英語を学ぶ上で、日本人がもっともつまずくのは、冠詞の正しい用い方です。TOEICで満点をとる人ですら、かなり間違えてしまうのがこの部分です。冠詞は最後の最後まで残る鬼門と言っても良いでしょう。 そこで今日は、どうやったらこの冠詞の間違いを減らせるのか、名詞の捉え方から考え直してみることにしました。まず、どんなときに複数形を用いるのか、次に、不定冠詞 a/an の使い方について考えてみましょう。 名詞の基本は複数形だ! まずは、一般的な名詞の使い方です。例えば、「僕はりんご好きだ」と言いたいとしましょう。 ここで表現したいのは「特定のりんごが好きだ」ということではなく、「僕はリンゴというカテゴリの果物が’好きなのだ」という文脈です。 「僕はリンゴが好きだ」は次の4通りの言い方が可能ですが、それぞれどうニュアンスが異なるのか順番に見ていきましょう。 I like apple. I like a