世界的なジャズトランペット奏者、日野皓正氏(74)がコンサート中にドラムを演奏していた中学生の髪を掴み、ビンタをしたとされる「事件」。この行動が「体罰」なのか、はたまた「愛のムチ」なのか、議論が白熱している。 そんななか、本誌が直撃した「あの男」は意外なことを口にした。 「どれだけの信頼関係があったとしても、子どもたちに教える立場として、これはダメでしょう。不意打ちで髪を掴んだり、往復ビンタをしていたり、これは体罰ですらない。もはや暴力ですよ」 プロレスラーの蝶野正洋(53)は、慈愛に満ちた眼差しでそう話す。「コワモテのヒール」のイメージが強い蝶野だが、実は教育の中での体罰には「絶対反対」の立場だという。 「言葉で伝えなくちゃ意味ないんですよ。俺はこれまで親に殴られたことも、先輩のアントニオ猪木さんに叩かれたこともない。『手は出さず、口を出す』という指導を受けて大きくなったつもりなので、後