函館どつく函館造船所(函館市)で13日、今年最後となる新造貨物船の進水式が行われ、市民や観光客ら約300人が門出を祝った。 船は全長約180メートル、幅約30メートルで、重量約2万トン。木材やコンテナなど約3万4000トンを積載できる中型貨物船。パナマの海運会社が発注し、「レミー エンタープライズ」号と名付けられた。 函館どつくによると、100年以上続く会社の歴史の中で、進水式は901回目。サイレンとともにロープが切断されると、巨大な船体が「ゴゴゴー」と轟音(ごうおん)を立ててゆっくりと動き出し、函館湾に浮かぶと観衆から拍手が湧いた。 船は今後、内装工事などを終えて来年1月、海運会社に引き渡される。 進水式を初めて見たという函館市の湊賢一さん(79)は「函館で造られた船が世界中の海に出て行くと思うと、感動的だった」と目を細めていた。
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