「アベノミクスが続けば、戦後、日本の反映と安定を支えてきた『中間層』が没落し、日本の国力を急速に失わせることになる」と指摘する中原氏 異次元の金融緩和で市場に大量の資金を投入することで、デフレからの脱却と円高是正を図り、日本経済を一気に立て直そうという通称“アベノミクス”がスタートしてから約2年半が過ぎた。 その結果、円は大幅に下落し、日経平均株価は安倍政権成立前の2倍近い2万円前後まで高騰(こうとう)したが、「株を持っている人は儲(もう)かったかもしれないけど、それ以外の人には景気回復の実感があまりない……」というのが正直なところだろう。 日本経済はどこに向かっているのか? そんな日本の未来を、格差大国アメリカがたどった道と重ねながら「21世紀型のインフレ」というキーワードで読み解くのが『格差大国アメリカを追う日本のゆくえ』だ。著者の中原圭介氏に聞いた。 ―「アベノミクス」に対する厳しい
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