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戦後改革の検索結果1 - 28 件 / 28件

  • 昭和の貧しい人を救ったのは、太平洋戦争だったという驚くべき現実  佐々木俊尚の未来地図レポート vol.669|佐々木俊尚

    昭和の貧しい人を救ったのは、太平洋戦争だったという驚くべき現実  佐々木俊尚の未来地図レポート vol.669 特集  昭和の貧しい人を救ったのは、太平洋戦争だったという驚くべき現実 〜〜これから日本の格差・貧困を救うのはいったい誰になるのか 太平洋戦争のころの日本で、貧しい農家さんたちの生活を救ったのは実は戦争でした。戦争で食糧危機におちいるのを恐れ、政府は徹底的にコメ農家を支えたからです。コメの買い取り値段を引き上げ、コメ生産をさらに増やすために「自作農創設運動」を推進しました。それまで地主から田んぼを借りてコメを生産し、ひどく苦しい生活を強いられていた小作農の人たちの生活を安定させることこそが、食料の安定につながると考えたからです。 これによって多くの小作農が独立して自作農になり、収入も増えて生活も安定していったのです。 なぜ、「貧しい人々を救ったのが戦争である」という逆説的なことに

      昭和の貧しい人を救ったのは、太平洋戦争だったという驚くべき現実  佐々木俊尚の未来地図レポート vol.669|佐々木俊尚
    • CA1975 – オルタナティブな情報を保存する:統計不正問題からこれからの図書館を考える / 福島幸宏

      オルタナティブな情報を保存する:統計不正問題からこれからの図書館を考える 東京大学大学院情報学環:福島幸宏(ふくしまゆきひろ) はじめに 2018年12月に発覚した厚生労働省所管の毎月勤労統計調査の不正問題は(1)、問題が経済・雇用政策の根幹にかかわるだけに、大きな波紋があった。非常に多くの検証や報道がなされたなか(2)、明治初年以来の伝統を誇る日本統計協会では、月刊誌『統計』において、2019年中に5回も「統計の信頼性向上をめざして」という特別企画を組んでいる。結局この問題を発端にした政府統計の不備は、「政府の一斉点検によると、56ある基幹統計のうち約4割で問題が見つかっている」(3)とされている。日本の基幹統計が全く信頼性を失ったことのインパクトは非常に大きい。 この事件は、一見直接的な当事者でない図書館にも深い関係を持つ。従来、図書館は収蔵している個別の図書館資料の記述が検証を要する

        CA1975 – オルタナティブな情報を保存する:統計不正問題からこれからの図書館を考える / 福島幸宏
      • 時代の風:安倍氏の政治と経済運営 “まつりごと”酔ったツケ=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞

        なぜ政治を“まつりごと”と呼ぶのか。「祭政一致だった古代の名残」くらいに思っていたが、安倍晋三氏が首相と元首相の間を行き来したこの15年余りで、筆者の認識は改まった。まつりごととは、「誰かをみこしに担いで、皆で祭り上げる」ことだったのだ。 信長・秀吉・家康は、自力で天下を取った。しかし後継の将軍たちを祭り上げる体制を築かなかったら、江戸時代の太平はなかっただろう。同じく明治天皇を祭り上げなかったら、維新とその後の近代化は難しかったのではないか。だが昭和天皇を祭り上げたのに、対米戦争には勝てなかった。そのため戦後改革とその後の経済成長は、無数の者たちの自立した努力が引っ張った。しかしそれが限界を迎えた時点で、またまた日本の振り子は、「誰かを祭り上げてみようか」という方向に振れたようだ。 祭り上げられるみこしにしてみれば、権威はまとえるものの、己の意に反することにまで賛同を強いられがちだ。だか

          時代の風:安倍氏の政治と経済運営 “まつりごと”酔ったツケ=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員 | 毎日新聞
        • 建前はジョブ型、実態はメンバーシップ型の学校教師だから - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

          東京高校受験主義という方が、こんな呟きをしていて、 本当に政治家に届いて欲しいんだけど、教え子の大学生と話をしても、教員に興味のある学生はたくさんいるのに多くが諦めます。なぜか?教員免許取得のハードルが高すぎる。 例えば、早稲田大の学生は優秀なのに、教育学部初等教育学専攻以外は、小学校教員免許を取得できない。あり得ないよ。(続) 明治大学も、法政大学も、中央大学も、都内のほとんどの有名大学は正規の授業で小学校教員免許を取得できません。 そもそもほとんどの学生は小学校教員を希望しても免許すら取れない。応募できる分母が非常に限られているのだから、倍率が低下し続けるのは当然。 また、理系の学生も教員希望は多いのに、現実、ほとんどの学生が取得できません。必要取得単位数が多すぎて授業や実験との両立が困難だからです。優秀で真面目な子ほど、教員への道をあきらめているのが実態です。 教員免許は廃止一択。ぜ

            建前はジョブ型、実態はメンバーシップ型の学校教師だから - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
          • 第208回国会 内閣委員会 第5号(令和4年3月2日(水曜日))

            令和四年三月二日(水曜日) 午前九時開議 出席委員 委員長 上野賢一郎君 理事 井上 信治君 理事 工藤 彰三君 理事 平  将明君 理事 藤井比早之君 理事 森田 俊和君 理事 森山 浩行君 理事 足立 康史君 理事 國重  徹君 赤澤 亮正君    伊東 良孝君 石原 宏高君    金子 俊平君 小寺 裕雄君    杉田 水脈君 鈴木 英敬君    高木  啓君 谷川 とむ君    永岡 桂子君 平井 卓也君    平沼正二郎君 松本  尚君    宮路 拓馬君 宗清 皇一君    山田 賢司君 吉川  赳君    和田 義明君 青山 大人君    大串 博志君 堤 かなめ君    本庄 知史君 山岸 一生君    阿部  司君 浅川 義治君    堀場 幸子君 河西 宏一君    平林  晃君 浅野  哲君    塩川 鉄也君 緒方林太郎君    山本 太郎君 ……………………………

            • 陸自部隊がXで「大東亜戦争」と書いたと朝日新聞が反応:太平洋戦争という呼称とGHQ - 事実を整える

              朝日新聞がなにやら言いたげです。 追記:投稿が削除され再投稿されています。 ランキング参加中社会 陸上自衛隊の第32普通科連隊、公式Xで「大東亜戦争」と表現 GHQの指令で禁止された「大東亜戦争」と流布された「太平洋戦争」 サンフランシスコ講和条約により「大東亜戦争」呼称廃止の覚書の失効 「大東亜戦争」の用語を使用してきた内閣・国会議員・自衛隊・民間人 日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式で使用された「大東亜戦争」 まとめ:言葉の選択は国家主権の問題・地理的範囲や他の世界史上の戦争との兼ね合いと文脈 陸上自衛隊の第32普通科連隊、公式Xで「大東亜戦争」と表現 #32連隊 の隊員が、大東亜戦争最大の激戦地硫黄島において開催された日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式に旗衛隊として参加しました。 慎んで祖国のために尊い命を捧げた 日米双方の英霊のご冥福をお祈りします。#32普通科連隊#大宮駐屯地#A

                陸自部隊がXで「大東亜戦争」と書いたと朝日新聞が反応:太平洋戦争という呼称とGHQ - 事実を整える
              • あらためて平成の政治改革を考える【待鳥聡史】【清水唯一朗】【善教将大】

                『公研』2020年9月号「対話」 待鳥 聡史・京都大学大学院法学研究科教授×清水 唯一朗・慶應義塾大学総合政策学部教授×善教 将大・関西学院大学法学部准教授 平成の政治改革は、立法・行政・司法さらには地方分権や中央銀行などにまで及ぶ大改革だった。この変革を通じて、日本社会そして我々の政治への意識はどのように変貌したのだろうか。平成の30年間を振り返りながら、日本の統治システムを考える。 平成の政治改革は明治維新、戦後改革に匹敵する大改革である 清水 今日は、平成の30年間におこなわれた一連の政治改革をあらためて振り返りたいと思います。この改革を経て日本の政治システムはどのように変革されたのか、あるいは有権者の政治意識はどのように変化したのか──こうしたポイントについて3人で考えていければと思います。ちょうど今年の5月に待鳥先生が『政治改革再考──変貌を遂げた国家の軌跡』を出版されましたので

                  あらためて平成の政治改革を考える【待鳥聡史】【清水唯一朗】【善教将大】
                • 能川元一 on Twitter: "↓ この「右翼が改憲、左翼が護憲」は「右とか左とか古い/意味がない」論者が好んで引き合いに出すはなしだが、占領下で始まった改革が逆コースによって未完に終わったという歴史的経緯を考えれば「護憲=戦後改革の完遂」であり「改憲=戦後改革への反動」で実にスッキリ。"

                  ↓ この「右翼が改憲、左翼が護憲」は「右とか左とか古い/意味がない」論者が好んで引き合いに出すはなしだが、占領下で始まった改革が逆コースによって未完に終わったという歴史的経緯を考えれば「護憲=戦後改革の完遂」であり「改憲=戦後改革への反動」で実にスッキリ。

                    能川元一 on Twitter: "↓ この「右翼が改憲、左翼が護憲」は「右とか左とか古い/意味がない」論者が好んで引き合いに出すはなしだが、占領下で始まった改革が逆コースによって未完に終わったという歴史的経緯を考えれば「護憲=戦後改革の完遂」であり「改憲=戦後改革への反動」で実にスッキリ。"
                  • 1945年8月16日、完成とともに消滅した「日本分割占領計画」の衝撃を忘れてはいけない - エキサイトニュース

                    いまから74年前のきょう、昭和天皇がラジオ放送を通じて日本国民に終戦を伝えた翌日の1945年8月16日、アメリカでは、日米開戦当初より日本占領計画を検討してきたJWPC(統合戦争計画委員会)が「日本および日本領土の最終的占領」と題する計画案を完成させた。 日本分割計画はなぜ実行されなかったのか? この計画案では、第二次世界大戦で日本と交戦したアメリカのほかイギリス、ソ連、中国の連合国が、日本を分割して管理するという案が示されていた。具体的にはソ連が北海道・東北地方、アメリカが関東・信越・東海・北陸・近畿地方、中国が四国地方、イギリスが中国・九州地方をそれぞれ管理下に置き、さらに東京は上記の4ヵ国が、大阪地区はアメリカ・中国が共同統治するものとされた。 同じく8月16日には、ソ連首相のスターリンが、アメリカ大統領トルーマンに書簡を送り、日本の北海道の北半分の分割占領を要求する。だが、トルーマ

                      1945年8月16日、完成とともに消滅した「日本分割占領計画」の衝撃を忘れてはいけない - エキサイトニュース
                    • 日本学術会議と政府の科学技術行政-会員任命拒否問題の政治的文脈(広渡清吾) | Web日本評論

                      読んでいただくみなさまに 本稿は、2020年10月に菅首相によって行われた日本学術会員任命拒否問題について、その政治的な文脈、つまり背景と動機を考察するものです。考察の対象を学術会議と政府の科学技術行政の関係として設定し、学術会議の創設以来の歴史に視野を広げ、とくに、現在の日本の科学技術行政の基本枠組みとなっている「科学技術基本法体制」(1995年制定、2020年改正の科学技術基本法に基づく)の形成と展開を分析しています。 筆者は、任命拒否問題の勃発以来、少なからぬ論稿を発表してきました。「科学と政治-日本学術会議の会員任命拒否問題をめぐって」(『Web日本評論』、10月)、「科学と政治の関係-日本学術会議の会員任命拒否問題とは何か」(『法律時報』2020年12月号)、「日本学術会議と科学者の社会的責任」『科学』2021年1月号)、「科学者コミュニティーと科学的助言-日本学術会議をめぐって

                        日本学術会議と政府の科学技術行政-会員任命拒否問題の政治的文脈(広渡清吾) | Web日本評論
                      • 「草食系男子」とジェンダー平等――森岡正博さんに対する前川直哉さんの批判について|社会の片隅から

                        遠山日出也 目次 はじめに 1 前川さんの主張の要旨 2 森岡さんが言う「内発的な動機」「『男らしさ』からの脱却」とは? 2-1 「内発的な動機」=「いわば利己的な動機」か? 一要因としての「男女平等思想」 2-2 「『男らしさ』からの脱却」の具体的内容は? 女性を縛る「女らしさ」や性別役割とは無関係か? 3 草食系男子の恋愛全体のジェンダー平等/差別性を検討する必要 4 森岡さんが指摘する草食系男子の特徴から 5 森岡さんによる草食系男子へのインタビューから 5-1 コミュニケーションにおける性別役割 5-2 労働における性別役割分業 5-2-1 全体的には、性別分業に対して柔軟な傾向 5-2-2 子どもが小さいうちは妻が家庭にいることを望む意見について 6 草食系男子は、ジェンダー平等への第一歩はすでに踏み出している 7 「男らしさ」に乗らないことは必ずしも「生きやすい」「利己的な」選

                        • 「ファミリーヒストリー」に対する違和感 - インタプリタかなくぎ流

                          先日、夕飯を作りながらBGMがわりにテレビをつけていたら、NHKで「ファミリーヒストリー」という番組をやっていました。予告(「今夜のNHK」みたいな)は見たことがあったものの、番組そのものは一度も見たことがなかったのですが、見ているうちに何とも言えない不愉快な気分になってきて、チャンネルを変えてしまいました。 www4.nhk.or.jp 公式ウェブサイトによれば、この番組は「著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、『アイデンティティ』や『家族の絆』を見つめる番組」だそうです。チャンネルを変えたあと、なぜ不愉快な気分になったのかなと自問しました。 やたら「絆」とか「家系」などを強調していたからでしょうか。たしかに私は、家族は大切だとは思うものの、それぞれが別個の人間であり、必要以上に繋がりを求めるのは苦手です。特に子供が成人した後は、家族は「親離れ・子離れ」してそれぞれが精神的に自立

                            「ファミリーヒストリー」に対する違和感 - インタプリタかなくぎ流
                          • 政治に失望する前に、立法府を活性化させるためにできること -大山礼子『日本の国会』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

                            大山礼子『日本の国会』を再読。 日本の国会――審議する立法府へ (岩波新書) 作者: 大山礼子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2011/01/21 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (27件) を見る 「政党間の駆け引きに終始し、実質的な審議が行われない国会。審議空洞化の原因はどこにあり、どうすれば活性化できるのか。戦後初期からの歴史的経緯を検討した上で、イギリスやフランスとの国際比較を行い、課題を浮き彫りにする」という内容。 本書は2011年と古い本となってしまったが、しかし、相も変わらず読まれるべき書物である。 そのくらい、立法府の課題は放置されたままである。 政治に失望する前に、立法府を活性化させるためにできることはあるのだ。(もちろん問題は、立法府だけにあるのではないのだが。) それにしても、「『ねじれ国会』が常態化した今、二院制の

                            • 学術会議で任命拒否された宇野重規氏の、書評が面白い。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                              以前、新聞社は書評欄を、ほぼ全社が無料公開していたが、今のご時世は有料になっているものが多い。 朝日新聞が・・・・ちょっとよくわからなくて、普通に有料記事扱いされているのもある一方で、このサイト「読書好日」は無料らしいな。このへんあとで整理せねば。 book.asahi.com そのなかに。 宇野重規(うの・しげき) 東京大学教授(政治思想史) 1967年生まれ。著書に『<私>時代のデモクラシー』『民主主義のつくり方』『保守主義とは何か』『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』など。『トクヴィル 平等と不平等の理論家』でサントリー学芸賞(思想・歴史部門)。2019年4月より書評委員。 book.asahi.com つまり、任命拒否6人の一人だ www.tokyo-np.co.jp 全く余談だけど、この人の名前を読むたびに 宇野弘蔵 そして「宇」つながりだけで 宇沢弘文 を連想して

                                学術会議で任命拒否された宇野重規氏の、書評が面白い。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                              • 日本近現代史のWEB講座

                                日本近現代史を学ぶWEB講座 ※「日本近現代史を学ぶWEB講座」とは 100万アクセスを機に、これまでの「日本近現代史(日本史A)の授業中継」を大幅にリニューアルします。 まだ工事中のところが多くご迷惑をおかけします。<m(__)m> 「日本近現代史を学ぶ」WEB講座0、日本近現代史の全体像をつかむ1,日本近現代史を大雑把につかもう 2,(シリーズ)近代日本をどうとらえるのか Ⅰ、日本近現代史の前提、近世を学ぶ1,基本的な流れを知る 1)織豊政権:①戦国時代・②信長・③天下統一・④太閤検地 2)幕藩体制の成立:①大坂の陣・②幕藩体制・③朝廷と外交 ④江戸期の社会・経済 2,<さらに学ぶ・考える> 幕藩体制と「国民」の萌芽的形成 3,「村」から近世を知る ①近世百姓の成立、②展開、③幕末から明治に 4,百姓像を見直す ①「百姓」とはなにか ②年貢は重かったのか ③稲作の数字と仕事 ④江戸末期

                                  日本近現代史のWEB講座
                                • 日米交流史の中の福田なをみ  Naomi Fukuda and the History of Japan-U.S. Exchange [978-4-585-30004-5] - 7,700円 : 株式会社勉誠社 : BENSEI.JP

                                  第二次大戦前、戦中・戦後の時代を通して活動した、日本研究ライブラリアンの草分け、福田なをみ(1907-2007)。 アメリカと日本の両国の多様なライブラリーにおいて仕事をしたという希有な経歴をもつ彼女の足跡は、自身が記録や資料を手元に残さない人であったことにより、これまで詳細に知られることがなかった。 日米両国での福田の仕事の全貌をつかみ、日米にまたがって所在する資料を博捜、日本の図書館界とアメリカの学界・図書館界との接点をつとめていながら、これまであまり知られていない福田なをみの足跡と役割を明らかにし、さらには、日米交流史の文脈から、ライブラリーという場を磁場とし、異なる文化圏に関する知識を追究する「外国研究」が初発期においてどのように進められ、展開したかを明らかにする。 2021年度 東京大学而立賞受賞! 【本書の特色】 戦前・戦中・戦後の図書館史にかかわる人名辞典ともなる詳細な人物注

                                  • 資本主義とは?日本における資本主義の歩み

                                    資本主義とは資本家(資本金を出して企業を経営する人)が労働者を雇い、商品の製作や第三者へのサービスの提供を行うことで利潤を得る経済の仕組みです。 本記事では 資本主義の概要 メカニズム 問題点、比較 などについてわかりやすく解説しています。 この記事がお役に立てば幸いです。 1、資本主義とは何か 資本主義についてより詳しく見ていきましょう。 (1)資本主義とは そもそも「資本主義」とはどのようなことを指すのでしょうか? 資本主義で言う「資本」とは、一般的には「お金」を指すと思われがちです。 しかし本来はもっと広い意味を持ちます。 知的資本や社会関係資本、自然資本など「思いやり」や「社会貢献」も含めた「企業などの経済活動で価値を生み出す源泉」と考えるとわかりやすいです。 したがって資本主義とは、「個人や企業の利潤を追い求めることを推奨される社会・経済・政治システム」と定義できます。 (2)資

                                    • 労働問題研究者 戸塚 秀夫 自選集

                                      自撰小論集―私の道標―(1) 戸塚秀夫 2011年4月 はじめに 東日本大震災に直面して、私の研究者生活の「総括」の作業を急がなければと痛感する。そのための準備として、これまでの仕事のなかから、悩みながら生み出したエチュード類を俎板に載せてみたい、と思う。「小論」に絞るのは、実証的な仕事を重ねてきた自分の逃げ場を狭くしたい、という考えからである。読み易いものにしたい、という気持ちもある。 去る2月中旬にHamilton Libraryで、“Academic Questions”(Fall 2010)に掲載された一論(The Glut of Academic Publishing・・)を手にしたことも、一つの刺激になった。いま、人生の最後を迎えて、自分自身の軌跡を総括するためには、鬱蒼たる密林に身を隠す退路を絶って、時代と対話した自分の思想の質を露出しているような、あえて稚拙な作品をふりかえ

                                      • 『アーカイブの思想』の書評(3)

                                        根本彰『アーカイブの思想——言葉を知に変える仕組み』(みすず書房, 2021)に対する書評(2)の続きです。 書評者:中野目徹氏『日本史学集録』(筑波大学日本史談話会) 42号, 2021年7月, p.49-52.  (アクセスはこちら) 【謝辞】この雑誌は筑波大学関係者を中心とした研究会の雑誌であるが、オープンジャーナルとなっていないのでなかなかアクセスしにくい。そこで評者の許諾を得てこのブログで読めるようにした。掲載を許可していただいた評者に御礼申し上げる。 はじめに中野目氏は筑波大学で近代日本思想史を担当している歴史学者である。この書評の最初に出てくるように、2020年3月に私が慶應義塾大学を退職するにあたって最終講義を兼ねた公開シンポジウムを予定していて、そのときに招待してお話しを伺おうとした方である。そのイベントはコロナ禍で中止になった。どういうイベントが予定されていたかに関心が

                                        • 2023焦点・論点/国立大学法人法改悪案/京都大学教授 駒込武さん/瀕死の大学自治に“死刑宣告” 多国籍企業が稼ぎやすい場に

                                          岸田文雄政権は、今国会に国立大学法人法改悪案を提出し、大規模な国立大学5校に新たな合議体「運営方針会議」の設置を義務づけ、中期計画や予算編成といった重要事項の最終決定権を与えようとしています。問題点を京都大学の駒込武教授に聞きました。(佐久間亮) ―法案では、合議体の委員は文部科学相の承認事項になっています。委員の半数以上を大学の構成員以外とし、経営能力が高い人物を充てるとの政府方針がすでに出ており、教育・研究にかかわることは大学が自律的に決めるという大学自治は大きく変容します。 今回の法案は、瀕死(ひんし)の状態にある日本の大学自治に最後のとどめを刺す、死刑宣告です。 今年は国立大学が法人化されて20年目です。大学の自律性を高めるという説明とは裏腹に、この間、国立大学の自治と自律性は大きく壊されてきました。 国立大学向けの運営費交付金が1割以上削られ、学長選考に政財界の意向が及びやすい仕

                                            2023焦点・論点/国立大学法人法改悪案/京都大学教授 駒込武さん/瀕死の大学自治に“死刑宣告” 多国籍企業が稼ぎやすい場に
                                          • 書物復権2021 共同復刊25 復刊書目決定! | 株式会社 紀伊國屋書店

                                            書物復権によせて 伊達聖伸(だて・きよのぶ) 1975 年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は宗教学、フランス語圏地域研究。『ライシテ、道徳、宗教学』(勁草書房)、『ライシテから読む現代フランス』(岩波新書)など多数。 コロナ禍で変化を余儀なくされた研究生活が続き、出張ができない代わりに本を買いまくっている。家のスペースを気にしつつ、『中江兆民全集』に『ゾラ・セレクション』、ジャン・ジョレス『仏蘭西革命史』から『フェルナン・デュモン著作集』(仏語)まで、これを機に入手した。いずれもリーズナブルな価格の古本で、ネットで注文して研究費で購入できるというのは便利で恵まれたことではある。 昔はそうではなかった。気になる本は必ず買っておけと言われても、そのための費用がなかった。留学奨学金の額面設定はよくできていて、家賃と食費はカバーできても、書籍購入までは回らない。図書館で読めというの

                                            • 赤木颱輔のはてログ

                                              まつもとあつし様 各位 ブクマした藤津亮太氏の記事に疑義が在るので記します。 [B!] ネット白熱!? ~20歳が観るべきアニメ38タイトル [B! 歴史] 20歳が観るべきアニメ38タイトルを選んでみた(藤津亮太) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ 先ず、挙げられた「20歳のアニメファンが観るべき38作品(藤津亮太選)」では劇場映画とTVシリーズを一緒くたに紹介している。 一回三十分の、巨人の星全182話、タイガーマスク全125話、最後にHUGっと!プリキュア全49話、之を総て観ろというのか。 最低限、作品の長さから「短編映画」「長編映画」「シリーズ物(定期発表映画)」の3つに分類しろ。何故なら、話数単位で、観るべき度合いを、シリーズ物については示さなければならない、からです。 続きを読む 氷川竜介氏は本日9月28日を最後に池袋コミュニティカレッジでの講義を休止する*1。休みは

                                                赤木颱輔のはてログ
                                              • デジタル庁発足は「明治維新、戦後改革に匹敵する規模と意義」、新経連 三木谷浩史代表理事がコメント 経団連、経済同友会もコメントを発表

                                                  デジタル庁発足は「明治維新、戦後改革に匹敵する規模と意義」、新経連 三木谷浩史代表理事がコメント 経団連、経済同友会もコメントを発表
                                                • 能川元一 on Twitter: "右派政治家が少子化対策といえばひたすら女性に「産むことをお願い」するだけなのかというと、彼らはガチで「女がワガママになったから子どもを産まん」と思ってるからです。そして「ワガママ」になったのは GHQ の戦後改革のせいだと思ってます。"

                                                  右派政治家が少子化対策といえばひたすら女性に「産むことをお願い」するだけなのかというと、彼らはガチで「女がワガママになったから子どもを産まん」と思ってるからです。そして「ワガママ」になったのは GHQ の戦後改革のせいだと思ってます。

                                                    能川元一 on Twitter: "右派政治家が少子化対策といえばひたすら女性に「産むことをお願い」するだけなのかというと、彼らはガチで「女がワガママになったから子どもを産まん」と思ってるからです。そして「ワガママ」になったのは GHQ の戦後改革のせいだと思ってます。"
                                                  • 1991年が転換点に、解体されていった大学の教養部 大学教育にとって「教養」とは何だったのか(2) | JBpress (ジェイビープレス)

                                                    (児美川 孝一郎:教育学者、法政大学キャリアデザイン学部教授) 前回の記事(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56049)では、戦後日本の大学が、なぜ「教養課程」と「専門課程」を併せ持つ教育課程を採用することになったのか、その経緯を明らかにすると同時に、実際に各大学においてスタートした教養課程の教育(一般教育)が、その後、必ずしも所期の目的を達成したわけではなかったという実態とその原因について触れた。 それでは、その後、大学における一般教育(教養教育)は、どのような命運を辿ることになるのか。 設置基準の「大綱化」前夜 大きな変化が訪れるのは、1991年の大学設置基準の改訂(いわゆる「大綱化」)以降のことであるが、なぜ「大綱化」が実施されたのか。ここでは、その前段の動きから見ておきたい。 1984年に発足した臨時教育審議会(臨教審)は、明治初期、戦後改

                                                      1991年が転換点に、解体されていった大学の教養部 大学教育にとって「教養」とは何だったのか(2) | JBpress (ジェイビープレス)
                                                    • 宮本常一『忘れられた日本人』 - 紙屋研究所

                                                      宮本常一『忘れられた日本人』をZoom読書会でやるというので関連本を読む。 忘れられた日本人 (岩波文庫) 作者:宮本 常一 発売日: 2017/04/20 メディア: Kindle版 素人として、この本をどう扱ったらいいのかが少し戸惑ってしまう。 解説の網野善彦の読み方は次のとおりである。 ここでは、私自身の関心に即して思いつくことの二、三をのべ、読者の参考に供しておきたい。… 「対馬にて」をはじめ「村の寄りあい」「名倉談義」などで、宮本氏は西日本の村の特質をさまざまな面から語っている。帳箱を大切に伝え、「講堂」や「辻」のような寄り合いの場を持ち、年齢階梯制によって組織される西日本の村の特質が、これらの文章を通じて、きわめて具体的に浮彫りにされてくる。それは昔話の伝承のあり方にまで及んでおり、「村の寄りあい」には、西日本では村全体に関することが多く伝承されるのに対し、東日本では家によって

                                                        宮本常一『忘れられた日本人』 - 紙屋研究所
                                                      • 弟、太宰治について一度だけ話そう(津島文治、太宰治の長兄)

                                                        25回目の桜桃忌を前に、太宰治が父のように恐れていた長兄の 津島文治氏が思い口を開いて、最初で最後、弟太宰治、津島修治 について話した記録。 太宰が死んでもう25年になりますか、・・・・・これまでずいぶんと多く の方から太宰について取材の申し込みがありました。が全てノーコメ ントとして終始させていただいてきました。彼について話すのがいやな んです。 本当に世間にご迷惑ばかり掛けて申し訳ないというのが、偽らざる 気持ちです。とにかくああいう大将が一家から出ますと、一族の者は 弱ってしまいます。仮にいあ、私が「オレの弟は大文学者で」というこ とを語ると、さらに世間に迷惑を及ぼすと思います。さりとて、今になっ て「オレの弟は大バカで・・・」と言ってみても始まりません。 私の覚えていることをポツポツ話します。 先ごろ、青森の横山武夫さん、この人は副知事などをされた立派な 方ですが、・・・・・のお会

                                                          弟、太宰治について一度だけ話そう(津島文治、太宰治の長兄)
                                                        • 愛知県学校群制度の顛末|YuichiroMori(てんそるたん)|note

                                                          学校群というものはもはや過去のものであり、今更それをまとめてもどうするというところではあるが、しかし一方で、ネット上で集められるような資料には当時の状況と現在の状況の違いを踏まえていない記述など、誤りや疑問を持たせる記述が大半であるように思われ、調べれば調べるほどに見えてくるものがあるだけに、やはりまとめておきたくなったのである。 学校群制度前史〜戦後改革に由来する問題から〜 戦後行われた教育の民主化政策の中で、中等教育の分野は戦前の男子5年制の「中学校」、その女子版の「高等女学校」、2年間の小学校の延長扱いの「高等小学校」を解体し、前半3年間の「中学校」と後半3年間の「高等学校」に集約する政策が取られて、現在の制度へと変化した。この時の高等学校については「高校3原則」と呼ばれる原則が適用されたのだが、その中に「小学区制」と呼ばれるものがあった。 小学区制というのは、公立の小中学校をイメー

                                                            愛知県学校群制度の顛末|YuichiroMori(てんそるたん)|note
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