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  • ダウンタウン松本人志の笑いは嗤いではなくベルクソンが定義した笑い以上のものを生み出したしコムドットや東海オンエアの企画はガキ使みたいだし森三中との共演は性加害やセクハラではなく彼女らの芸の可能性もある - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

    令和6年、元旦から能登半島地震が起きたり。 韓国の野党党首が襲われたり。 JAL機と海保機の衝突、乗務員達の冷静な判断と対応で何とかJAL機の方は死者無しだったけど、海保機の乗務員達に死者が出てしまったり。 🇺🇸🇯🇵 | 乗客全員の脱出「奇跡」 航空機衝突で米英メディア 日本のメディアと違って外国のメディアは独立している分、自分たちの意見で物事が言える この映像は海保機と衝突したJAL便の中のCAさんが事態を対応している時だ 素晴らしい#ありがとうJAL #JALは日本の誇りpic.twitter.com/EGmmR0rp0g — L.S.H (@LSH__Official) 2024年1月3日 酷いニュースばかりだ。 地獄だ、地獄。 被災した人に比べれば俺はマシな地獄だから、あまり泣き言は言ってられないけど、弱者男性の俺の人生も「生ぬるい地獄」ではある。 ただ、そんな俺の人生を少

      ダウンタウン松本人志の笑いは嗤いではなくベルクソンが定義した笑い以上のものを生み出したしコムドットや東海オンエアの企画はガキ使みたいだし森三中との共演は性加害やセクハラではなく彼女らの芸の可能性もある - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
    • 岩波文庫解説目録(2020年版)の100冊を選んでみた - 山下泰平の趣味の方法

      選んでみました 岩波文庫解説目録(2020年版)から100冊選んでみた。 あくまで2020年版から選んだものなので、岩波文庫のベストなリストではない。あと上下巻やら全6巻みたいなものもあるので、厳密には100冊ではない。 これがなんのためのリストなのかといえば、私が岩波文庫解説目録(2020年版)を眺めてたら面白くなってしまい、気が向いたので100冊選んだものでしかない。既読(含む、岩波文庫以外で読んだもの)だと思われるものから、読んで良かったような記憶があるものを抽出している。 そんなわけで紹介しているものを全部読んだところで、生き方や人生が変わることはない。ただし自分が好きなジャンルくらいは発見できるかもしれない。それに加えて私が日本の近代以降の文化が好きなので、読むと近代以降の日本の文化を理解しやすくなるといった効果はあると思う。 意識したのはつながりで、ここは他のリストと少しだけ違

        岩波文庫解説目録(2020年版)の100冊を選んでみた - 山下泰平の趣味の方法
      • 物理学者と哲学者は「時間」を語ってどうすれ違うのか…『〈現在〉という謎』を読んで - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

        〈現在〉という謎: 時間の空間化批判 作者: 森田邦久 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2019/09/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 物理学者と哲学者によるシンポジウムをもとに企画された論考集。各章では時間論、とくに「現在」の概念を巡る論考を物理学者と哲学者(+仏教学者1名)が書き、それに対するコメントとリプライが掲載されている。 全8章からなり、どの論考も面白い。だが、理論物理学者の谷村省吾先生(以降、谷村氏)の論文とそれへの佐金武氏のコメント、青山拓央氏・森田邦久氏(いずれも分析哲学者)の章に対する谷村氏のコメントからなる応酬が際立っている。 谷村氏はしょっぱなから、 そもそも現在は謎なのか?とさえ思う。(谷村論文、p.1) と、本書の問いそのものの意義に疑問をつきつける。「率直にいって、形而上学者たちとの対話は難儀であった。私の話はわかってもらえないよ

          物理学者と哲学者は「時間」を語ってどうすれ違うのか…『〈現在〉という謎』を読んで - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
        • 「ジョーカー」の4つ目の笑いを見逃すな

          「ジョーカー」は観る人によって感想が異なる不思議な映画だ。 主人公アーサー・フレックに自分を投影し、作品の危険性に言及する人もいれば、社会の分断を描いた現代への警鐘だという人もいる。音楽や構成の美しさを語る人もいれば、過去のオマージュ作品との巧妙な結びつきを称賛する人もいる。 多種多様な感想が巷に溢れ、ツイッターやWEBのレビューは混沌としている。この状況は、今回の映画「ジョーカー」の舞台ゴッサムシティのようである。 出典:IMDb 本作は、アメコミ界でカリスマ的な人気のヴィラン(悪役)、ジョーカーの生誕を描いた作品だ。バットマンシリーズの「ダークナイト」でヒース・レジャーが演じた、サイコパスで無敵感あふれるジョーカーとは異なり、重々しいヒューマンドラマとして描かれている。 出典:IMDb 「ジョーカー」は、主人公アーサー・フレックの笑い方が印象的だ。コメディ作品の「ハングオーバー」シリー

            「ジョーカー」の4つ目の笑いを見逃すな
          • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

            2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

              ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
            • 読書メモ:世界は時間でできている(平井靖史 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

              世界は時間でできている──ベルクソン時間哲学入門 作者:平井 靖史 青土社 Amazon 本書は、19~20世紀に活躍したフランスの哲学者アンリ・ベルクソンの時間哲学の全貌を、長年ベルクソン哲学の勢力的な研究を続け、日本だけでなく世界的な研究コミュニティづくりやムーブメントの中心で活躍してきた著者が、現代的な問題設定に沿った発展的展望をも含め、独自の見取り図とともにまとめた入門書である。 ベルクソンが扱ったテーマは広い。主著が多数あって、たとえるならば「単独峰」ではなく「連山」をなしているイメージだろうか。著者はこれまで、その一つ一つを丹念に踏破しながら、共著書や学術誌にて多くの論考を発表してきた。そして、初めての単著となる本書『世界は時間でできている』にて、いよいよそれらパーツを組み合わせ、ベルクソン山脈の全景を描いてみせる。 本書は、いろいろな読まれ方をすると思うが、大きくは、 ベルク

                読書メモ:世界は時間でできている(平井靖史 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
              • 宇多田ヒカルと海外文学、「自由」と「責任」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                「宇多田ヒカルと友達になれそうな気がする」と言うと、8割くらいの人たちが「自分もそう思う」と同意する。その度に「なんて横柄なやつらだ」と笑い合うのだが、宇多田ヒカルと彼女の歌曲には、それだけの親近感がある。 同じふるさとを持つ者だけがわかるような郷愁感とか、孤独な寂しがり屋みたいな矛盾とか。そこには小さい頃に読んだ物語のような世界観があり、それは、宇多田ヒカルが愛読家であることにも起因する。 宇多田ヒカルが本好きなのはとても有名な話で、曲づくりにも文学の影響を受けているというのは本人も公言しているし、自身の歌詞を綴った書籍『宇多田ヒカルの言葉』(エムオン・エンタテインメント、2017年)でも「幼い頃小説家になることを夢見ていた」と書いている。 昨年12月には宇多田ヒカルおすすめの書籍を集めた『宇多田書店』が開催され、好評を博した。なかでも海外文学作品のラインナップは絶妙で、メジャーどころも

                  宇多田ヒカルと海外文学、「自由」と「責任」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                • ユーモアのダークサイド(読書メモ:『笑いと嘲り』) - 道徳的動物日記

                  笑いと嘲り―ユーモアのダークサイド 作者:マイケル ビリッグ 新曜社 Amazon 先日に江原由美子の「からかいの政治学」を読んだ流れで、前々から図書館で見かけてタイトルだけは知っていたこの本も中古で購入して読了*1。 著者のマイケル・ビリッグは心理学者であると同時に左翼であり、本書で展開されるのも「批判心理学」である。訳者あとがきによると批判心理学とは「現在の主流の心理学に対する批判的な諸勢力の総称」であり、量的研究や実験室研究より質的研究とフィールドワークを重視する派閥であるようだ。それだけでなく、本書のなかでもハーバート・マルクーゼが何度も登場するように、フランクフルト学派の「批判理論」に影響された、(左翼的な)政治的問題意識をもって既存の心理学の「中立性」を擬似的なものだとして弾劾したり修正したりするといったことを目的にした学問であるように思える。 そして、著者が本書でとくに問題視

                    ユーモアのダークサイド(読書メモ:『笑いと嘲り』) - 道徳的動物日記
                  • 平井靖史, 三好賢聖「ベルクソンで考える動きのデザイン」 | ÉKRITS / エクリ

                    運動共感の撓(たわ)み 三好: ぼくはデザインにおける運動共感を研究してきたのですが、平井さんの『世界は時間でできている※1』のなかにも運動共感について書かれていると感じる部分がありました。実際にぼくが展開したような動きとデザインの話が、平井さんの理論の中でどういう位置づけになるのか、とても興味があります。またその話を踏まえて、自分のこれまでの研究が、デザイン哲学や方法論として、今後どのように展開し得るかというのは、楽しみなところです。 ぼくは最初、フランスの美学者であるフランク・ポッパーの『Origins and Development of Kinetic Art※2』を読んで、ベルクソンを知りました。これはぼくがキネティックアートを勉強した本で、文献の輪を広げるきっかけにもなったものです。たとえばこの本をハブにして辿り着いたポール・スリオは、おそらく動きの描写的な美学を探求した最初の

                      平井靖史, 三好賢聖「ベルクソンで考える動きのデザイン」 | ÉKRITS / エクリ
                    • 大人の科学(8) 生命の「動的平衡」とは - 時の化石

                      私たちの体は絶えず分解されて、数ヶ月前の自分とは別のものになっている。 こんな話を耳にされたことはないでしょうか? 初めてこの事実を知った時、驚愕しました。 生物とはなんと不思議な仕組みをもっているのでしょう。 今回の大人の科学は、生命の「動的平衡」に関する記事です。 「動的平衡」とは シェーンハイマーの驚くべき発見 「動的平衡」とは 生物とは何か? 参考図書 あとがき 「動的平衡」とは シェーンハイマーの驚くべき発見 アメリカの生化学者、ルドルフ・シェーンハイマー(1898-1941)は、生物の体内での代謝を追跡する方法を考案しました。 シェーンハイマーは窒素、水素の同位体から合成されたアミノ酸、脂肪をネズミに与えて、その同位体を追跡して生物の体内の物質循環を解明したのです。 彼は実験を通じて、エサの中の窒素同位体を含んだアミノ酸、水槽同位体を含んだ脂肪が、ネズミの身体の隅々に行きわたっ

                        大人の科学(8) 生命の「動的平衡」とは - 時の化石
                      • 福岡伸一著 『新版 動的平衡』を読みながら 生命の本質を知れば知るほど、なぞは深まっていく - 時の化石

                        どーも、ShinShaです。 今日は、福岡伸一著『新版 動的平衡』をご紹介します。この本は、生物学が解明した驚異的な生命のしくみを、分かりやすく説明しています。さらに、IPS細胞や健康食品に関する科学的な知識も得ることができます。これは、読まなければならない本ですね。 著者の紹介 おススメのポイント あらすじ 「動的平衡」とは 生命の神秘 コラーゲン添加食品、健康食品は効果があるか あとがき 著者の紹介 福岡/伸一 1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ロックフェラー大学およびハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授を経て、青山学院大学理工学部教授。分子生物学専攻。専門分野で論文を発表するかたわら一般向け著作・翻訳も手がける。2006年、第1回科学ジャーナリスト賞受賞。著書に、『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス講談社出版文化賞科学出版賞)、『生物と無生物のあいだ』(講

                          福岡伸一著 『新版 動的平衡』を読みながら 生命の本質を知れば知るほど、なぞは深まっていく - 時の化石
                        • 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                          以前、JR東海およびJR東日本へ、ユーザーとしての提言をガツンと述べたが。 gyakutorajiro.com gyakutorajiro.com 今日はANA(全日空)に対して、述べたいと思う。 親戚の結婚式があったので、東京国際空港(羽田空港)から関西国際空港に行く飛行機に乗る。 ANAのトクたびマイル、3000マイルで予約だ。 俺は今、46000マイルぐらい持ってるからな。 3000マイルぐらい、へでもねーよ。 と、へでもねーよか、藤井風の唄にあったな。 www.youtube.com これだけ貯まるのは、アメックスのカード作ったおかげだ。 本来、俺みたいな低所得者が持てるカードではないが。 自転車配達員になる前、ビジネスの調子がいい時に、たまたま知り合いに紹介してもらって作ることができた。 年会費3万以上かかるが、メンバーシップリワードとかを申し込んで、アマゾンで買い物すればポイン

                            逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                          • Wikipediaが20周年を迎えたので個人的に好きな記事5つを紹介 - 世界のねじを巻くブログ

                            #Wikipedia20 あのウィキペディアが2020年1月15日に20周年を迎えたそうです。 wikimediafoundation.org 僕はいうも ブラウザの起動画面に、 Wikipediaの記事をランダム表示させていて、 気に入った記事があればEvernoteにストックさせたりしてます。 せっかくの機会なので お気に入りのウィキペディア記事を いくつか引用込みで紹介。 お気に入りの記事 なんの脈絡もないですが、 好きな記事をぺたぺたと貼っていきます。 意識の流れ - Wikipedia 意識の流れ(いしきのながれ、英: Stream of consciousness)とは、米国の心理学者のウィリアム・ジェイムズが1890年代に最初に用いた心理学の概念で、「人間の意識は静的な部分の配列によって成り立つものではなく、動的なイメージや観念が流れるように連なったものである」とする考え方の

                              Wikipediaが20周年を迎えたので個人的に好きな記事5つを紹介 - 世界のねじを巻くブログ
                            • インタビュー:21世紀のサイバネティクス——ユク・ホイ『再帰性と偶然性』をめぐって - Research Network for Philosophy and Technology

                              インタビュー:21世紀のためのサイバネティクス——ユク・ホイ『再帰性と偶然性』をめぐって 出典:E-flux Journal #102(2019年9月) URL = https://www.e-flux.com/journal/102/282271/cybernetics-for-the-twenty-first-century-an-interview-with-philosopher-yuk-hui/ 訳:伊勢康平 新著『再帰性と偶然性』(2019年)のなかで、香港の哲学者ユク・ホイは、再帰性とは単なる機械的反復ではないと主張している。かれは「規範からの不規則な逸脱」に関心をもち、新生気論者〔neovitalist〕とでも言うべき立場を築いている。これは、ロボットには生命がある(あるいはやがて生命をもつだろう)というような、昨今の大衆文化のなかで有力な見方を乗り越えるものだ。「器官学」

                                インタビュー:21世紀のサイバネティクス——ユク・ホイ『再帰性と偶然性』をめぐって - Research Network for Philosophy and Technology
                              • 【特別掲載】百年の危機|ユク・ホイ  訳=伊勢康平

                                コロナウイルスの流行をめぐって、各国の哲学者たちが声明や文章を発表しています。『ゲンロン』で「芸術と宇宙技芸」を連載し、昨夏にゲンロンカフェにも登壇したユク・ホイは、ヨーロッパでの感染と感染対策が広まる4月に"One Hundred Years of Crisis"と題する論考を発表しました。1919年にポール・ヴァレリーが発表した「精神の危機」から100年後に起きた今回のコロナ危機は、世界史にとってどのような意味を持つのでしょうか。そして西洋的な科学一元論に陥らず、単なるオルタナティブとして東洋を見出すのでもない方法で、このグローバルな危機を乗り越えるためには、どのような思想が必要なのでしょうか。つねに東洋と西洋のあいだで思考してきたユク・ホイによるこの論考を、ゲンロンαで急遽、全文訳出することにしました。東浩紀による「コロナ・イデオロギーのなかのゲンロン」ともあわせてお読みください。ま

                                • ドラッグと人生の意味 : Maps of the Psyche 精神の地図

                                  Maps of the Psyche 精神の地図 当サイトは違法薬物や、あらゆる向精神物質の所持、使用を勧めるものではありません。 エンターテインメントとハームリダクションのみを目的としております。 原文:DRUGS AND THE MEANING OF LIFE著者:サム・ハリス訳者:recursism2011年7月4日 あらゆる行動は意識を変えることを目的としている。私たちは特定の感情、例えば愛を手に入れ、一方で孤独のような感情を避けるために友情を結ぶ。特定の食べ物が舌に与えるひとときの感覚を楽しむためにそれを口にする。他人の思考について考える楽しみのために本を読む。私たちは目を覚ましている全ての瞬間において—そして夢の中でさえ—身体感覚や感情、認識の流れを、価値を置く意識状態に向けようともがいている。 ドラッグもまたこの目的を達成する一つの手段だ。その中には違法なものもあれば、汚名が

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                                  • 時間は空間から作られる 熱帯雨林気候が時間の概念を破壊する

                                    ■追悼■ 今回取り上げたトゥアンですが、動画を投稿したその日にお亡くなりになっていたようです。 心からご冥福をお祈りいたします。 ●主要・参考文献 ・イーフー・トゥアン(1993):『空間の経験:身体から都市へ』山本浩訳, 筑摩書房, 209-238. ⇒動画内で紹介した本。人文地理学の名著であり古典。今回は一章しか分しか紹介していないので、挑戦したい方は是非。 https://amzn.to/3GA5onA ・ゆる言語学ラジオ「異世界転性ものみたいな言語学者の本「ピダハン」に震える」 ⇒ピダハンが紹介されてます。というか、その動画見て「え?同じような民族の話を地理学者してたな……」で、文献集めて動画作りました。ちなみに、ゆる言語学ラジオは面白すぎて人の時間を無限に奪っていくので注意が必要です。 https://www.youtube.com/watch?v=eOjFarDoEWk&t

                                      時間は空間から作られる 熱帯雨林気候が時間の概念を破壊する
                                    • 『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』にまつわる話|Saashi & Saashi

                                      Saashi & Saashi(サアシ・アンド・サアシ)のSaashiです。 『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』を2019年12月26日より一般販売開始致します。今秋にドイツの出版社dlp games社(以下dlp社と表記)からリリースされたインターナショナル版の日本語バージョンとなります。 『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』 価格:4000円(税抜) プレイ人数:1人 プレイ時間:10分/30分 対象年齢:12歳以上 ※dlp社版と同じアートワークを使用もともとこの『コーヒーロースター』というゲームはわたしが作ってSaashi & Saashiから2015年にリリースしたオリジナル版があり、初めて海外出版社からリリースされた版としては2016年に台湾の出版社BigFun Games社から出版された中国語版があります(中国語版はオリジナル版のアートワークを使用)

                                        『コーヒーロースター 欧州エディション日本語版』にまつわる話|Saashi & Saashi
                                      • ノーベル賞受賞の哲学者ベルクソンは、60年後にどのように「復活」したのか(杉山 直樹) @gendai_biz

                                        「生の哲学」を提唱しノーベル文学賞を受賞した、20世紀フランスを代表する哲学者アンリ・ベルクソン。伝統的な哲学をひっくり返した彼の思想は、長きにわたって本国フランスでも否定的に扱われてきた。そんなベルクソンを日本で“復権させた”ともいえるのが、檜垣立哉氏の著作『ベルクソンの哲学』だ。 ここでは、本書の文庫化に当たって、杉山直樹氏(ベルクソンの主著『物質と記憶』の訳者)の解説を、一部編集のうえで紹介する。 檜垣氏の最初の著作となる本書は、2000年の刊行となる。もうそんなに前になるのか、と驚きつつ、当時感じた一種のショックも思い出す。たまたま私は檜垣氏とは同い年なのだが、同じようにベルクソンを読み、そしてまた、氏が読んでいたのと重なる多くの哲学書をめくりながら、自分の研究をもたもたと続けていた。 そこに、本書の登場である。「書かれてしまった」と思った。「あれこれについてはもう私が書かなくても

                                          ノーベル賞受賞の哲学者ベルクソンは、60年後にどのように「復活」したのか(杉山 直樹) @gendai_biz
                                        • 読書メモ:The Physicist & the Philosopher (by Jimena Canales)…アインシュタインとベルクソンは時間をめぐって何を争ったのか - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

                                          The Physicist & the Philosopher: Einstein, Bergson, and the Debate That Changed Our Understanding of Time 作者:Jimena Canales 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr 発売日: 2015/05/26 メディア: ハードカバー 科学史家ヒメナ・カナレス(Jimena Canales) による2015年の著作The Physicist & the Philosopherを取り上げます。20世紀前半にアルバート・アインシュタインとアンリ・ベルクソンが戦わせた論争について、その背景や余波を幅広い視点からまとめた一冊。その論争のテーマとは、「時間」です。 繰り返される論争への、科学史からのアプローチ ブログ筆者が腰を据えて本書を読んでみようと思ったきっかけは、今年刊

                                            読書メモ:The Physicist & the Philosopher (by Jimena Canales)…アインシュタインとベルクソンは時間をめぐって何を争ったのか - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
                                          • 物質と記憶/アンリ・ベルクソン|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi

                                            「知覚を事物の中に置く」。 ベルクソンの、この常識的な感覚とは異なる知覚というものの捉え方が、より常識はずれながら、哲学がなかなかそこから抜け出せない精神と物の二元論の罠から逃れるきっかけとなる。 知覚を通常考えられているように人間の内面の側に置くのではなく、身体が運動の対象としようとする物の側に置く転倒は、ベルクソンの『物質と記憶』の数ある「目から鱗」な考えの1つだ。 そう1つ。この本には他にもたくさんの「目から鱗」な事柄がたくさんある。 そして、そのどれもが納得感のあるもので、僕はこの本で一気にベルクソンのことが好きになった。 『有限性の後で』より前に昔から、どうしても腑に落ちなかった。哲学が、物質と精神を執拗に分け隔ててしまうことが、だ。 ひどいもの(メイヤスーが「強い相関主義」と呼ぶもの)になると、カントの物自体への接近不可能性を超えて、認識できない存在(物自体)を考えること自体、

                                              物質と記憶/アンリ・ベルクソン|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi
                                            • アンリ・ベルクソンの神秘主義 平賀裕貴(著/文) - 論創社

                                              紹介 ベルクソンの三つの主題〈事実の複数線〉〈創話機能〉〈機械〉を通して、「神秘主義」と哲学の関係について、新たな視点で優れた思索を展開。これにより、気鋭のベルクソン学者が哲学研究に新たな道を切り開く。 目次 序 論 本 論  第一章 神秘主義というエニグマ 第一節 二十世紀前半期フランスにおける神秘主義研究の諸相 第二節 ベルクソンにおける神秘主義との遭遇  第二章 〈事実の複数線〉と神秘家 第一節 哲学的方法としての〈事実の複数線〉 第二節 記憶としての〈生き延び〉とその伝播  第三章 〈創話機能〉と神秘家 第一節 〈創話機能〉、あるいは語りの力 第二節 〈創話機能〉のイメージとシンボル  第四章 〈機械〉と神秘家 第一節 「暗夜」にうごめく〈機械〉 第二節 戦争する〈機械〉と魂の代補  結 論

                                                アンリ・ベルクソンの神秘主義 平賀裕貴(著/文) - 論創社
                                              • メトロポリタン美術館が毎年開催するファッション展とMETガラ概要 - ブロケツ

                                                メトロポリタン美術館所持の衣装研究所 過去のテーマ 2019年度の写真を紹介 オープニングイベント、METガラとは 今年は150周年。テーマは「時間」 本日のケツ論。 メトロポリタン美術館所持の衣装研究所 先日のNY旅行記でも少し紹介したけど、メトロポリタン美術館(通称MET)が衣装研究所を所持しているのは知ってますか? 館内では歴史ある衣装類の展示品を細やかに調整・修復しなければいけないから、相当レベルの高いものだと思う。 で、その衣装研究所(アナ ウィンター コスチューム センター)は毎年、特別ファッション展覧会を主催しています。 METの館内に特別スペースを設けて、5-9月頃の約5ヶ月間、期間限定で毎年テーマ別の展示が行われます。 過去のテーマ 過去10年分のテーマを挙げてみるね。 2010年:「American Woman: Fashioning a National Identi

                                                  メトロポリタン美術館が毎年開催するファッション展とMETガラ概要 - ブロケツ
                                                • くるりんぱや熱湯風呂が面白くて癒されるのはイデオロギーからの忘却を促す非生産的な運動だから - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                                                  5月12日放送のミヤネ屋、電撃ネットワークの南部虎弾が出ていた。 上島竜兵の追悼特集。 その番組中、竜ちゃんの著作が紹介されていた。 これは俺の理想ではあるけど まわりから見ると 「情けねーヤツだな、コイツ」っていうような 世の中の落ちこぼれ的なヤツが 俺の芸を見て 「くだらねー!でも久しぶりに腹抱えて笑ったよ」 って言われたら そりゃもう うれしいですよ 情けない人間だってきっと誰かの役に立てて 何かの意味があって生きてると思うの (引用元:上島竜兵「人生他力本願 誰かに頼りながら生きる49の方法 14歳の世渡り術」) この著作に記載されている「世の中の落ちこぼれ的なヤツ」は、俺も含まれてるかもな。低所得で友達も少なく恋人もおらず生涯独身者になる可能性が高い。がゆえに孤独死して風呂場で汁になって発見される可能性が高いからな。 「情けない人間」ってのは、「世の中の落ちこぼれ的なヤツ」と同じ

                                                    くるりんぱや熱湯風呂が面白くて癒されるのはイデオロギーからの忘却を促す非生産的な運動だから - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                                                  • 『時間観念の歴史』(書肆心水)

                                                    時間観念の歴史――コレージュ・ド・フランス講義 1902-1903年度 アンリ・ベルクソン[著] 伝説の名講義シリーズ、ついに公刊! 第一編 ベルクソン自身によるベルクソン哲学解説。哲学のアポリアは「時間」を適切に扱うことによって解決されると考えるベルクソンが、古代以来の哲学史に自己の哲学を位置づける。 ここのリンク先で本書のなかをご覧いただけます(PDFファイル) 著者 アンリ・ベルクソン 訳者 藤田尚志・平井靖史・岡嶋隆佑・木山裕登 書名 時間観念の歴史――コレージュ・ド・フランス講義 1902-1903年度 原書 Henri Bergson, Histoire de l'idée de temps. Cours au Collège de France 1902-1903, PUF, 2016. 体裁・価格 A5判並製 448p 定価4950円(本体4500円+税10%)※2023年

                                                    • 水やりは面倒くさい。それでも人はずっと「庭」をつくってきた:美学者/庭師・山内朋樹 | DIG THE TEA

                                                      洋の東西を問わず、古来より人類の歴史に存在してきた「庭」。 いまだに多くの人々にとって、身近な存在でありつづけている。熟練した庭師によってつくられた庭園のみならず、自宅の庭や学校の校庭なども含めると、誰しも何かしらのかたちで「庭」とかかわってきたはずだ。 しかし、この「庭」というものは、考えてみると不思議な存在だ。 一見すると、いわゆる衣食住の範疇の外にあり、生存に不可欠ではないように思える。都市部でなければ、暮らしの中に「自然」も当たり前に存在してきたはずだ。 それにもかかわらず、なぜ私たちは、コントロールされた自然たる「庭」をつくるのか。 『DIG THE TEA』の探求する「時を溶かす体験」への示唆を与えてくれるように思えるこの問いについて、話を聞いたのは美学者・山内朋樹さん。 山内さんは、学生時代からの庭師としての経験、作庭現場のフィールドワークから得た知見をベースに、庭のかたちの

                                                        水やりは面倒くさい。それでも人はずっと「庭」をつくってきた:美学者/庭師・山内朋樹 | DIG THE TEA
                                                      • 読書日記991 - はてなブログ大学文学部

                                                        読んだ本 ジャコモ・レオパルディ『断想集』幻戯書房 (2020) マーク・ソームズ+カレン・カプラン=ソームズ『神経精神分析入門:深層神経心理学への招待』青土社 (2022) 宮台真司・苅部直・渡辺靖『民主主義は不可能なのか?ーコモンセンスが崩壊した世界で』読書人 (2019) 藤本夕衣・古川雄嗣・渡邊浩一『反「大学改革」論:若手からの問題提起』ナカニシヤ出版 (2017) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 少し前の日記に、自分は「凡人は欲望にしたがって、天才は好奇心から派生した信念で生きる」といった主旨のことを書いた。 また、執行草舟氏が強く働きかけ書物復刊に至ったマイケル・ヤング『メリトクラシー』と関連づけて再度競争の原理とその意義について考えさせられた。 宮台真司氏によれば、「自由放任主義」に依拠するフリードリヒ・ハイエクのいう「スポ

                                                          読書日記991 - はてなブログ大学文学部
                                                        • ウミネコ・ダンス、カモーン。と、なって - 地底たる謎の研究室

                                                          題名:ウミネコ・ダンス、カモーン。と、なって 報告者:ダレナン 本記事は、この記事の続きです。 本当はもうすでに消えているのかもしれない。どのような時間を過ごそうとも、その時間はいつも一定に流れて、いつしか記憶をも洗い流す。タンスの奥にしまった記憶は、しまったことすらも記憶として流され、後で見返しても、タンスも消されている。今、消されたタンスの奥に何をしまったのかも思い出せない。確か、整理していたはずだが、その整理がつかないまま、整理していたことも忘れ、タンスは置き去りになる。はるかかなたの次元に追いやられたタンスは、宇宙を彷徨う。 現代神経生物学では、記憶はおもに脳細胞間の連結部シナプスに生じた物理化学的変化の集積として、脳の中に貯蔵されるとするも、哲学者のアンリ・ベルクソンによれば、記憶は脳の中に貯蔵されず、脳は記憶の媒介であって貯蔵庫ではないとする。脳=物質は表象を貯蔵できず、そもそ

                                                            ウミネコ・ダンス、カモーン。と、なって - 地底たる謎の研究室
                                                          • タイムマネジメントによって人生をコントロールする試みは必然的に失敗する/「限りある時間の使い方」を読みました - 理系学生日記

                                                            「限りある時間の使い方」を読みました。 限りある時間の使い方 作者:オリバー・バークマンかんき出版Amazon タイムマネジメントによって人生をコントロールしようとする試みは必然的に失敗する 「今」を大事にする 読んでから この本を知ったのは、生産性を高めれば高めるほどますます忙しくなる /「限りある時間の使い方」を読んだ - kakakakakku blogでした。 僕も効率的に生きたいと思っていますし、さまざまなタイムマネジメント術を試していたりしました。それでも、平日は業務に追われてなかなか自分の時間は取れず、休日は休日で溜まった家事や子供との時間によって、いつも焦燥感を抱いていました。 その中で以下のような内容は、その一文だけで心に刺さってきます。 効率を上げれば上げるほどますます忙しくなる 時間をコントロールしようとすればするほど時間のなさにストレスを感じる 時間をコントロールす

                                                              タイムマネジメントによって人生をコントロールする試みは必然的に失敗する/「限りある時間の使い方」を読みました - 理系学生日記
                                                            • 想像する力と想像を捨てる力|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi

                                                              想像力が大事だ。 他人のことを想像する力、自分の言ったこと/書いたことがちゃんと相手に伝わるかを検討してみる力、自分が行うこと/行なおうとしていることが外にどんな影響をもたらすかを想像する力、自分の仕事がどういう結果につながるかを想像する力。 ようは自分の言動に責任をもつために、想像力は欠かせないということだ。 だから、「自分勝手ではない」というのは、こうした想像力を常に働かせているか?ということに他ならない。だけど、自分勝手じゃないと言いつつ、こうした想像がほとんどできてない人は山ほどいる。 残念ながら、「自分勝手をしてるつもりではない」ということだけでは、実際に自分勝手ではないということにはならない。自分勝手かどうかは、あくまで自分が行うことが他人に、外部にどう影響してしまうのかを想像した上で行動の選択を行なっているかどうかによって決まるのだから。 目の前にない像を想う想像力というのは

                                                                想像する力と想像を捨てる力|棚橋弘季 Hiroki Tanahashi
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