遅ればせながらビデオに録っておいた話題のドラマ、「半沢直樹」を一気に観た。 面白かった。人気が出たのもよくわかる。最終回、主人公の半沢営業第二部次長が、常務取締役の不正を銀行の取締役会で暴く。その台詞に考えさせられた。 その朝、東京新聞の「原発事故賠償 備え不足」という記事を読んだばかりだったしね。 福島第一原発事故で賠償や除染の事業費は、少なくとも5兆円かかることがわかった。でも、電力会社が備えているのは、一原発当たり上限1200億円の保険のみ。 2011年8月、国会で原子力損害賠償法を「1年をめどに見直す」と決議したけど、期限を過ぎてもほとんど検討が進んでいない。なのに電力各社は再稼働申請をしている。住民は不安だ――という記事だ。 今から「半沢直樹」の最終回の主人公の台詞を書くから、「銀行」を「国」、もしくは「電力会社」に置き換えて読んでみてよ。 「『銀行』は決して潰れてはならない。私
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