富士通は、周囲の音の特徴を光と振動の強さで伝えるヘアクリップ型のウエアラブルデバイス「Ontenna(オンテナ)」を「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4日~7日 幕張メッセ)で出展した。聴覚障害を持つ人が髪の毛に付けることで、背後から近づく車のエンジン音に気付いたり、楽器や動物の鳴き声などの音のパターンを体感したりできる。
富士通は、周囲の音の特徴を光と振動の強さで伝えるヘアクリップ型のウエアラブルデバイス「Ontenna(オンテナ)」を「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4日~7日 幕張メッセ)で出展した。聴覚障害を持つ人が髪の毛に付けることで、背後から近づく車のエンジン音に気付いたり、楽器や動物の鳴き声などの音のパターンを体感したりできる。
「うーん、この文字は僕には見えないな」「画面が切り替わったかどうか、これじゃあ分からない」。スマートフォンアプリの使いにくさを、容赦なく指摘するユーザー。その様子を、隣で真剣に見つめる開発者――。 2016年9月28日、スマートフォンアプリのユーザーテストを公開型で実施するイベントが、東京・千代田区のヤフー本社で開催された。テストの実施者を務めたのは、視覚障害を持つ二人のユーザーだ。 年齢や障害の有無などにかかわらず誰もが必要な情報にアクセスできるようにする、いわゆるアクセシビリティを高めるための取り組みは、Webサイトを中心にある程度進んでいる(関連記事:障害者差別解消法で求められるWebアクセシビリティ)。だが、Webサイトと比べればスマートフォンアプリのアクセシビリティ確保は遅れている。視覚障害者が実際にアプリを試用することで、スマートフォンアプリならではの課題が浮かび上がった。 ど
Case: Audio MakeUp WHO(世界保険機関)によると、視覚障害者のうち女性が占める割合は約3分の2。彼女たちが自尊心を持って生活するには、自立して自分のことは自分でできるようになることが必要です。 世界的な人気化粧品ブランドのメイベイリンは、目が不自由な人たちが自分でメイクをできるよう、音声を使ってメイクの仕方を教えるプロジェクト『Audio MakeUp(音声によるメイクアップレッスン)』を開始しました。 本プロジェクトの特設サイトは、視力障害のレベルには個人差があるため、サイトの構造やレイアウトは幅広い視力の人が活用できるよう工夫して設計されています。 白と黒の2色をベースに、ポイントとして濃いピンクが使われている非常にシンプルなデザインで、文字の大きさは左上のボタンで変更可能です。 レッスンの数は全部で19。「ファンデーション」「アイシャドー」「リップ」など、それぞれ
最先端のロボット工学技術を駆使して障害者が競技に挑む初の国際大会「サイバスロン」が8日、スイスで開催される。県内から「電動車いす」部門に和歌山大チームが出場。車いすに乗って操作するパイロットは、北京パラリンピック車いす陸上の金メダリスト、伊藤智也さんが務める。 大会は、義手や義足、パワードスーツなど6種目で、同大チームは電動車いす部門に参加。同部門には、11カ国12チームが参加する予定という。階段やスロープ、スラロームなど6種類のコースが設定され、精度や速さが競われる。 出場するのは、システム工学部の中嶋秀朗教授と学生らの研究チーム。チームが約1年間かけて開発した電動車いす「PType-WA」を使用する。アルミ製で軽量化され、重さは約80キロ。4つの車輪は別々に動き、車体の傾きを測定するセンサーで座面を水平に保ちながら段差を乗り越えることができる。 先月末には、和歌山市栄谷の同大で、デモン
検索アプリのイメージ画面。中央が現在地で、エスカレーターや多機能トイレの位置が表示される。点線は目的地への経路=国土交通省提供 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、国土交通省は競技会場の最寄り駅から会場への移動経路を検索できるスマートフォン用アプリづくりに乗り出す。エレベーターや多機能トイレといった「バリアフリー情報」を反映させるのが特徴で、屋内でもカーナビのように現在地を表示しながら誘導する。訪日外国人や障害者に便利なツールになりそうだ。【内橋寿明】
これまで、おもてなしガイドはアナウンスなどの聴覚的な情報を多数の業界各社と協力して多言語化・文字化してきた。一方、QR Translatorは多数の自治体の看板や民間企業の製品パッケージなどの視覚的な情報を多言語化している。 両者が提携することで、それぞれが得意とする領域を補完した展開を可能とし、言語や聴力の壁を越えて、多様な情報を伝達できる統一的なソリューションの構築を進めていくとしている。 取り組みの第1弾として、おもてなしガイドのアプリから対応するQRコードを読み取ると、印刷物や看板などの内容を多言語の文字で表示できる機能を追加する。また、今後はおもてなしガイドの多言語コンテンツとの連携や管理を容易にできるような仕組みの構築を検討している。 ヤマハでは今回の連携を皮切りに、おもてなしガイドと多様なサービスやアプリケーションとの連携を図り、利便性の高いシステムを構築していくことで「音の
日本盲導犬協会(東京)は、視覚障害者や聴覚障害者の歩行をサポートするため、障害物との距離を測定する福祉機器の開発をメーカーと進めている。すでに試作機は完成しており、早ければ来年4月にも発売する予定だ。 開発中の福祉機器は、壁や道路との距離を知らせる「ソナー(仮称)」で、マイクロ波を発信して2メートル以内にある物を感知し、視覚障害者に音と振動で知らせる。 また、視覚障害者が周囲の人に自分の存在を知らせる「レーザーライト(仮称)」も開発中だ。レーザー光線を出したり、点滅して周囲の人の注意を喚起。衝突を避けてもらう。水平より上に向けるとレーザー光線は消える仕組みで危険性を抑えてあるという。 視覚障害者にとって歩行時は盲導犬や白杖が頼りだが、「(危険回避には)限界がある」(同協会)といい、実際に障害者が歩行訓練して得た経験を基に考え出された。 同協会で盲導犬育成統括責任者を務める多和田悟理事(63
視覚障害者にとって、食品の原材料や賞味期限の確認、新しい場所への道順など、日常の些細なづまづきを簡単に解決できれば、ストレスはかなり軽減されるだろう。 そんな視覚障害者の人びとと、数分、いや数十秒でも自分のちょっとした時間を使って彼らを助けたいボランティアとをつなぐアプリを、デンマークのスタートアップが開発した。 スマホカメラで視覚障害者の「目」になる デンマークの首都、コペンハーゲン拠点のスタートアップが提供する「Be My Eyes」は、スマホアプリで視覚障害者とボランティアのヘルパーを結ぶサービスだ。人工知能の世界的権威、レイ・カーツワイル氏が創設したシンギュラリティ大学のアクセラレータープログラム「SU Labs」から生まれた。 視覚障害者がアプリで助けを求めると、Be My Eyesに登録済みのボランティアに通知が送られる。ボランティアがリクエストを承認すると、アプリ内でライブビ
神戸市消防局は1日、聴覚・言語障害のある人がスマートフォンや携帯電話のインターネット機能を利用して、119番できる「NET119番通報システム」の運用を始めた。 同市消防局では平成24年以降、スマホや携帯電話のネット機能を使った通報システム「Web119番」を導入。今回は一部機能を向上させ、新システムとして運用を開始した。 「NET119番」を利用するには、専用アプリのダウンロードが必要。アプリを起動し、救急、火事、その他のいずれかを選んだ後、自宅か現在地を選択して通報する仕組みになっている。市消防局が通報を受け付けると、チャット画面に切り替わり、詳しい状況を伝えられる。 このほか、旅行先など神戸市外から通報した場合、通報場所の自治体が「NET119番」を導入していれば、最寄りの消防本部に通報が入る。導入していない場合は登録している神戸市消防局に連絡が入り、現地の消防本部に出動を依頼すると
ついに「ロボットスーツ」の保険診療が始まった。ロボットスーツで難病を保険治療国立新潟病院と国立徳島病院で今月、ロボットスーツ「HAL®医療用下肢タイプ」を利用した難病患者の保険治療が始まった。下腿と足の筋萎縮と感覚低下を起こす10代の女性や四肢の筋力低下や筋萎縮や球麻痺を起こす50代男性など神経・筋難病患者の治療にHALを活用する。装着者の意思に従って動くロボットスーツ「HAL」は緩徐進行性の神経・筋疾患の進行抑制治療を目的とする世界初の装着型ロボット治療機器。 装着者が体を動かそうとした時に発生する微弱な生体電位信号を皮膚から検出してパワーユニットを駆動し、装着者の動作意思に沿った動作が実現する。今まで治療法がなかった疾患を治療HALを使った治療について、国立新潟病院の副院長は次のようにコメント。
勝又清和六段協力 視覚障害者移動支援×将棋イベント「AR巨人将棋」を開催します。 ―社会技術研究開発センター(JST RISTEX)の研究プロジェクト ゲームイベント型実証実験― 社会技術研究開発センター(JST RISTEX)の研究プロジェクト「多世代共創による視覚障害者移動支援システムの開発」の一環として、巨大な将棋盤の上をプレイヤーが歩き回り「詰将棋」を解くゲームイベント型実証実験を実施します。移動を支援する位置情報技術や、AR(拡張現実)技術を組み合わせることで、視覚障害があっても、位置情報や音声情報を頼りに詰め将棋をプレイできるというものです。 日時 2016年9月3日(土) 会場 静岡グランシップ 展示ギャラリー1 参加者 視覚障害者オンライン将棋同好会のメンバーのうち、 協力を申出てくれた方11名 詳細 http://ir.u-shizuoka-ken.ac.jp/ishik
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