滝口敬二鉄道局長(左)に、相次ぐ特急の出火事故の再発防止策を提出するJR北海道の小山俊幸常務=19日午後、国交省 特急の出火事故が相次いでいることを受け、JR北海道は19日、車両の整備体制に欠陥があったとして、整備に余裕を持たせるため、列車の編成車両数の削減や運休を検討するなどとした再発防止策を取りまとめ、国土交通省に報告した。 鉄道会社が整備体制の欠陥を認め、編成車両数を減らすことは異例。原因解明が進まないための“苦肉の策”だが、運休が長期化する恐れもあり、利用客に大きな影響が及ぶことは必至だ。 国交省を訪れた同社の小山俊幸常務が滝口敬二鉄道局長に報告した。11日に野島誠社長が鶴保庸介副大臣に口頭注意を受けたため取りまとめた。 札幌市の本社で記者会見した野島社長は「お客さまにご心配、ご迷惑をかけていることをあらためておわび申し上げる」と謝罪した。同社は北海道にも再発防止策を報告した。 同