北海道函館市の国特別史跡「五稜郭跡」のライトアップが1日、始まった。約2千個の電球の光で全長約1・8キロの星形の堀が照らし出され、観光客らが歓声を上げた。 夫婦で訪れていた名古屋市天白区の主婦梶川富子さん(68)は「幕末史の舞台になった五稜郭がきれいに照らされていて感動した」と笑顔を浮かべた。ライトアップは来年2月末まで。 実行委員会によると、昨年は冬場の電力不足に配慮して中止したが、市民や観光客からの要望が強かったことを受け再開した。点灯時間を午後5時~9時と例年より1時間短縮し、電球の数を減らして節電に取り組む。