オークションサイト「ビッダーズ」を運営するディー・エヌ・エーの南場智子社長。大手コンサルでキャリアを積んだ後起業し、上場を果たした。そんな南場氏にも「仕事が全くわからなかった」時代があったという。仕事への考え方の転機はどこにあったか?(聞き手は弊社社長 田中良和) 南場 智子(なんば ともこ)氏 プロフィール 1962年生まれ。1986年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社。ハーバード大学でMBA取得後、マッキンゼーパートナー(役員)就任。1999年株式会社ディー・エヌ・エー設立、代表取締役に就任。現在は内閣規制改革・民間開放推進会議委員も務める。 就職活動はまったくせず 田中:南場さんの経歴で興味深いのは、外資系の大手コンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)でパートナー(共同経営者)にまで上り詰められたあと、オークションサイト「ビ
「面白くない」「よく分からん」――ディー・エヌ・エー(DeNA)の稼ぎ頭となっているソーシャルゲーム「怪盗ロワイヤル」開発中、社内で散々な評価を受けたという。改善を重ね、公開してすぐ大ヒット。今も盛り上がり続け、DeNAの屋台骨を支える柱の1つになっている。 ユーザーを引き付けるためには「ゲームの本質を最初の5分で見せる」、課金率を高めるには「適切な位置に人参をぶら下げる」など、開発・運用で培ってきたヒットのノウハウを、DeNAの大塚剛司プラットフォーム統括部長が9月2日、ゲーム開発者向けイベント「CEDEC 2010」で明かした。 ●「ほとんどゲームに触ってこなかった」が…… 怪盗ロワイヤルは、プレイヤーが怪盗団のリーダーとなり、ほかのユーザーにバトルを仕掛けて、お宝を盗むゲーム。バトルに勝つためには、ミッションを実行し、レベルを上げる必要がある。 昨年10月にモバゲータウンで正
ディー・エヌ・エー(DeNA)とヤフーは4月27日、PC向けソーシャルゲームで業務提携し、PCサイト「Yahoo!モバゲー」を今年晩夏にスタートすると発表した。DeNAのモバイル向けソーシャルゲームプラットフォームと、Yahoo!JAPANのPC上の集客力を組み合わせ、「mixiアプリ」を超えるソーシャルゲーム基盤を構築する狙いだ。 Yahoo!モバゲーは、PC向けゲームポータル「Yahoo!ゲーム」のメインコンテンツとしてオープン。利用にはモバゲータウンのIDとYahoo!ID双方が必要だ。モバゲーのゲーム機能のPC版というイメージで、まずはモバゲーで人気のゲームを移植し、モバゲーのソーシャルグラフ(友人関係)をそのまま引き継いで遊べるようにする。 「モバゲーAPI」を活用したオープンプラットフォームを採用。外部のソーシャルゲームプロバイダーからも広くゲームを募る。ゲームプロバイダーは、
SNS「GREE」向けアプリケーションを外部開発者が制作できる「GREE Platform」が3月1日、始動した。グリーの田中良和社長は、先行するミクシィの「mixiアプリ」、ディー・エヌ・エー(DeNA)の「モバゲーAPI」にはない強みをアピールする。 GREE PlatformはOpenSocialベースで、当初は携帯電話向けゲームでスタート。アプリ制作・運用体制などを審査した上で、まずは数十社のパートナー企業を選定し、ゲームを制作してもらう。課金・広告収入の7割が、パートナー企業に渡るスキームだ。プラットフォームは順次、PCサイトや個人開発者に開放するほか、ゲーム以外のアプリにも広げていく。 強みは「経験」 約3年にわたるソーシャルゲーム開発や運用の経験をパートナー企業に提供できる点が、DeNAやミクシィにない強みという。 ソーシャルゲームには、ユーザー同士のコミュニケーションを誘発
ディー・エヌ・エー(DeNA)は1月27日、モバイルポータルサイト「モバゲータウン」において、モバゲーオープンプラットフォームを活用した先行開発パートナーのゲームを公開した。全40社、92タイトルが用意されている。 ジャンル別では、「育成・シミュレーション」が33タイトル、「学習・クイズ」が11タイトル、「ロールプレイングゲーム」が9タイトル、「アクション・シューティング」が9タイトル、「パズル」が6タイトル、「スポーツ・レース」が5タイトル、「ボード・カード」が3タイトル、「アドベンチャー」が2タイトル、「ギャンブル」が1タイトル、その他13タイトルがある。 DeNAは2009年11月より先行開発パートナーに対してゲームAPIを公開していた。2月上旬には先行開発パートナーを200社にまで拡大し、3月上旬には一般開放する予定だ。 27日時点でのオープンゲーム提供企業は、ECナビ、ixen、
2009年11月12日、13日の2日間、宮崎県宮崎市のシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで開催された「Infinity Ventures Summit 2009 Fall」。国内外のITベンチャー企業が集うイベントだが、今年のセッションは「ソーシャルメディア」一色。それもそのはず、いま、ソーシャルメディアは大きな変革期を迎えているからだ。 国内最大の会員数を誇る「mixi」を運営するミクシィは2009年8月、外部企業や個人がアプリケーションを開発してmixi上で提供できるサービス「mixiアプリ」を本格稼働。国内大手SNSとしては初めてオープン化に踏み切った。多数のディベロッパーがmixiアプリに参入し、開発者登録をしている企業・個人の数は約1万2000アカウントにも及ぶ。 その効果たるや絶大だ。ケータイ版mixiへユーザーが移行した影響で減少傾向にあったパソコン版mixiのPV(ペ
サービス・プロバイダにとって,サードパーティ開発者との関係構築は自社サービス開発上の極めて重要な要素となってきている。APIの公開やサンドボックスの提供などの開発環境のオープン化は,自社サービスに開発者を巻き込むために欠かせない要素だ。そうすることで多くの開発者を巻き込み,サードパーティ発の優れたアプリケーションを自社サービスに組み込むことを狙う。 (日経コミュニケーション編集部) 現在サービス・プロバイダにとって,サードパーティ開発者との関係構築は自社サービス開発上の極めて重要な要素となってきている。 周知の通り,API(application program interface)の公開やサンドボックスの提供などの開発環境のオープン化は,自社サービスに開発者を巻き込むために欠かせない要素だ。サービス・プロバイダは,開発プラットフォームと呼ばれるアプリ開発のための環境を整備し,ある程度の自
生きのいい珊瑚に蝟集する熱帯魚のように金融機関や投資家が我先にとネットベンチャーに群がる時代は、とうに過去のものとなった。 よほどの将来性と堅実なビジネスモデルがなければ、証券会社はおいそれと上場の主幹事を引き受けてくれない。上場できたとして、ネットバブル崩壊とライブドア事件を経た投資家の目は相当に厳しい。 しかしこの逆風下で、グリーだけは威勢がいい。主に携帯電話向けにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)とゲームを提供するサイト「GREE」を運営する、創業5年目のベンチャーだ。 グリーが東証マザーズにデビューしたのは、世界中の市場が金融危機の影響で冷え込んでいた2008年12月のこと。それでも、公募価格を大きく上回る初値が付いた。その後、株価は右肩上がりの曲線を描きながら、今年9月末には上場来高値の5330円に至った。 10月23日時点の株価は4940円。それでも上場時の倍の水
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く