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ブックマーク / www.kaikou.city.yokohama.jp (9)

  • 館報「開港のひろば」第140号 横浜開港資料館

    展示余話 綱島温泉の痕跡 -ラヂウム霊泉湧出記念碑- 港北区の綱島地域はかつて東京や横浜の「奥座敷」と呼ばれた温泉街であった。東急東横線綱島駅の西側と東側、そして鶴見川を越えた樽町には、温泉旅館が建ち並び、多くの人で賑わっていた。しかし、高度経済成長期以降、人々の娯楽が多様化するなか、温泉街は次第に衰退、旅館は商業施設と集合住宅を兼ねた高層建築物へと姿を変えていった。綱島は京浜の奥座敷からベッドタウンへと変貌していったのである。 だが、綱島駅の周辺には、温泉旅館に使用していた建物が残っているほか、高層建築物にも温泉旅館の名前を継承したものが存在する。また、大綱橋の南側、綱島街道の三叉路には、1933(昭和8)年3月に建立された「ラヂウム霊泉湧出記念碑」があり、かつてそこに温泉があったことを示している。 この石碑については、大倉精神文化研究所の平井誠二氏が『わがまち港北』(2009年)に詳し

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    schrift 2019/11/10
  • 館報「開港のひろば」第141号 横浜開港資料館

    展示余話 明治初頭横浜の印刷物と活字 横浜毎日新聞受取証 『横浜毎日新聞』は、明治3年12月8日(1871年1月28日)付で、横浜活版社から創刊された、日で最初の近代的な日刊日語新聞である。洋紙に活版で両面に印刷されており、従来の整版による冊子型の新聞とは、体裁を一新するものであった。『横浜市史稿 風俗編』には、刊行に到る経緯を、当時の神奈川県令井関盛艮が、邦文新聞の発行を主唱し、明治3年12月、横浜活版社が創設され、編集を神奈川運上所翻訳官子安峻(こやす たかし) が、印刷は長崎で木昌造の元で活版印刷の事業に従事していた陽其二と上原鶴寿が担当したとしている。前述した桜井氏の研究によると、創刊当時は木活字が使われ、564号(明治5年9月26日付)から平野富二の長崎新塾東京出張活版製造所製の三号楷書鋳造活字が使われ始め、624号(明治6年1月4日付)からは、木活字を廃し和様ひらがなの鋳

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    schrift 2019/02/22
    “桜井氏は、「陽其二が、本木昌造の命を受けて、横浜に活版社を開いたとき、持参してきたものは四号と二号の明朝体鉛活字だった」と述べておられるが、この領収証をみると、四号と二号の活字が使われており、桜井氏
  • 閲覧室でご覧になれる資料 横浜開港資料館

    横浜開港資料館では、数多くの歴史的画像資料を所蔵し、研究・出版・映像などへの利用に応じています。 「よこはま歴史画像集」は、当館が所蔵する画像資料のなかから、とくに人気のあるものを選んでホームページ上で公開するものです。 項目をクリックするとサムネイル画像が表示され、サムネイル画像をクリックすると、画像が拡大されて、年代・所蔵表記や請求記号が表示されます。 また、項目をクリックすると画面右上に検索窓が表示されます。タイトルなどが検索できますので画像の特定が便利です。 画像数は今後も追加してゆく予定です。目で見る横浜歴史をお楽しみください。 1.ペリー来航関係 ペリーの日遠征を伝える「絵入りロンドン・ニュース」紙/北亜墨利加人物ペルリ象/ペリー提督と参謀長アダムス/ポーハタン号/ペリー提督・横浜上陸の図/横浜応接所見取図/横浜の応接所に入るペリー一行/ポーハタン号上後甲板での宴会の様子/

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    schrift 2011/04/08
  • 館報「開港のひろば」バックナンバー 横浜開港資料館

    これまで発行した「開港のひろば」が読めます。 第154号 2023(令和5)年1月28日発行(PDFファイル 2.4MB) 第153号 2021(令和3)年12月24日発行(PDFファイル 1.3MB) 第152号 2021(令和3)年7月17日発行(PDFファイル 1.2MB) 第151号 2021(令和3)年4月24日発行(PDFファイル 1.3MB) 第150号 2021(令和3)年1月30日発行(PDFファイル 1.2MB) 第149号 2020(令和2)年10月3日発行(PDFファイル 1.3MB) 第148号 2020(令和2)年7月1日発行(PDFファイル 1.3MB) 第147号 2020(令和2)年2月1日発行 第146号 2019(令和元)年11月2日発行 第145号 2019(令和元)年7月20日発行 第144号 2019(平成31)年4月27日発行 第143号 20

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    schrift 2011/04/01
  • 館報「開港のひろば」  横浜開港資料館

    新聞万華鏡(9) 『仮名読新聞』と守屋正造 守屋正造(『かなよみ』576号 明治11年1月27日) 『仮名読新聞』は、明治8(1875)年に仮名垣魯文の編集で横浜毎日新聞会社が創刊した、明治時代の代表的な小新聞の一つです。編者である魯文については、多くの研究書が取上げていますが、魯文を取り巻く人々の1人であった守屋正造についてはほとんど知られていません。この人物は『仮名読新聞』の横浜での販売店(売捌所)をしていましたが、新聞を見ていくと正造についていくつか記事がありますので、紹介したいと思います。 守屋正造は、初めは高島町二丁目の住所で新聞に載っています。明治9年2月21日の記事には、高名写真入辻占新聞御菓子(なだかきしゃしんいりつじうらしんぶんおんかし)「浜手箱」の販売広告を載せています。21日から3日間だけ売り出した、新聞にちなんだ菓子だったようです。 上の挿絵は、明治11年1月27日

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    schrift 2009/08/17
     守屋正造。
  • 館報「開港のひろば」  横浜開港資料館

    閲覧室から 新聞万華鏡(20) 明治初年の外国新聞 外国人居留地では幕末から外国語の新聞が発行されていましたが、その経営についてはあまり資料がありません。そのなかに、石井研堂著「明治初年のヘラルド事情」(『新旧時代』2年7冊 大正15年10月)が見られます。この資料は、大正6年(1917)9月の太田長四郎の談話をまとめたものです。太田は長崎県出身で、明治3年(1870)、22歳の時にヘラルド新聞社に入り、明治12年に独立して印刷業に携わりました。当時の様子がうかがえるので、紹介しようと思います。 『ジャパン・ヘラルド』が創刊したのは1861年11月のことです。長崎で『ナガサキ・シッピング・リスト・アンド・アドヴァタイザー』を発行していたイギリス人ハンサードが横浜に移って発行しました。 太田が入社した頃のジャパン・ヘラルド社は、居留地61番地にあり、ブルックが社長でした。1872年版『ジャパ

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    schrift 2009/05/29
     横浜開港資料館。上田由美氏。「ジャパン・ヘラルド」。太田長四郎。明治文化研究会。『新旧時代』。
  • 館報「開港のひろば」 横浜開港資料館

    ネイサン・ブラウンによる日語聖書 右から『雅谷之書(やこぶのふみ)』(1875年)、『天毛天(てもて)・亭止(てと)・飛礼毛無(ぴれもん)』・『與波子仁安良波之太留與計無(よはねにあらはしたるよげん)』(1878年) 安政5(1858)年、幕府は日米修好通商条約を締結し、その第8条で、居留地に住む外国人の信教の自由と礼拝堂の建設を認めました。居留地以外の地での布教は認められなかったものの、布教の足がかりを得た欧米諸国のキリスト教各派は、日への宣教師の派遣を決め、安政6(1859)年以降、次々と宣教師が来日します。 安政6年10月、長老派の宣教医ヘボンが、神奈川に上陸しました。二週間遅れてオランダ改革派宣教師S・R・ブラウンが来日します。翌年の4月にはバプテスト派ゴーブルが来日しました。彼らは、神奈川の成仏寺に住み、日語の習得と伝道の基礎となる聖書の翻訳に取り組みます。 ヘボンの来日か

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    schrift 2009/02/27
  • 閲覧室でご覧になれる資料 横浜開港資料館

    『中外新聞』 【解説】1868(慶応4)年に、柳河春三を中心とする会訳社が江戸で創刊し、同年終刊になった新聞。このほか幕府が倒壊する時期に、佐幕派の人々によって刊行された新聞には、『内外新報』、『江湖新聞』、『遠近新聞』、『公私雑報』、『日々新聞』、『新聞事略』などがある。慶応4年6月には官許がないものについては発行が禁止され、佐幕派新聞は一掃された。 【年代】1868.3.17~6.28 【閲覧】『日初期新聞全集』『幕末明治新聞全集』 『日新真事誌』 【解説】1872(明治5)年に、イギリス人ブラックが創刊した日刊紙。官庁公示事項、国内外のニュース、広告、論説を掲載した近代的な新聞であった。1875年に廃刊される。 【年代】1972.4.24~1875.12.5 【閲覧】復刻版 『東京日日新聞』 【解説】1872(明治5)年に、日報社が創刊した東京で最初の日刊紙。現在の『毎日新聞』につ

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    schrift 2008/06/07
  • 館報「開港のひろば」最新号 横浜開港資料館

    第156号(2024(令和6)年2月29日発行)目次 特集「神奈川奉行」 開港都市横浜を治める/𠮷﨑雅規 調査報告「震災の記憶が刻まれた墓碑」 シングルトン・ベンダ商会と井上美吉/青木祐介 ミニ展示「丹沢地震と横浜」 被災者の記録を中心に/吉田律人 トピック 横浜開港資料館デジタルアーカイブ公開/神谷大介 閲覧室より 資料館だより

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    schrift 2007/09/29
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