北海道で発生した事件の容疑者が北海道新幹線を利用して青森県に逃走したという想定で、警察が連携の手順を確認する合同訓練が青森市で行われました。 この訓練は、青森県警察本部と北海道警察本部が毎年行っているもので、ことしは函館中央警察署が管轄する地域で人を刺した男が、凶器の包丁を持ったまま新幹線に乗って逃走したという想定で行われました。 新青森駅のホームには青森県警の警察官14人が配備につき、道警から受けた容疑者の服装などの情報をもとに新幹線から降りてくる男を見つけました。 そして、職務質問をしたところ、男は包丁を取り出して暴れようとしましたが、「さすまた」を使って取り押さえるなどして一連の逮捕の手順を確認していました。 青森県警察本部通信指令課の黒滝和代通信指令長は、「犯人の情報を素早く北海道警と共有できた。 こうした訓練を重ねることで有事の際にいち早く犯人を確保できるよう努めていく」と話して