JR北海道は、去年、開業した北海道新幹線の平成28年度の収支を初めて発表し、開業前の見込んでいた水準とほぼ同じの54億円の赤字となりました。 JR北海道が発表した平成28年度の北海道新幹線、新青森・新函館北斗間の収支は、運賃などの収入が116億円だったのに対して車両や設備の修繕などに170億円の費用がかかり、54億円の赤字となりました。 開業前の試算では、開業初年度の赤字額は52億円でした。 JRとしては、北海道新幹線の駅に近い函館と札幌とを結ぶ特急列車の利用を増やして赤字分を補いたい考えです。 ただ、開業2年目となる今年度は、9月までの半年間で利用客が昨年度の同じ時期より25パーセント減っていて、開業効果が落ち着いたあと、どう利用促進を図るかが課題となりそうです。 JR北海道の小山俊幸専務は、7日の会見で、「大変厳しい状況だ。 インターネットの割引予約や、旅行商品の販売を通して少しでも収
函館タクシー(函館市日乃出町、岩塚晃一社長)は7日、乗客に道南の季節の香りを楽しんでもらおうと、所有する中・小型タクシー車両計85台に、北斗市特産の果実「マルメロ」を置くサービスを始めた。今月末まで。 マルメロは黄色の果実で爽やかな甘い香りが特徴。北斗市(旧大野町)では30年ほど前から栽培しており、毎年秋に収穫される。 同社は10年ほど前から、地元産品を地域住民や観光客に知ってもらおうと、毎年秋にマルメロを3個ほど車内に置き、乗客を香りでもてなしている。 同社運行管理者の田名部禎二さんは「女性客を中心にとても評判が良い。この時期だけの香りを楽しんでもらいたい」と話している。 その他の新着ニュース 生産性向上や魚種転換支援 函館市、イカ不漁長期化で新制度創設へ...2018/1/1 今年の道南首長選 北斗は選挙戦か 七飯は2氏激突...2018/1/1 ひと足早く〝初詣〟 大晦日の亀田八幡宮
全国で漁獲量が厳しく管理されている「クロマグロ」について、道南の松前さくら漁協に所属する小型漁船47隻が先月、国からの承認を受けないまま漁を行っていたため監督する道は今月に国と今後の対応について協議することにしています。 道によりますと道南の松前さくら漁協所属の複数の小型漁船が国からの承認を受けないままクロマグロ漁を行っているとの情報が先月に道へ寄せられ、調査した結果、ことしに入って1トン未満の小型漁船47隻が未承認のまま漁を行い、およそ13トンのクロマグロを水揚げしていたことが確認されたということです。 1トン未満の小型漁船によるクロマグロ漁は資源量を管理するため平成26年から国の承認が必要となりましたが、漁協が把握しておらず漁業者への指導を怠っていました。 こうした状況を受けて道は担当者を水産庁に派遣して、クロマグロなどの資源漁を管理する委員会に経過を説明したうえで松前さくら漁協に対す
砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷が函館市の小学校に贈られ、子どもたちは太古にできた氷に触ったり、閉じ込められた気泡がはじける音に耳を澄ませたりしていました。 この南極の氷は海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」の乗員が昭和基地近くの氷山から切り出して、ことし4月に日本に持ち帰ったもので、7日に函館市の北日吉小学校に贈られました。 氷は2万年から4万年前、南極に降り積もった雪が圧縮されて出来たとされ、当時の空気が細かな気泡となって閉じ込められて白っぽくなっているのが特徴です。 集まった児童たちは興味深そうに氷に触ったり氷が入ったコップに耳をつけ、太古の空気がパチパチとはじける音に耳を澄ませたりしていました。 参加した5年の男子児童は「氷から聞いたことのない音がして、びっくりしました。自衛隊員になって南極に行ってみたいと思いました」と話していました。 自衛隊函館地方協力本部松前地域事務所の佐藤嘉康
JR北海道は7日、2016年度の線区別収支状況を発表した。北海道新幹線(新函館北斗~新青森間)は54億600万円の赤字となり、同社が15年12月に公表した16~18年度平均の単年度収支想定より赤字額が6億円超過した。 営業収益は116億5300万円、16年度から3年間の平均収支想定から5億5300万円上回ってはいるが、開業1年目としては厳しい数字。 16年度の利用者数は226万3000人で、在来線と新幹線を合わせた前年度実績と比べて、1・6倍の増加となった。一方で、旅行商品や訪日外国人向けの定額乗り放題パスなどの割引によって単価が下がり、収益が伸びなかったとみられる。 営業費用は170億5900万円で、3年間の平均想定を10億5900万円オーバー。青函トンネル内の排水ポンプの電力費や高圧ケーブルなど老朽化設備の維持更新費、貨物列車と共用走行するための三線軌条の維持コスト、短区間開業による割
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