するならぎりぎりの年齢です。容姿は普通で、特に美人でもなんでもありません。 娘はヨーロッパの有名大学院を出ております。日本では、旧帝大の修士を取りました。ですが、専門が文系なため、あまり仕事に需要がありません。 現在娘は、高校と塾、大学の非常勤のかけもちしかしておらず、年収は150万円程度です。実家暮しで、食費は入れてくれ、家事もけっこうしてくれます。 でも、土日は家で論文を書いているだけ。たまに出かけても、学会に行くだけです。友人も少ないようです。夫の年金と合わせてなんとか生活をしているのですが、娘をこのまま家に住ませておくのはよくないような気がしています。 といっても、家には義父(娘にとっては祖父)(95歳)がおり、介護とまではいかないものの、世話は相当手間がかかり、娘がいないと私達夫婦も手が回りません。 このまま、娘は独身なの
以前、モービル社 CM で「-40℃の世界では、バナナで釘が打てます」というのがありました。 その温度ではバラの花も砕けてしまうが、モービルのオイルはその温度でもサラサラだよー、という内容でしたね。 で、バナナで釘を打つ試みはその後、多くの研究者によって追試されている(大学の一日体験入学でよく出てきます)のですが、なかなかうまく行った話を聞きません。 そこで今回、釘を打つのにもっとも適したバナナ温度を調査検討してみました。 室温 バナナに釘が刺さって終了。当然ですね。 -40℃ 低温冷却機でメタノールをこの温度まで冷やし、これにバナナをドブ漬け。 この温度ではバナナはカチカチになります。 打てる!打てるぞ!古文書にあった通りだ! -78℃ ドライアイス-アセトンバスでドブ漬け。 カチカチというよりキンキン。叩くと金属音がします。 打ち込むことはできるんですが、バナナの表面の皮が硬く凍ってい
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