浅草の雷門から浅草寺まで延びる仲見世通り。その仲見世通りから浅草公会堂に向かう途中には、小さくて個性的な店が並んでいる。その風景を作っているのが伝法院通り商栄会だ。 ▼緊急事態宣言中につき、ほとんどの店舗が5月31日まで休業中 戦後から浅草の風景を作ってきたこの小さな店舗群が、消滅の危機に直面している。 台東区から送られてきた内容証明郵便 2020年5月、伝法院通り商栄会の各店舗に、台東区の代理人弁護士から内容証明郵便が届いたという。その内容は、伝法院通り商栄会の32店舗が不法占拠であるため、2021年6月30日までに建物を撤去するように求めるものだ。 伝法院通り商栄会側も弁護士を立て、台東区との話し合いを区の代理人に求めたが、「代理人を通してしか話はできない」「立ち退くことを前提にした話しかできない」と伝えられたという。 台東区議会でのやりとり 台東区の代理人から伝えられた内容としてはも