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カンヴァス 画家の検索結果1 - 40 件 / 47件

  • ノア・スミス「もっと浅薄な未来に向かって」(2024年1月3日)|経済学101

    Art by GPT-4. Prompt: “an image that evokes ‘The Triumph of Death’, with similar buildings and a similar layout, but where everyone is healthy and happy”不運には,代償に見合う値打ちがない「50歳までぜひとも生きていたいよ」――キース・ヘリング いや,たしかにこの記事の発端は,旧称 Twitter のソーシャルメディアプラットフォームでつい先日に起きた馬鹿馬鹿しいいざこざではあるんだけど,約束する,後の方まで読んでくれたらもっと面白い話になっていくよ! つい先日のいざこざは,有名な絵画を軸に展開してる.その絵とは,キース・ヘリングの「未完の絵画」だ ("Unfinished Painting").1989年に描かれたこの絵は,AIDS にな

      ノア・スミス「もっと浅薄な未来に向かって」(2024年1月3日)|経済学101
    • 『絵には何が描かれているのか 絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』刊行記念ブックフェア 心を動かす絵のひみつ | 菅俊一

      1991年に原書が刊行された『絵には何が描かれているのか 絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』。絵の作用とその原則を知ることで、作ること/見ることについての新しい視点が得られ、理解を深めることができます。 本書の日本語版刊行を記念して、第一線で活躍するデザイナーや研究者の皆様による選書ブックフェア〈心を動かす絵のひみつ〉を開催しました。選者は、本書に特別解説を寄稿いただいた山本貴光さんをはじめ、松田行正さん、名久井直子さん、大原大次郎さん、細馬宏通さん、平倉圭さん、菅俊一さんの豪華7名です。 本記事では、皆様がその際にセレクトした選書リストを、各選書へのコメントとともに公開いたします。 選者:山本貴光 ~はじめに~ モリー・バング『絵には何が描かれているのか』の横に置いて読みたい本を27 冊ほど選んでみました。全体を大きく三つのパートに分けてご紹介します。「イメージと人間のあいだ」「

        『絵には何が描かれているのか 絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則』刊行記念ブックフェア 心を動かす絵のひみつ | 菅俊一
      • 東大駒場博物館で宇佐美圭司の個展が開催。同大食堂の作品廃棄を教訓に芸術活動を回顧

        東大駒場博物館で宇佐美圭司の個展が開催。同大食堂の作品廃棄を教訓に芸術活動を回顧東京大学駒場博物館で、美術家・宇佐美圭司(1940〜2012)の個展「宇佐美圭司 よみがえる画家」が開催。同大学中央食堂にあった絵画《きずな》の廃棄を教訓に、宇佐美の功績を回顧する。会期は4月28日〜6月27日。 宇佐美圭司 きずな 1977/2018〜21 再現映像作成=笠原浩 東京大学駒場博物館で、首都圏の美術館では20年ぶりとなる美術家・宇佐美圭司(1940〜2012)の個展「宇佐美圭司 よみがえる画家」が開催される。会期は4月28日〜6月27日。 この展覧会の背景にあるのは、2017年に起きた東京大学中央食堂にあった宇佐美の絵画《きずな》(1977)が、改修工事にともなう不用意な廃棄処分によって失われてしまったことだ。東京大学ではこの件を受けた同展の企画意図について、「取り返しのつかない結果をもたらした

          東大駒場博物館で宇佐美圭司の個展が開催。同大食堂の作品廃棄を教訓に芸術活動を回顧
        • 掌の美術論 <br>第8回 美術史におけるさまざまな触覚論と、ドゥルーズによるその創造的受容(前半) - けいそうビブリオフィル

          この連載では、数回前から美術史的著述における「触覚」をめぐる議論について辿り直している。辿り直す、といっても、それらの諸議論はわかりやすい一本の系譜を成しているわけではない。それぞれの著者は、別の著者の「触覚」の議論と共通の知識や前提から出発している場合もあるのだが、そこからどのように作品分析に展開していくのか見ていくと、この連載の他の記事でも述べてきたように、驚くほどの多様性に満ちていることがわかる。過去の「触覚」の議論を承けていることを明らかにしている著述でさえ、具体的な作品分析を通して、別の議論を生じさせていく。気づけばそのロジックは、影響源となったはずの著述におけるロジックとは別のものになっていく。過去の触覚論を辿り直すことで浮かび上がるのは、「系譜」と呼べるような大きな幹を持たない諸議論のつながりと対立である。それは一本の幹から派生する枝葉の構造というよりも、縦横無尽に広がりなが

            掌の美術論 <br>第8回 美術史におけるさまざまな触覚論と、ドゥルーズによるその創造的受容(前半) - けいそうビブリオフィル
          • 12月の空の下に - 野の書ギャラリー

            こんにちは。 日が落ちると とたんに寒くなりますね。お元気でいらっしゃいますか。 秋明菊が 今もぽつりと咲いています。 実家で増えていたゲンノショウコを持って帰ったもの。 あかくなっています。 クリスマスローズの後に楽しませてくれたアケボノフウロもほんのりと。 🌿 前回 「ジュンサイかどうか」などと頼りないことを書いておりました 水辺の草は、「ウチワゼニクサ」ではないでしょうかとのご連絡をいただきました。 調べてみましたら、縁取りのように繰り返し切れ込みの入った葉の形や生え方など 確かにそちらの方が正しいと思いました。ジュンサイは 別のところで育っているのでしょうね。適当なことでごめんなさいね。 寄せ植えの作り直し - ちっちゃい庭とおっきい空と。 ぴちゅぅささん 教えてくださってありがとうございました。ブログは新しい記事を書いていらっしゃいますが、こちらは冬の寄せ植えが ぴちゅぅささん

              12月の空の下に - 野の書ギャラリー
            • 東京都美術館『ゴッホ展』に行ってきました - 時の化石

              どーも、ShinShaです。 久しぶりにアートの記事です。 世界的な新型コロナウィルス感染拡大で、カラヴァッジョ、モネ展が飛んでしまったからね。 今回は大好きなゴッホの作品を観てきました。 ゴッホの作品は画像で見ても、本来の美しさの半分も理解できない。 実際の作品を鑑賞してそう感じました。 今回のゴッホ展では初期の作品にも驚くべき美しさがあることを知りました。 素晴らしい体験となりました。 オススメのアート展です。 皆様もぜひ! クレラー=ミュラーコレクションについて ゴッホの生涯 東京都美術館『ゴッホ展』の感想 主要作品のご紹介 「祈り」 「リンゴとカボチャのある静物」 「緑のブドウ園」 「夜のプロヴァンスの田舎道」 「サン=レミ療養院の庭」 オススメの本ご紹介 苦情をいくつか あとがき クレラー=ミュラーコレクションについて 今回のゴッホ展は、クレラー=ミュラー美術館の所蔵作品がメイン

                東京都美術館『ゴッホ展』に行ってきました - 時の化石
              • 国立西洋美術館、65年目の自問。批判覚悟の「現代アート展」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                ビジネスとアートの接続が叫ばれて久しいが、そこで話題になるのはもっぱら現代アートである。しかし、過去があってこその今である。では、現代作家にとって、西洋美術、近代美術の価値とは? 美術館が自らその検証に乗り出した。 日本に、国立の施設として西洋美術のみを扱う美術館があることに違和感を覚えたことはあるだろうか。歴史や宗教の一端を担った重厚な作品、教科書に出てくるような名画が集まる場所は格式が高く、ともすれば“古臭い場所”かもしれない。 国立ではあるものの、その母体が、川崎造船所の初代社長・松方幸次郎が西洋を中心に買い集めた「松方コレクション」であることはよく知られている。20世紀初頭に「日本の画家に本物の西洋美術を見せたい」と尽力した企業家の想いが根底にあり、言い換えれば、日本のアーティストのため、その活動や作品を目にする“未来のため”に建てられたのが国立西洋美術館ということになる。 200

                  国立西洋美術館、65年目の自問。批判覚悟の「現代アート展」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                • パレードを観に行きませんか。 - 野の書ギャラリー

                  こんにちは。 お元気でいらっしゃいますか。 今日は、まず前回のラベンダーパークの記事の訂正と補足をさせてくださいね。 ラベンダー以外の植物の説明が、不足していました。印象だけでこんな感じかなと書いたものもありました。 こちらの 花びらの上に繊細に広がり立つ雄しべが愛らしい白い花は、ギンバイカ (マートル) です。 こんな感じに 雄しべがふわりと立ったビヨウヤナギの美しい花のお写真を載せていらっしゃるブログを 最近拝見しました。とても素敵でした。 ギンバイカの微かに優しく香る花に (ハーブなので、葉も折り取って擦りあわせると よい香りがするのですね。自分のものではないので遠慮しますが。) 、蜂や 緑の小さなハナムグリなどが 飛び交っていました。 そして、「セージでしょうか」と書いていましたが、 バーベナ ハスタータ ‘ ブルースピアーズ ’ 。白い花もありました。近くで撮った写真もあった方が

                    パレードを観に行きませんか。 - 野の書ギャラリー
                  • 本屋大賞のベストセラーBEST10を紹介 - サボログ×てんログ

                    いつも来ていただきありがとうございます。 サボログ×てんログ運営のサボり(@kuronopoem)です。 前回、本屋大賞2019の作品をランキング形式で紹介しました。 www.saborite.com 本屋大賞は2004年から毎年開催されていますが、その中でもベストセラーが誕生しているということで本屋大賞に選ばれた作品の中からベストセラーになった作品のBEST10を紹介します。 【1位】そして、バトンは渡された 内容 【2位】かがみの孤城 内容 【3位】楽園のカンヴァス 内容 【4位】たゆたえども沈まず 内容 【5位】舟を編む 内容 【6位】火花 内容 【7位】昨夜のカレー、明日のパン 内容 【8位】世界から猫が消えたなら 内容 【9位】海賊とよばれた男(上) 内容 【10位】錨を上げよ(上) 内容 まとめ 【1位】そして、バトンは渡された そして、バトンは渡された /文藝春秋/瀬尾まいこ

                      本屋大賞のベストセラーBEST10を紹介 - サボログ×てんログ
                    • 原田マハ『ゴッホのあしあと』 サン=レミでのどん底の日々から生まれた永遠の名画『星月夜』『糸杉』『アイリス』 - 時の化石

                      どーも、ShinSHaです。 今回の記事は、僕の大好きなゴッホに関する本とアートの記事です。今回、ご紹介する本は、原田マハ著『ゴッホのあしあと』です。この本は、美術書では知ることができなかった、ゴッホについての多くのことを、僕に教えてくれました。小説家、女性らしい視点で書かれたすばらしい作品です。 筆者のご紹介 原田マハ『ゴッホのあしあと』 アルルからサン=レミへ サン=レミで描かれた永遠の名画 あとがき 筆者のご紹介 筆者、原田マハさんの略歴をご紹介します。彼女が多くのアートを題材とした本を書いていることは知っていました。これまでは、ご縁がありませんでした。今回、彼女の本を初めて読みました。山本周五郎賞、新田次郎賞を受賞されているんですね。すばらしいです。 原田マハ 1962 年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術

                        原田マハ『ゴッホのあしあと』 サン=レミでのどん底の日々から生まれた永遠の名画『星月夜』『糸杉』『アイリス』 - 時の化石
                      • 国立西洋美術館初の現代美術展示。「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」の概要とトークをレポート

                        国立西洋美術館初の現代美術展示。「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」の概要とトークをレポート東京・上野の国立西洋美術館で21組の現代美術作家を招き、同館や同館コレクションについて考える初の試み「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」が開催される。会期は3月12日〜5月12日。 文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長) 左から鷹野隆大、小田原のどか、梅津庸一、新藤淳 今年開館65周年を迎える東京・上野の国立西洋美術館。ここで21組の現代美術作家を招く初の試み「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」が開催される。会期は3月12日〜5月12日。 参加作家は、飯山由貴、梅津庸一、遠藤麻衣、小沢剛、小田原のど

                          国立西洋美術館初の現代美術展示。「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」の概要とトークをレポート
                        • Twitterの叡智集合。#名刺代わりの小説10選を1300人分まとめてみた - 俺だってヒーローになりてえよ

                          ※集計結果をいち早く知りたい方は適当な所まで飛ばしてください。 しばらくこの記事を書くための苦労とか、愚痴とかのいらん話が続きます。 いらん前置き 長い長い道のり 集計結果発表 43位(2票) 42位(3票) 41位(4票) 40位(5票) 39位(6票) 38位(7票) 37位(8票) 36位(9票) 35位(10票) 34位(11票) 33位(12票) 32位(13票) 31位(14票) 30位(15票) 29位(16票) 28位(17票) 27位(18票) 26位(19票) 25位(20票) 24位(21票) 23位(22票) 22位(23票) 21位(24票) 20位(26票) 19位(27票) 18位(28票) 17位(29票) 16位(30票) 15位(31票) 14位(32票) 13位(34票) 12位(35票) 11位(39票) 10位(41票) 9位(42票) 8位(43

                            Twitterの叡智集合。#名刺代わりの小説10選を1300人分まとめてみた - 俺だってヒーローになりてえよ
                          • 京都が舞台の本おすすめ7冊【映画化作品の小説も】で観光の参考に - 光の人生ノート ~ My Scrap Book~

                            京都が好きで大阪からよく出かけます。 京都をもっと楽しむ方法の一つとして、京都が舞台の小説を読むのもいいですね。 すでに知っている京都の地域、これから訪れる予定の場所を舞台とした小説を読んでから、実際にその場所に行くとうれしくなります。 そんな京都を舞台とした小説で、私が実際に読んでよかったおすすめの本を紹介します。 若い人でも読みやすい本から、歴史が好きな方には時代小説まで選んでみました。 映画化された作品もあるので、あわせて紹介します。 京都が舞台のおすすめ小説 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文 『鴨川ホルモー』万城目学 『異邦人』原田マハ 『利休にたずねよ』山本健一 『新選組血風録』司馬遼太郎 『金閣寺』三島由紀夫 『下鴨アンティーク』白川紺子 京都が舞台の小説が映画化された作品 まとめ 京都が舞台のおすすめ小説 まずは、読みやすい本から。 『ぼくは明日、昨日のきみとデ

                              京都が舞台の本おすすめ7冊【映画化作品の小説も】で観光の参考に - 光の人生ノート ~ My Scrap Book~
                            • 原田マハ『ゴッホのあしあと』を読みながら オーヴェルでのゴッホ最後の3ヶ月を追う - 時の化石

                              どーも、ShinShaです。 このブログは、僕の大好きなゴッホ の本とアートに関する記事です。今回は、原田マハ著『ゴッホのあしあと』を読みながら、オーヴェルでの、ゴッホ最後の3ヶ月にフォーカスしました。インターネット、ヴァン・ゴッホ美術館Websiteの情報から、ゴッホが最後の3ヶ月に書いた絵、ゴッホの暮らした宿など、ビジュアルな記事をお届けします。 筆者のご紹介 筆者、原田マハさんの略歴をご紹介します。山本周五郎賞、新田次郎賞を受賞されているんですね。今、僕は、彼女の小説『たゆたえど沈まず』を読んでいるところです。とても、すばらしい作品です。 原田マハ 1962 年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年フリーのキュレーター、カルチャーライターとなる。2005年

                                原田マハ『ゴッホのあしあと』を読みながら オーヴェルでのゴッホ最後の3ヶ月を追う - 時の化石
                              • 会社で使える!インテリジェンス漂う美術ネタ3選

                                世界の三大名画世界三大名画って何かご存知でしょうか? 三大と言いながら、実は4つあります。 まずは・・・ ベラスケス  「ラス・メニーナス」 門外不出 【作 者】 ディエゴベラスケス(Diego Rodríguez de Silva y Velázquez) 【作品名】 ラス・メニーナス(Las Meninas) 【年 代】 1656年 【種 類】 カンヴァス、油彩 【寸 法】318 cm × 276 cm 【所 蔵】プラド美術館(Museo del Prado)/スペイン ラス・メニーナスとはスペイン語で「女官」という意味です。タイトルを聞くと女官たちが主役なのかな?と思ってしまいますが、ちょっと違います。 最初期の目録では「ラ・ファミリア(家族)」というタイトルで登録されていました。 そして、この絵を宮廷画家だったベラスケス に「家族の絵が欲しい」と依頼したのは、スペイン国王のフェリペ

                                  会社で使える!インテリジェンス漂う美術ネタ3選
                                • 原田マハ著 小説『たゆたえども沈まず』を読みながら あらためて小説の形で読むゴッホとテオの物語に強く胸を打たれた - 時の化石

                                  どーも、ShinShaです。 今回のブログでは、原田マハさんの著作『たゆたえども沈まず』をご紹介します。この本をちょうど半分読んだところですが、胸を打たれる場所がいくつもありました。感動の余韻の残が残っている中、ブログを書き始めました。この小説は、すばらしいです。ゴッホ好き、美術愛好家いは必読の書です。 ゴッホという画家は、日本人の中では、認知度ほぼ100%です。だから、ゴッホの作品を書くというのは、大変な仕事なんですね。下手をすると、自分の経歴を傷つける危険性があります。そういうプレッシャーの中、この作品は、すばらしい出来ばえであると思います。うん、よく書いた。 著者について 小説『たゆたえども沈まず』 小説のあらすじと感想 日本美術をヨーロッパに紹介した林忠正氏 本書に登場する重要な2枚の絵 ゴッホのパリ時代の作品 あとがき 著者について 筆者、原田マハさんの略歴をご紹介します。山本周

                                    原田マハ著 小説『たゆたえども沈まず』を読みながら あらためて小説の形で読むゴッホとテオの物語に強く胸を打たれた - 時の化石
                                  • 愛に生きた美貌の画家「ヴァラドン」と母の愛を求め続けた息子ユトリロの物語

                                    シュザンヌ・ヴァラドン(1865~1938) ヴァラドンは、1865年9月23日にフランス北東部の小さな町ベシーヌで ホテルで清掃や洗濯などをして生計を立てていた女性のもと、私生児として生まれました。 ヴァラドンは5歳の頃に母とともにパリに移り住み、11歳で家計を支えて働きました。 【作 者】シュザンヌ・ヴァラドン 【作品名】忘れられた人形 【年 代】1921年 【種 類】カンヴァスに油彩 【寸 法】129cm × 81cm 【所 蔵】国立女性美術館(National Museum of Women in the Arts; NMWA) /ワシントン 画家となったヴァラドンが描いた母と幼き日の自分です。 母に体を拭かれるヴァラドン。最初は母親に “あらぬ仕事” させられていたの?と凍りつきそうになった絵なんですが・・・・ そうではなくて、少女が女性に変容する様を描いています。 人形と同じ髪

                                      愛に生きた美貌の画家「ヴァラドン」と母の愛を求め続けた息子ユトリロの物語
                                    • 掌の美術論 <br>第15回 キュビスムの楽器の奏でかた、キュビスムの葡萄の味わいかた - けいそうビブリオフィル

                                      あらま、顔がヴァイオリンに…… この春ヴェルサイユ宮殿で、19世紀に活躍したフランス人画家オラース・ヴェルネの展覧会が開催されていた。ヴェルネは、オリエンタリズムや歴史画を手がけたアカデミズムの画家として語られることの多い画家だ。しかしこの展覧会は、意外にもロマン主義と古典主義をつなぐような革新的潜在性を秘めた画家であったことを示す点で、実に発見の多い企画だった。なかでも興味深かったのが、最後の部屋にひっそりと展示されていた風刺的自画像(図1)である。ここでヴェルネは、60歳を迎えた自己の頭部を、ヴァイオリンに見立てている。 図1 オラース・ヴェルネ《ヴェルネ自身によるオラース・ヴェルネ》1850年ごろ、フランス国立図書館 出典:Valérie Bajou (dir.), Horace Vernet (1789-1863), cat. exp., Château de Versailles

                                        掌の美術論 <br>第15回 キュビスムの楽器の奏でかた、キュビスムの葡萄の味わいかた - けいそうビブリオフィル
                                      • 【会期終了】ゴッホの名作はひまわりだけじゃない!東京都美術館で「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を開催! - いろはめぐり

                                        【会期終了】ゴッホの名作はひまわりだけじゃない!東京都美術館で「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を開催! 絵画に全く興味がない人でも、‘‘ゴッホ‘‘は知っているという方がほとんどなのではないでしょうか。 有名な作品は、もちろん‘‘ひまわり‘‘ですよね! 「ゴッホといえばひまわり、ひまわりといえばゴッホ」といっても過言ではないと思います。 しかし、ゴッホはひまわりだけではありません! 2021年9月18日(土)~12月12日(日)東京都美術館で開催する「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」では、ヘレーネのファン・ゴッホ・コレクションから選りすぐりのゴッホの絵画・素描・版画をみることができます。 ゴッホの新たな一面を見れるかもしれません! 今記事はゴッホの生い立ちから展示会の内容について紹介していきます! ゴッホについて 自画像(耳に包帯をしたもの) 1889年 フ

                                          【会期終了】ゴッホの名作はひまわりだけじゃない!東京都美術館で「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を開催! - いろはめぐり
                                        • アーティゾン美術館に行ってきました。続けて、ピカソ、パウル・クレー、青木繁など名画の数々を。(石橋財団コレクション編2) - 時の化石

                                          どーも。ShinShaです。8月13日、お盆ですね。皆様、いかがおすごしでしょうか。 今年は、故郷に帰ることはできませんでした。今日は、午前に仕事して、午後からは、ゆっくりブログを書いています。 今日は、アーティゾン美術館訪問記第3回目の記事をUPします。前回から続けて、ピカソ、パウル・クレー、再び、青木繁などの名画を紹介致します。ブログで、掲載できない名画も数多くあります。偏愛基準で選定していますので、なにとぞお許し下さい。この訪問記は、この記事で終わりです。 アーティゾン美術館には、素晴らしい収蔵作品が沢山あります。皆さんも、ぜひ訪問されてはいかがでしょうか。 以前の記事はこちらです。まだ、読んでおられない方は、併せて読んで下さいね。 www.fossiloftime.com www.fossiloftime.com アーティゾン美術館について 美術展鑑賞記3 青木繁『わだつみのいろこ

                                            アーティゾン美術館に行ってきました。続けて、ピカソ、パウル・クレー、青木繁など名画の数々を。(石橋財団コレクション編2) - 時の化石
                                          • モネ 連作の情景

                                            印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることはできません。移ろいゆく景色と、その全ての表情を描き留めようとしたモネの時と光に対する探究心が感じられる「連作」は、巨匠モネの画家としての芸術的精神を色濃く映し出していると言えるのかもしれません。 1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、東京と大阪を会場に国内外のモネの代表作60点以上*が一堂に会す本展では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などを

                                              モネ 連作の情景
                                            • 【名画で感じる】失恋!心が砕かれるような苦しみと喪失感が浄化されるまで

                                              美しいアドニスを誰も目に触れさせたくなかったヴィーナスは、人気の少ない冥界のハデスにしばし預けることにしました。 それがとんだ大誤算でして・・・なんと!ハデスの妻であるベルセフォネもアドニスに夢中になっちゃうんです。 アドニスが成長してヴィーナスが引き取りにくる頃には、もう女神同士の泥沼バトル・・・ 高揚と喪失と・・見かねたゼウスが仲裁に入って、1年の内1/3をヴィーナス、1/3をベルセフォネ、1/3をアドニスが自由にするということで、とりあえずはその場は治りました。 そして、アドニスは自分に託された1/3をヴィーナスと一緒にいるために使います。 そのときのヴィーナスはどれほど嬉しかったったかと思います。 それはそれは濃密な2/3を二人で過ごすんですけどねぇ・・・・ 悲しいかな愛は永遠ではないんですよ(´-ω-`) 濃密に過ごした分、若きアドニスの「飽き」を誘ってしまったようで、ヴィーナス

                                                【名画で感じる】失恋!心が砕かれるような苦しみと喪失感が浄化されるまで
                                              • 原田マハ著『たゆたえども沈まず』を読みながら(2) 分かっていても、やはり泣けてくるゴッホとテオの感動の物語 - 時の化石

                                                どーも、ShinShaです。 今回のブログは、原田マハさんの著作『たゆたえども沈まず』2回目の記事です。ゴッホ とテオ、二つの魂が、この世の中に美しい名画を残してくれた。結末は、十分に分かり過ぎているのに、最後は涙を止められなかった。感動しました。この本はすばらしいです。 今回のブログでは、本のご紹介に加えて、ヴァン・ゴッホ美術館の収蔵のアルル、サン=レミ時代の作品から、あまり知られていない、ゴッホの素晴らしい作品を紹介します。こちらの方もお楽しみに。 本の紹介 じつは、このブログの最初の記事は、ゴッホ最晩年の作品『烏のいる麦畑』に関するものなんですね。ゴッホの絵を愛するようになって40年のShinShaとしては、この小説『たゆたえども沈まず』は、必ず読まなければならない作品なんです。副読本である『ゴッホのあしあと』と合わせて購入して、このブログで紹介してきました。 とまどったのは、よく知

                                                  原田マハ著『たゆたえども沈まず』を読みながら(2) 分かっていても、やはり泣けてくるゴッホとテオの感動の物語 - 時の化石
                                                • 原田マハの小説に出てくる【画家や美術作品】好きな絵画の本を読んでみる? - 光の人生ノート ~ My Scrap Book~

                                                  原田マハさんの本で、アートを題材にした小説の中心となる画家に作品などをまとめてみました。 美術鑑賞が好きな方なら、原田マハさんの小説を読まれる方も多いのではないでしょうか。 私も、原田マハさんの小説が大好きです。 ご存じの方も多いでしょうが、原田マハさんは、美術館の勤務にキュレーターという専門職にも就かれていた経歴を持つ作家さんです。 だから、画家や作品に関した小説を多数、出版されています。 私もほとんど読んできましたが、小説に登場する画家を書き出してみたいと思い、まとめてみました。 すべてが事実ではなくフィクションも多いですが、画家の生い立ちや活動していたときの社会情勢や風景などは、詳しく描かれています。 物語としても、じゅうぶんに読みごたえのある本ばかりです。 好きな画家や作品があれば、マハさんの小説を読むことで、作品が生まれた背景がわかって、より興味が増すかもしれません。 好きな画家

                                                    原田マハの小説に出てくる【画家や美術作品】好きな絵画の本を読んでみる? - 光の人生ノート ~ My Scrap Book~
                                                  • ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント|東京都美術館

                                                    特別展 ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント Collecting Van Gogh: Helene Kröller-Müller’s Passion for Vincent’s Art 2021年9月18日(土)~12月12日(日) フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の芸術に魅了され、その世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)。ヘレーネは、画家がまだ評価の途上にあった1908年からおよそ20年で、鉄鉱業と海運業で財をなした夫アントンとともに約90点の絵画と180点を超える素描・版画を収集しました。ファン・ゴッホの芸術に深い精神性を見出したヘレーネは、その感動を多くの人々と分かち合うべく、生涯にわたり美術館の設立に情熱を注ぎました。 本展では、クレラー=ミュラー美術館からファン・ゴッホの絵画28点と素描20点を展示します。ま

                                                    • 【ポーラ美術館コレクション展】 あべのハルカス美術館(大阪) - トラリブ Travel Blog

                                                      あべのハルカス美術館 【ポーラ美術館コレクション展】 (July 2021) 【ポーラ美術館コレクション展】が 2021年 夏<大阪>、秋<東京>にて開催されます。 <大阪> 〖あべのハルカス美術館〗 7月9日 (金) ~ 9月5日 (日) <東京> 〖Bunkamura ザ・ミュージアム〗 9月18日 (土) ~ 11月23日 (火・祝) 「ポーラ美術館コレクション展」は、 日本屈指の西洋絵画コレクションを誇るポーラ美術館から、 モネやピカソ、ゴッホ、ルノワールなど、フランスで活動した作家28名による絵画と 化粧道具コレクションを紹介する展覧会です。 あべのハルカス美術館(July 2021) 7月中旬にあべのハルカス美術館を訪れたときの印象に残っている作品、 展覧会の概要についてご紹介いたします。 展覧会概要 <大阪> <東京> 展覧会の背景にある3つのテーマ テーマ① 時代を映す、輝

                                                        【ポーラ美術館コレクション展】 あべのハルカス美術館(大阪) - トラリブ Travel Blog
                                                      • 西洋絵画を勉強するためにおすすめな本を紹介-絵画入門は中野京子, 原田マハ, 阿刀田高で美術を学ぶ - すみくにぼちぼち日記

                                                        日本の美術館や欧米の美術館で目にする西洋絵画。見ているだけで美しい絵画ですが、絵画の特徴を知ると美術鑑賞が一層面白くなります。 この記事では西洋絵画を勉強したいと思ったときにおすすめな本をご紹介します。 西洋絵画を勉強するためにおすすめな本を紹介 中野京子さんの怖い絵シリーズ 原田マハさんの美術小説 阿刀田高さんの知っていますかシリーズ ギリシャ神話の知識をつけるなら 聖書の知識をつけるなら 終わりに 西洋絵画を勉強するためにおすすめな本を紹介 西洋絵画を鑑賞するときに、知っておくと美術館が一層楽しくなる知識があります。 そんな知識を蓄えるためにおすすめな本が、中野京子さんの本、原田マハさんの本、そして阿刀田高さんの本です。 美術の見方、面白さを学ぶなら中野京子さん、美術を小説として楽しむなら原田マハさん、美術の題材を面白く学ぶなら阿刀田高さんの本を読むと、美術の基礎を学ぶことができます。

                                                          西洋絵画を勉強するためにおすすめな本を紹介-絵画入門は中野京子, 原田マハ, 阿刀田高で美術を学ぶ - すみくにぼちぼち日記
                                                        • 【展覧会】「ホキ美術館所蔵 超写実絵画の襲来」@渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムのレポート(2020/6/13 鑑賞) - すきコレ

                                                          自称アート・リポーターこと、よろコンです。 本ブログでは既に完了した展覧会も含め、好きな展覧会をレポートしていきます。 今回は、梅雨空の下、2020年6月13日(土)に訪問した 「ホキ美術館所蔵 超写実絵画の襲来」@Bunkamura ザ・ミュージアム です。2020/6/16現在、まだ開催中の展覧会です。(開催中の展覧会のブログを書くのは久しぶりです^^;) これは写真なのか、絵画なのか。リアルなのかファンタジーなのか。写実絵画が向かう先に見えるものは。 普段、あまり目にする機会が少ない"超写実絵画"の世界。是非、驚いてみてください。 今回も最後までお読みいただけますと幸いです。 【目次】 1. 展覧会概要 (1) どんな展覧会か (2) 開催概要 (3) パンフレット (4) 行くきっかけ 2. 展覧会の中へ (1) 訪問日・混雑状況 (2) 展覧会の構成 (3) 気になる作品 (4)

                                                            【展覧会】「ホキ美術館所蔵 超写実絵画の襲来」@渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムのレポート(2020/6/13 鑑賞) - すきコレ
                                                          • 移り変わったイグアノドンの姿 神戸で特別展「恐竜図鑑」、東京にも巡回

                                                            ジョン・マーティン《イグアノドンの国》1837年 水彩・紙 30.2×42.6cm ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ、ウェリントン Gift of Mrs Mantell-Harding, 1961. Te Papa (1992-0035-1784) 「パレオアート」という言葉をご存じですか? 「古生物美術」とも訳されるこの言葉は、現存しない太古の生物や風景を科学的知見と画家の想像力で描き出す、科学と美術の交差する一分野を指しています。兵庫県立美術館で開催中、東京・上野の森美術館にも巡回する特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」には、そんなパレオアートの名品が集います。恐竜ファンと美術ファン、いずれにも必見の展覧会です。 人類誕生よりはるか昔、地球上を闊歩(かっぽ)した巨大な〝トカゲ〟―恐竜の存在が認知されたのは、いまから約200年前。歯の化石がイグアナの歯に似ているこ

                                                              移り変わったイグアノドンの姿 神戸で特別展「恐竜図鑑」、東京にも巡回
                                                            • 【展覧会】ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@上野・国立西洋美術館のレポート(2020/6/20訪問) - すきコレ

                                                              自称アート・リポーターこと、よろコンです。 本ブログでは既に終了した展覧会も含め、好きな展覧会をレポートしていきます。 今回は、いよいよ開幕しましたこちらの展覧会。早速行ってきました! ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 @ 上野・国立西洋美術館 のレポートです。 2020年度、もっとも注目の美術展の一つ。COVID-19の影響で開催が危ぶまれましたが、会期を変更しての開催です。最後まで、お読みいただけますと幸いです。 【目次】 1. 展覧会概要 (1) どんな展覧会か (2) 開催概要 (3) パンフレット (4) 行くきっかけ 2. 展覧会の中へ (1) 訪問日・混雑状況 (2) 展覧会の構成 (3) 気になる作品 (4) ミュージアムショップ 3. さいごに ※ 以下の記述は展覧会の解説、図録、パンフ、その他WEB上の資料を参照の上、記述しております。また、絵画の写真は購入した展覧会

                                                                【展覧会】ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@上野・国立西洋美術館のレポート(2020/6/20訪問) - すきコレ
                                                              • 【作品・その3】クロード・モネ「サン=ラザール駅」(1877) オルセー美術館(2020/4/19記述) - すきコレ

                                                                自称アート・リポーターこと、よろコンです。 さて、今まで見てきた美術作品の中から、好きな作品をレポートしてコレクトするブログシリーズ。また、お付き合いただけますと幸いです。 それでは、本日の作品はこちら。 クロード・モネ 「サン=ラザール駅」(1877) クロード・モネは睡蓮をはじめとし、数々の連作を残してきた画家です。 モネは1877年1月~4月にかけて当時過ごしていたアルジャントゥイユを一時離れ、パリに出てサン=ラザール駅にまつわる12の作品を残しています。これは1870年~1871年、普仏戦争を逃れロンドンで過ごしていた時、ターナーの作品に影響を受けたからとのこと。 上の写真はその中でもオルセー美術館に収蔵されている作品(75cm×105cm 油彩/カンヴァス。写真は絵ハガキを撮影) 汽車からの蒸気、雲、空、そして光がすべてのものを包み込み溶け合っていく。移ろいゆく時をも包み込んだよ

                                                                  【作品・その3】クロード・モネ「サン=ラザール駅」(1877) オルセー美術館(2020/4/19記述) - すきコレ
                                                                • 【展覧会】「ハマスホイとデンマーク絵画」展@上野・東京都美術館のレポート(2020/2/1 鑑賞) - すきコレ

                                                                  自称アート・リポーターこと、よろコンです。 ※ 2020/4/29時点、重大事態宣言により東京は新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐため、外出自粛の状況にあります。5/6まで多くの美術館が臨時閉館となっています。今回も過去に訪問した展覧会について、レポートします。 (本ブログでは既に完了した展覧会も含め、好きな展覧会をレポートしていきます) 今回は、今年(2020年)2月1日(土)に訪問した 「ハマスホイとデンマーク絵画」@東京都美術館 です。 18:00から人数限定で鑑賞できるナイト・ミュージアムに行ってきました。 ハマスホイ。確か、以前は「ハンマースホイ」と書かれていたような・・・ 2月の冬の夜。デンマークから来た"心地よい"作品との夕べ。 最後までお読みいただけますと幸いです。 【目次】 1. 展覧会概要 (1) どんな展覧会か (2) 開催概要 (3) パンフレッ

                                                                    【展覧会】「ハマスホイとデンマーク絵画」展@上野・東京都美術館のレポート(2020/2/1 鑑賞) - すきコレ
                                                                  • 関西おすすめ展覧会2022年開催スケジュール、大阪・京都・神戸など美術館&博物館のアート情報

                                                                    CONTENTS ニュース ニュース TOP ファッション ビューティ グルメ アート 映画 音楽 ライフスタイル・カルチャー ジャンル 性別 コレクション コレクション TOP 2024-25年秋冬 2024年春夏 2023-24年秋冬 2023年春夏 2022-23年秋冬 2022年春夏 2021-22年秋冬 2021年春夏 2020-21年秋冬 2020年春夏 性別 カレンダー カレンダー TOP 今月(2024年4月)の予定 今日(2024年4月25日)の予定 今週(2024年4月22日〜2024年4月28日)の予定 週末(2024年4月27日〜2024年4月28日)の予定 カテゴリ別 スナップ スナップ TOP パンツ スニーカー ブーツ ショルダーバック シャツ ドレスシューズ セーター スカート 時計 アイウェア ハンドバック フォーマルジャケット リング Tシャツ トートバ

                                                                      関西おすすめ展覧会2022年開催スケジュール、大阪・京都・神戸など美術館&博物館のアート情報
                                                                    • ゴッホのひまわりはなんで有名なの?国立西洋美術館のエース学芸員に初心者が質問攻め! | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

                                                                      いよいよ2020年3月から東京・国立西洋美術館で始まる西洋美術展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の開催が近づいてきました。展覧会には、13世紀から19世紀末までの西洋美術史に名を残す作家56名の作品全61点がズラリと並ぶ予定。まさに2020年上半期最大の注目美術展と言っても過言ではないかもしれません。 ※国立西洋美術館は2020年3月16日まで臨時休館のため、東京展の開始は延期になりました。 和樂Webでも本展を非常に注目していたところ、なんと本展を企画監修された国立西洋美術館・川瀬主任研究員にインタビューをさせて頂けることになりました。 そこで今回インタビュアーとして白羽の矢を立てたのが、和樂Web編集部のとまこさんと木村さん。編集スタッフとしては非常に優秀なお二人ですが、西洋美術については、実はゴッホとフェルメールの区別もついていない(?)くらいの超初心者なのです。 今回は、あえ

                                                                        ゴッホのひまわりはなんで有名なの?国立西洋美術館のエース学芸員に初心者が質問攻め! | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!
                                                                      • フランス近代絵画界のスター・モネとマティスは「絵」に何をもたらしたのか | 文春オンライン

                                                                        まずもって、好んで描いた「場所」が大きく異なる。マティスより30歳年上のモネには、戸外を描いた作品が多い。事物に光がもたらす作用に着目して、印象派の中心人物と目された画家なのだから、これは当然といえば当然。 クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら》1884年 油彩/カンヴァス  66.1×81.3cm ポーラ美術館蔵 マティスのほうはといえば、屋内を描いた作品が目立つ。彼が探究したテーマは、絵画という平面のなかに、どんな形態を置きどう色彩で埋めていけば、最高度の調和が得られるかというものだった。西洋絵画が何百年にもわたって表現方法を模索してきた「奥行き」や「厚み」をあえて画面から排して、色のボリュームと配置に注力したのだ。そんな大胆な実験を推し進めるには、描く場所を大自然の下より屋内限定としたほうがやりやすかった。 アンリ・マティス《リュート》1943年 油彩/カンヴァス 60.0×81.

                                                                          フランス近代絵画界のスター・モネとマティスは「絵」に何をもたらしたのか | 文春オンライン
                                                                        • 【国立西洋美術館】マティス、ジャコメッティそして再びピカソ

                                                                          昨日に引き続きピカソとその時代の展示の模様をお伝えします。 ドラ・マール 現在、西洋美術館の入り口付近にはこんな看板が掲げられています。この絵が緑色のマニキュアをつけたドラマールです。 ドラ・マールは、当時新進気鋭のシュルレアリスムの写真家... アンリ・マティス アンリ・マティス(1869〜1954)はフランスの画家、ドローイング作家、彫刻家。大胆な色使いや素描が特徴のフォービスム(野獣派)と呼ばれる活動の先駆者であり、独自の色彩を駆使した作品から「色彩の魔術師」の異名を持ちます。 自然を愛していたマティスはそこから多くのインスピレーションを受け、その感覚や感情を色彩を通して直感的に表現する方法を磨き続けました。 同時期に活躍したピカソが形体(フォルム)の表現に革命を起こしたとすれば、マティスは色彩表現を現実のものから解放した人物といえます。 晩年は色紙を切り貼りした切り絵(カットアウト

                                                                            【国立西洋美術館】マティス、ジャコメッティそして再びピカソ
                                                                          • 第1回 そのゴッホは、贋作。 | ゴッホの贋作を見て覚えた感動は本物か。 | 圀府寺司 | ほぼ日刊イトイ新聞

                                                                            ゴッホの絵に心から感動した青年が、 のちに、 その絵が「贋作」と知った‥‥。 今やゴッホ研究の第一人者となった その人、圀府寺司先生に聞きました。 贋作とは何か。 贋作を見て覚えた感動は本物なのか。 そして、その問いから浮かび上がる、 ゴッホという画家の、真の魅力とは。 担当は「ほぼ日」奥野です。 >圀府寺司先生のプロフィール 1957年、大阪府生まれ。 大阪大学文学部西洋美術史専攻卒業。 1981〜88年、アムステルダム大学美術史研究所へ留学、 文学博士を取得。 オランダ・エラスムス財団よりエラスムス研究賞を受賞。 広島大学総合科学部助教授を経て、現在、大阪大学教授。 著書に 『Vincent van Gogh, Christianity versus Nature』 (John Benjamins Publishing Company, Amsterdam-Philadelphia)、

                                                                              第1回 そのゴッホは、贋作。 | ゴッホの贋作を見て覚えた感動は本物か。 | 圀府寺司 | ほぼ日刊イトイ新聞
                                                                            • 掌の美術論 <br>第10回 クールベの絵に触れる—グリーンバーグとフリードの手を媒介して - けいそうビブリオフィル

                                                                              大学の夏休み期間を利用したフランスでの在外研究から帰国した後、職場のポストを見ると、同僚の加治屋健司さんから献本いただいた『絵画の解放――カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』が投函されていた。この本については別の媒体で書評を記す予定である。 モーリス・ルイスやジュールズ・オリツキーのカラーフィールド絵画は、論じることが不可能であるほどに好きな芸術の一部だ。何も考えずにただじっと作品の前に座して見つめていたいと思う。隣にいる人と「やはりいいね、気持ちがいい」などと呟き合うのもよい。だが作品を目の前にして、「この絵画の良さを教えてほしい」と尋ねられても、「色が空や海のようできれい」であるとかいった印象的なレベルにとどまること以外に、私には決してうまく語ることはできないだろう。 DIC川村記念美術館には、幅5メートルを超えるオリツキーの作品《高み》のみが展示された贅沢な空間がある。歴史的

                                                                                掌の美術論 <br>第10回 クールベの絵に触れる—グリーンバーグとフリードの手を媒介して - けいそうビブリオフィル
                                                                              • 新収蔵品 エルズワース・ケリーの油彩、版画作品を公開しています

                                                                                当館では、アメリカの画家エルズワース・ケリー(1923-2015)の油彩《ブラック・カーヴ》(1994年)および複数の版画作品をコレクションに加え、6月22日(土)より公開しております。 エルズワース・ケリー《ブラック・カーヴ》1994年 油彩、カンヴァス 218 × 183 cm DIC川村記念美術館 ©️ Ellsworth Kelly Foundation Image: Ron Amstutz, courtesy Ellsworth Kelly Studio 概要 エルズワース・ケリー(1923-2015、ニューヨーク出身)は、きわめてシャープなフォルムと鮮やかな単色の色面をフラットに仕上げて独自の表現を確立し、戦後のアメリカ美術界の中でも特異な地位を占める画家です。 しばしばシェイプト・カンヴァスを用いる明快で抽象的な画面から「ハード・エッジ」の代表作家として知られています。しかし

                                                                                  新収蔵品 エルズワース・ケリーの油彩、版画作品を公開しています
                                                                                • 【常設展】上野・国立西洋美術館(2020/6/20訪問) - すきコレ

                                                                                  自称アート・リポーターこと、よろコンです。 本日は美術館の「常設展」をレポートします。 今回レポートするのは、先日行った 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(以下「特別展」) の後に鑑賞しました、 国立西洋美術館・常設展 www.nmwa.go.jp 松方コレクションを礎に発展した世界に誇る日本の西洋絵画コレクションが展示されている常設展。今回は特別展の構成を少し意識しながらご紹介します。 最後までお読みいただけますと幸いです。 (ル・コルビジェ設計の世界遺産) 【目次】 (1) 訪問日・混雑状況 (2) 館内図 (3) 気になる作品 I イタリア・ルネッサンス絵画の収集 | Collecting the Italian Renaissance II オランダ絵画の黄金時代 | Dutch Painting of the Golden Age III ヴァン・ダイクとイギリス肖像画 |

                                                                                    【常設展】上野・国立西洋美術館(2020/6/20訪問) - すきコレ