タグ

ブックマーク / qushanxin.hatenadiary.org (10)

  • 最近の地方首長の「小さな政府」路線について - 狂童日報

    市民税のカット目標は1割、250億円。納税者とその配偶者、子どもを含めると180万人が恩恵を受けると説明。手法は、定率か定額かなど今後、検討する。税金を支払っていない層にも現金の支給を考慮する。 カット分は役所内の「無駄遣いを根絶」し補う。各局長にカットすべき予算枠を指示して査定権も与える「庁内分権」を実施し、どの事業を廃止するかは職員が自ら判断できる態勢をつくる。 地域委員会は、選挙で選ばれた地域の代表で委員会を構成し、福祉や防犯、まちづくりなど地域の問題を解決するために、予算の使い方を自分たちで決める。実際の施策は職員や、委託された民間団体が行う。 市職員は、雇用を維持しつつ、人件費の総額を1割カット。幹部職員を中心に給与を見直し、給与が500万円以下の若手職員は対象としない。市長退職金は廃止し、市長給与も大幅に削減する。 議会改革を進め、議員の定数を1割カット。議員に支給される政務調

    最近の地方首長の「小さな政府」路線について - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2009/04/29
    夕張とか見てるひとはそういう傾向を強めるだろう。
  • パイを増やす - 狂童日報

    前回の続きというか繰り返し。 よく「パイを増やさなければ」という表現が出てくる。もちろんパイは大きいほど大きいほうがいいに違いはないのだけれど、少し考えればこれはかなり怪しげな考え方である。 第一に、パイを公平に再配分する仕組みが整ってなければ何の意味もない。逆に、パイを増やすための末端労働者の労力が増えるだけである。だからパイを大きくする政策を優先すべきではない。私が「経済成長」を最初に掲げることに反対するのは、この単純な理屈以上のものではない。 第二に、先進産業諸国でパイを増やす方法は、日に限らず簡単なものではない。エコノミストのなかには簡単であるかのような口調で言う人がいるが、うまくいかないと、「官僚が仕事をさぼる」「既得権にしがみつく」という精神論になることが多い。 第三にベタな話になるが、人間はパイという一国の経済力を増やすために生きているわけではない。国民が自らの生活を防衛す

    パイを増やす - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2009/02/03
    第三の「国民が自らの生活を防衛するため」の行動を取った結果、全体のパイが大きくなるような社会を作るのが経済学の目標?
  • 成長と平等 - 狂童日報

    前回のエントリー読み返してみたら、色々指摘していただいている通り、論理が結構めちゃくちゃだったのでもう一回整理します。 ここで言う「成長」というのは、あくまで自民党の執行部が言っているように、企業の体力を高めることで「景気回復」による税収の増大と賃金の上昇を達成し、それによって国民全体の生活水準が向上していくことを意味している。しかし、これは与党と財界の中枢と一部の経済学者しかまともに信じていないし、少なくとも今のところそうなっていないことは誰の目にも明らかである。前にも書いたが、自民党の言う「成長」は景気の動向(特にアメリカ中国の)に左右されやすいし、もはや上昇志向を失っている日国民に今ままで以上に懸命に働き続けることを要求するものである。 これに対して野党は「平等な分配」をもって与党に対抗していたが、企業の体力と経済の「成長」を暗黙の前提にしている(特に増税論議を回避している)点で

    成長と平等 - 狂童日報
  • 「成長」はあきらめよう - 狂童日報

    参議院選挙で自民党が大惨敗した。年金記録問題や農水相の事務所費問題という、実のところあまり議論するような中身がない問題が選挙の焦点になってしまい、自民党の「成長路線」に対する是非に関する議論がその影にかくれてしまったのが残念だった。 自民党の「成長路線」に対して、「貧富や都市・地方間の格差を拡大するからよろしくない」という野党の型どおりの批判が繰り返されたが、実のところあまり批判になっていない。自民党の執行部にしても、格差をあくまで「過渡期」だと考えている。最終的な目標は「国民全員を平等に豊かにする」ことであり、その点では野党と基的な違いはない。自民党は増税すら公約に掲げない野党の「格差是正」政策を「バラマキ型」で現実性がないと批判したが、その点に関する限りでは全くその通りで、「国民全員を平等に豊かにする」を目標に掲げる限り、やはり今の自民党の「成長路線」のほうが(もちろん無理に決まって

    「成長」はあきらめよう - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2007/07/31
    中身はそこそこまともだけどタイトルがひどい。成長を誤解してないか。「彼らに対する何らかの社会的なケアを施」すためには成長が必須なんだがな。
  • 労働と年金問題 - 狂童日報

    ・NHK「日の、これから」 先日NHKで労働・雇用問題に関する討論番組があった。会場の意見が結構半々なのに、視聴者の投票では圧倒的に差がついたのが印象的だった。いろいろややこしいことを言っているが、要するに結論は二つだ。 (1)フリーターを含む非正規雇用の労働者も正社員と同じように「社会人」として処遇すべき (2)企業の従業員を大幅に増やすべき (1)については、「同一労働同一賃金」という言葉で括られることが多いが、私はこのスローガンにあまり賛成していない。その人の年齢や立場によって給料が異なることは、私には非常に自然なように思われる。「同一労働同一賃金」を言い立ている人は、要するにその人が働いている局面だけしか見ていない。この原則を字義通りに解釈すると、20年間同じ会社で懸命に働き続けても、仕事の内容が同じなら新入社員と給料が同じであるべきだとということになるが、やはりそれはおかしい。

    労働と年金問題 - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2007/06/27
    ×同一労働同一賃金。○同一価値労働同一賃金。
  • その後の「希望は、戦争」 - 狂童日報

    昨年の12月にはじめて言及した赤木智弘が、その後話題になって、いろいろな場所で盛んに取り上げられるようになっている。朝日新聞の論説委員や東大教授(いわば赤木の打倒対象である人々)、さらには公共放送(!)なども、彼を取り上げて「右傾化」や「格差」について語るようになっている。『論座』の編集部の意図は大成功だったと言えるだろう。 ただし、彼の意見や感情が「ロスト・ジェネレーション」を代表するものではないことは、はっきりと指摘しておく必要がある。赤木は既存の「左翼」を念頭において発言しているが、圧倒的多数の若年フリーターは論壇誌を手に取ることなどまずないし、はっきり言って「左翼」「右翼」とか知識も関心もない。ただ、今の苦しい生活が「ぶっ壊れて」ほしいと漠然と思っているだけである。自分たちで「ぶっ壊す」と考えるほど向上心もバイタリティもないし、「ぶっ壊す」方法も知らなければ、そうした組織と関わる経

    その後の「希望は、戦争」 - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2007/06/20
    >>『平和』は守るべきものを持たないフリーターにとって何の価値も持っていない<<
  • 「機会の平等」は正しいか - 狂童日報

    「機会の平等」の正当性について若干の考察。いま、少なくともマスコミのレベルでは「機会の平等」を疑う言説はまったく出てこない。私も機会の平等という原理がまったくの間違いだと考えているわけではないが、その問題点があまりに語られなさ過ぎる現状は、あまりに異常で危険であると思う。 (1)目標が共有できない 今の格差問題を解決するスローガンとして、「スタートラインを同じにする」という「機会の平等」原則が常套句として語られる。しかし、「スタートラインを同じにする」という言葉が意味をもつのは、スタートラインに立つ人々に同じ「ゴール」が共有されている限りである。今の日社会では、これは不可能である。「そんなことはない、ゴールは人それぞれ多様であってもいい」という反論もあるかもしれない。しかし、そうだとしても「同じスタートラインに立つ」という意味が、一体何なのかがわからなくなる。そもそも、いわゆる「ひきこも

    「機会の平等」は正しいか - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2007/03/09
    つまり、「平等」を求めること自体が間違いというわけですね。
  • 「成長戦略」は正しいか - 狂童日報

    が生き残るためには成長戦略しかない、ということが当たり前のように言われるが、果たしてそうなのか。もちろん全面否定はしないけれども、私は敢えて成長戦略は間違いだと主張したい。 一つには、成長するためには「景気」が良くなければならないことである。しかし言うまでもなく、「景気」が将来どうなるのかということは市場の問題だから根源的には不確定である。「景気」が良くなるような政策などというのはそもそも難しい。10年以上前は「公共工事による景気の刺激」ということが散々言われていたが(今でも国民新党は言っている)、全く「景気」はよくならず、地方の風景がハコモノで汚染されただけに終わった。今は「景気がよい」と言うことができるにしても、これが将来にわたって永遠に続くとは考えにくい。要するに、成長戦略による日経済の建て直しといのは、少々ギャンブルに近いのである。当のギャンブルならともかく、政治がこうした

    「成長戦略」は正しいか - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2007/01/31
    今の日本が豊かだ。といってるやつはみんな勝ち組です。勝ち組に負け組の気持ちがわかるわけがない。
  • お上意識 - 狂童日報

    人は「お上意識」が強いといわれる。 確かにそうだ。「お上意識」を批判し、公務員の「特権」を批判し、その数を削減せよとのたまう人が、「行政は何をやっているのか」「政府の責任だ」と平然と言う。「お上意識」を強く批判する人の論理の中に、強固な「お上」願望がある。「お上意識」への批判は、ほとんど日社会のお約束であると言っていい。私の「お上意識」も相当なものだと思うが、こういうお約束的な「お上」批判を平然と繰り返す人たちほどではないと思う。 日人は「お上」というのは絶対になくならないものだと思っている。「下」がどれだけ批判し、「お上」の力をそぎ落とそうとも、天から降り注ぎ続けるものだと考えている。日中国との違いに何があるといわれたら、真っ先にこの「お上」意識を挙げるだろう。中国では「お上」の力なんていい加減なもので、砂上の楼閣でしかない、ということが暗黙の前提になっている。「お上」に対す

    お上意識 - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2006/12/19
    >天下りや公務員宿舎を全廃したとしても、今の財政赤字の改善にはそれほど影響を与えない、という常識的なことが全く語られない。
  • 「右傾化」の理由 - 狂童日報

    昨日赤木さんの文章を読んでいろいろ触発されたが、わかってきたのは「右傾化」の意味である。アカデミズムやジャーナリズムという場に属する人間にとっては、「右傾化」に対する批判的なスタンスはほとんど必要条件である場合がほとんどである。そのせいか専門では緻密な実証研究に従事する人でも、「偏見だらけで頭の悪い権威主義者」みたいな粗雑なイメージ(実際に粗雑ではあるが)で「右傾」を語り、そこにある歴史観を「修正主義」というレッテルで終わらせていることが多い。そして年長世代だけではなく若者までがそうした「右傾」にはまってしまうのは、今の社会に対する不安や閉塞感を打破しようと「安易でわかりやすいもの」に飛びついたからであると解釈されることが一般的である。つまり、アカデミズムやジャーナリズムは、これをどこまでも「不健全」で「病的な現象」として処理したがっているのである。しかし繰り返しになるが、「右傾化」という

    「右傾化」の理由 - 狂童日報
    sea_side
    sea_side 2006/12/08
    右傾化っていうか、タカ派台頭の原因は不況だろ。社会にハトを飼う余裕がないんじゃね
  • 1