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潮汐力 ブラックホールの検索結果1 - 19 件 / 19件

  • 京大、一般相対性理論のエネルギー概念を革新する新たな定義を提唱

    京都大学(京大)は11月5日、一般相対性理論が提唱された当初からの懸案だった“一般の曲がった時空”において、正しいエネルギーの定義を提唱したこと、ならびに、その定義を自然に拡張することで、宇宙全体からなる系で、エネルギーとは異なる別の新しい保存量が存在することを理論的に示したことを発表した。 同成果は、京大 基礎物理学研究所の青木慎也教授、同・横山修一特任助教、大阪大学(阪大) 大学院理学研究科の大野木哲也教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、シンガポールの国際学術誌「International Journal of Modern Physics A」に2本の論文(論文1、論文2)として掲載された。 一般相対性理論によって、物質の質量(=エネルギー)や運動量が空間の曲がり具合を決定し、その曲がりが重力であるということが示され、それまでのニュートン力学から革新された。E=mc2の公式で知

      京大、一般相対性理論のエネルギー概念を革新する新たな定義を提唱
    • ブラックホール級にヤバい宇宙の怪物「マグネター」とは?

      by European Southern Observatory 宇宙では人類の想像を超える現象や天体がしばしば見つかっており、その中でも特に有名なのが光さえも脱出できないほどの重力を持ち、極端な潮汐力(ちょうせきりょく)で近づくだけでバラバラにされてしまうブラックホールです。ブラックホールと同様に、「近づくと体を構成する原子が針のように細長くなって崩壊してしまう」という、にわかには信じられない強力な磁力を持つ天体「マグネター」について、海外メディアのArs Technicaが解説しています。 Behold the Magnetar, nature’s ultimate superweapon | Ars Technica https://arstechnica.com/science/2022/06/behold-the-magnetar-natures-ultimate-superwe

        ブラックホール級にヤバい宇宙の怪物「マグネター」とは?
      • ブラックホールは、別の宇宙への「裏口」になる - ブログ | 知的好奇心ラウンジ

        ブラックホールは、別の宇宙への「裏口」になる、物理学者は言う (図 ブラックホール クレジットNASA)  (Fig.) アーティクル・イメージ どのように別の世界へトンネルを通るか 人や宇宙船などの物理的な物体は理論的にはブラックホール(black hole)の中心にあるワームホール(wormhole)を通過し、反対側の別の宇宙にアクセスする可能性もあります。 星間のプロットの論理的拡張のように見えるものの - 気候変動の壊滅的な影響が地球を破壊した後に 宇宙飛行士が別の宇宙を捜索しようとする場所として - 物理学者達は、椅子、科学者と宇宙船がブラックホールの球状ワームホール内部に閉じ込められたとき、どうなるかをモデル化しました。 「私達がしたことは、重力と基礎となる宇宙時代の構造との関係に関する根本的な問題を再検討することでした。」と、ポルトガルのリスボン大学(University o

          ブラックホールは、別の宇宙への「裏口」になる - ブログ | 知的好奇心ラウンジ
        • 光すら逃げられないブラックホールに近づくと人間はどうなるのか?

          by Ashok Boghani 重力があまりにも大きく、この世で最も速い光でさえも脱出不可能な天体がブラックホールです。ブラックホールは人間が到達可能な距離には存在しませんが、もし仮にブラックホールに人間が近づいたらどうなってしまうのかについて、グリネル大学物理学科のレオ・ロドリゲス准教授とシャンシャン・ロドリゲス准教授が解説しています。 Could a human enter a black hole to study it? https://theconversation.com/could-a-human-enter-a-black-hole-to-study-it-153364 ブラックホールの大きさは一般的な天体とは異なり、シュヴァルツシルト半径と呼ばれる距離で測定されます。このシュヴァルツシルト半径はおおまかにいうと「ブラックホールの質点から光すら脱出できなくなる範囲の半径」

            光すら逃げられないブラックホールに近づくと人間はどうなるのか?
          • ブラックホールによる「スパゲティ化」の破壊力 米天文学チームが観測 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

            ブラックホールの恐ろしい破壊能力を表すためには、新しい言葉をつくらねばならなかった。その非常に強力な引力の手にかかった物体は、引き伸ばされると同時に引き裂かれ、スパゲティに似た長い紐状の物質と化す恐れがある。このため、ブラックホールは他の天体を食べる前に「スパゲティ化」すると言われる。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)とハワイ・ケック天文台の天文学者は、過去数十年間にわたり、天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A」(Sgr A)に向かって加速しながら引きちぎられていく奇妙なちりの雲「X7」を観測している。X7はスパゲティ化によって引き伸ばされ、その長さは今や2000億マイル(約3200億km)を超えている。 おそらくX7は今、ひどく絡まりあったパスタの塊のようになっているだろう。X7はSgr Aによって引き伸ばされている一方で、銀河の中心を170年かけて周回する

              ブラックホールによる「スパゲティ化」の破壊力 米天文学チームが観測 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
            • 球状星団「パロマー5」に予想を上回る数のブラックホールが存在する可能性

              【▲ 球状星団に存在する複数の恒星質量ブラックホールを描いたイメージ図(Credit: ESA/Hubble, N. Bartmann)】バルセロナ大学宇宙科学研究所(ICCUB)のMark Gieles氏らの研究グループは、球状星団「パロマー5(Palomar 5)」に予想を上回る数のブラックホールが存在する可能性を示した研究成果を発表しました。研究グループは、重力を介した相互作用によってすべての恒星が放り出されてしまうことで、今から10億年後のパロマー5にはブラックホールしか残らないと予想しています。 ■球状星団から飛び出した恒星がストリームを形成し、そのあとにはブラックホールだけが残される可能性「へび座」の方向およそ6万5000光年先にあるパロマー5は、天文学者のウォルター・バーデによって1950年に発見されました。天の川銀河の周囲では150個ほどの球状星団が見つかっていて、パロマー

                球状星団「パロマー5」に予想を上回る数のブラックホールが存在する可能性
              • 銀河の中心で星が叫ぶ - Rioでじゃねーど

                Rioでじゃねーど、で~す。(約1300文字) 台風が近づいています。 突然消えて消滅することがあるとしたら、風を司る神?水の神様? わからないけど、困った時の神頼み( ̄人 ̄)! さて物事は、科学的に考える習慣を付けたいものですね? 今日は、数億光年先というとっても遠い場所にある星(恒星)が、ブラックホールに引き裂かれるという事件が起きましたので、お知らせします。 宇宙にたくさんある銀河、渦巻銀河とか棒状渦巻銀河とか・・あとなんだっけ? まあ、そのどの銀河にも、中心にはでっかいブラックホールが大抵1個あります(小さいものや中間クラスのブラックホールはたくさんあります。たぶん・・) 『銀河の中心で星が叫ぶ』これだタイトル!セカチューみたいな・・ギンチューかな?なんとなく酎ハイのようですね? リンクは大元はNASAで、日本の記事はsoraeからとなります。 NASAのサイト と NASAの宇宙

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                • 潮汐力は重力波の一種=南アフリカ研究チームの新論文

                  2016年に物理学者は初めて、2つのブラックホールの衝突によって発生したとみられる重力波を検出した。だが、南アフリカの研究者によると、ありふれた現象である潮汐力も重力波の数学的な特徴を備えているという。 by Emerging Technology from the arXiv2020.01.16 154 70 10 8 2016年2月、物理学者の国際チームが重力波を初めて直接検出したと発表した。この重力波は、それぞれが太陽の約30倍の質量を持つ2つの巨大ブラックホールの衝突によって発生したもので、衝突の規模が非常に大きかったため、時空の「さざ波」が地球まで伝わってきたというわけだ。 重力波の発見は、物理学コミュニティにとって勝利を意味した。アインシュタインの一般相対性理論に従うと時空のさざ波が起こる可能性があることは、物理学者の間では長きにわたって知られていた。重力波は、陽子の直径よりも

                    潮汐力は重力波の一種=南アフリカ研究チームの新論文
                  • 地球から最も近く、これまでで最も軽いブラックホールが発見される

                    <地球から1500光年先で、これまでで最も地球に近く、最も軽いブラックホールが発見され、「ユニコーン」と名付けられた...... > 天の川銀河内の一角獣(いっかくじゅう)座方向にある地球から1500光年先で、赤色巨星「V732 Mon」と連星をなす、太陽質量の約3.04倍のブラックホールが発見された。 「ユニコーン」と名付けられたこのブラックホールは、これまでで最も地球に近く、最も軽い。一連の研究成果は、2021年4月21日、学術雑誌「王立天文学会月報」で発表されている。 太陽質量の5倍未満のブラックホールは観測されていなかった ブラックホールの中で最も質量の小さい「恒星質量ブラックホール」は超大質量星が崩壊したときに生まれ、太陽質量の5倍から数十倍の質量を持つ。 太陽質量の5倍未満ではブラックホールが観測されておらず、これを「質量ギャップ」というが、米オハイオ州立大学らの研究チームは、

                      地球から最も近く、これまでで最も軽いブラックホールが発見される
                    • この星団のすべてはいずれブラックホールに飲み込まれるだろう

                      この星団のすべてはいずれブラックホールに飲み込まれるだろう2021.07.26 23:0075,436 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) 天の川銀河の果てから届いた、気の遠くなるようなお話。 地球からざっと8万光年離れたところ、天の川銀河のはずれに広がるハローの中に、ひときわ輝く「Palomar 5」と呼ばれる球状星団があります。2本の光の筋は潮汐テールと呼ばれるもので、幾千、幾万もの恒星が銀河の潮汐力に引っ張られて細く長くたなびいています。 このPalomar 5には、恒星よりもはるかに多い数のブラックホールが存在しているそうです。そして、いずれはそれらのブラックホールが10億年をかけてほかのすべての星を食い尽くし、球状星団はあとかたもなく消えてしまうということが、天文学者たちのシミュレーションにより明らかになりました。 最古の星々が集う

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                      • NASAの宇宙望遠鏡は見ていた! 恒星がブラックホールに引き裂かれるレアな現象

                        NASAは9月27日、数億光年先の銀河で恒星がブラックホールに引き裂かれる様子を、系外惑星探査衛星「TESS」がキャッチしたことを明らかにしました。 ブラックホールに引き裂かれて降着円盤になった恒星の想像図関連:ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開 ■天の川銀河での発生確率は1万年~10万年に1回この現象が観測されたのは、地球からおよそ3億7500万光年先にある銀河「2MASX J07001137-6602251」の中心部。今年の1月29日、超新星を発見するために20基の天体望遠鏡で全天を観測しているネットワーク「ASAS-SN」によって、最初に増光現象が確認されました。 発生された場所は、当時TESSが観測を行っていたエリアの中でした。TESSは太陽系外惑星を発見するべく、空の同じ場所を27日間ずっと観測し続けます。そのため、TESSの観測データは、超

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                        • 【重力波とはなにか①】重力波発の天文学誕生。宇宙創生の瞬間までたどる手がかり。 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

                          こんにちは、カタツムリ系です🐌 百年ほど前にアインシュタインが、その存在を予言し、2016年に観測されたという重力波。ネーミングからすると、なかなか興味深いですが、観測された!という報道からあとは、急に耳にしなくなった感あります。研究が止まったというよりは、成果を出すのに、なかなか骨の折れる分野なのでしょう。こちらの関心も衰えることなく、以前、似たようなタイトルの本を通読したのですが↓ 今回、改めて本書に挑戦する次第↓しかも今回は、生粋の理論物理学者とうよりは、望遠鏡を武器に研究を進める天文台系の方だとか。 重力波とは何か アインシュタインが奏でる宇宙からのメロディー (幻冬舎新書) 作者: 川村静児 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2016/09/30 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 出典はアマゾンさん。 ————————————————————————

                            【重力波とはなにか①】重力波発の天文学誕生。宇宙創生の瞬間までたどる手がかり。 - カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)
                          • 『インターステラー』『メメント』における時間遅延と時間反転 ─ クリストファー・ノーランの科学〈中編〉 | Fan's Voice | ファンズボイス

                            最新作『TENET テネット』公開に先立ち、クリストファー・ノーランの代表作とも言える『メメント』、『インセプション』、『インターステラー』の3作品を中心に解説を行う本連載。これらの作品に通底する「時間概念」について考察を深め、『TENET テネット』との接続性を分かりやすくするものだ。 本記事では、『インターステラー』がいかに科学的に整合性が取れた物語だったのかを理解していただいた後に、『メメント』『インセプション』『インターステラー』という3作品の延長線上に『TENET テネット』の存在を確かに感じられるよう、関連をまとめていくつもりだ。 それでは早速、いろいろな疑問を「愛の力」ではなく、科学の力で解消すべく、『インターステラー』の解説を始めよう。 重力と時間の遅れ 前回の『インセプション』記事でも解説したが、アインシュタインの一般相対性理論によると、重力とは「時空の歪み」そのものであ

                              『インターステラー』『メメント』における時間遅延と時間反転 ─ クリストファー・ノーランの科学〈中編〉 | Fan's Voice | ファンズボイス
                            • 月には地球の磁気圏を引っ張る、隠れた引力(潮汐力)があることが判明 : カラパイア

                              る地球の磁気圏の内側にある海のような「プラズマ圏」 この研究は、人工衛星が40年にわたり集めたデータを用いて、地球の「プラズマ圏」の形の変化を追跡したものだ。 プラズマ圏とは、地球の磁気圏の底にあるプラズマが密集した領域のことだ。 プラズマ圏 / image credit:public domain/wikimedia 同じ磁気圏内でも、プラズマ圏内ではプラズマの密度が高い。そのせいでこの領域は、磁気圏の底に沈んだような感じになっている。 この沈み込んだ高密度のプラズマ圏と磁気圏のほかの部分との境界を「プラズマポーズ」という。このプラズマ圏を「プラズマの海」と見立ててば、プラズマポーズはその「海面」のようなものだ。 月の引力は海だけではなくプラズマ圏にも影響 そして月の引力は、お馴染みの海水でできた海だけでなく、プラズマの海をも歪ませ、その海面を潮の満ち引きのようにゆらゆらと上下させている

                                月には地球の磁気圏を引っ張る、隠れた引力(潮汐力)があることが判明 : カラパイア
                              • 星団から星を放り出すブラックホール

                                球状星団内のブラックホールが星を放り出して星団が崩壊するという数値計算が発表された。銀河のハローに存在する帯状の星の分布はこうしてできたのかもしれない。 【2021年7月13日 バルセロナ大学】 「パロマー5」はへび座の方向約6万5000光年の距離にある球状星団で、私たちの天の川銀河を取り巻く「ハロー」領域にある。ハローには約150個の球状星団があり、天の川銀河の周りを回っている。パロマー5の推定年齢は100億年以上で、他の球状星団と同様に、天の川銀河が形成される非常に早い段階で誕生した天体だ。 位置天文衛星「ガイア」の観測で得られた天の川銀河の星の分布。銀河円盤を横から見た図になっていて、円盤の上下にある星の少ない領域がハロー。銀河円盤の上にある小さな領域は、天の川銀河をより暗い天体まで網羅した「DESIレガシー撮像サーベイ」のデータを示したもので、球状星団「パロマー5」とその左右に伸び

                                  星団から星を放り出すブラックホール
                                • 「特集にあたって」

                                  ―2― 白色矮星の爆発現象 星々の終末の姿【4】 白 色 矮 星 の 爆 発 現 象 内藤博之(兵庫県立西はりま天文台公園) 1.はじめに 前回は「白色矮星の正体」ということで、 太陽程度の質量をもった恒星が白色矮星に至 るまでにどのような進化を遂げるのか、また 白色矮星の内部は一体どうなっているのか、 などのお話がありました。そして、単独の白 色矮星はエネルギーを作ることができずに、 だんだんと冷えて暗くなり、静かな終末を迎 えてしまうということも。 しかし、白色矮星が近接連星系をなしてい る場合、つまりお互いの共通重心を回りあっ ているお伴の星が存在して影響しあっている 場合には、爆発現象を引き起こすことがあり ます(これを激変星といいます) 。今回は、 そんな連星系をなしている白色矮星や、その まわりで起こるさまざまな爆発現象について 紹介します。 一口に爆発現象といっても、連星系の

                                  • タイムトラベルって、結局できそう?

                                    タイムトラベルって、結局できそう?2021.03.30 23:0033,519 Daniel Kolitz - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) よくSF映画に出てくる、あのタイムトラベルってやつ。 21世紀に突入してもうしばらく経ちましたが、まだ実現のメドは立っていません。べつに恐竜をひやかしたり、第二次世界大戦を未然に阻止するために過去へ行きたいわけじゃないんです。数週間前の自分にアホなことをしでかさないよう説教してくるだけで充分。それか、次の何ヶ月間か、何年間かを瞬時にやり過ごして、コロナから完全に解放された輝かしい時代にワープできたらいいのに。 もちろん今はそんなことできません。でも、いつかできるようになるんでしょうか? 遠い未来への行き方はふたつあるNatasha Hurley-Walker(カーティン大学国際電波天文学研究所上級講師) まずはじめに、当たり前の

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                                    • いろいろ引っかかるところが多すぎる『インターステラー』 - 読む・考える・書く

                                      最新作『TENET』の公開に合わせて、クリストファー・ノーラン監督の前作『インターステラー』がAmazon Primeで見られるようになっているので改めて見直したのだが、どうも科学考証的に引っかかるところが多すぎて素直に楽しめない。 一般的には、SF映画の設定が科学的におかしくても別に問題はない。例えばスター・ウォーズが非科学的だなどと文句を言うのは、まあ馬鹿げていると言えるだろう。 しかし『インターステラー』は、理論物理学者キップ・ソーン(2017年にノーベル物理学賞を受賞)が科学コンサルタント兼製作総指揮として製作に参加し、ブラックホールの描写をはじめ、その内容が科学的に正確だということを謳い文句にしていた映画だ。なので、他と同列には扱えない。 私も専門家ではないのでこちらが間違っているのかもしれないが、以下、見ていてどうしても気になったところを列挙してみる。(ネタバレ注意) 水の惑星

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                                      • ブラックホールによって引き裂かれた星の結末が明らかに

                                        星のガスのかなりの部分がブラックホールから外向きに吹き飛ばされる(credit:NASA / CXC / M.Weiss) <恒星がブラックホールによって引き裂かれた後、何が起こったのかを調べた....> 星が超大質量ブラックホール(SMBH)に近づくと、その巨大な潮汐力によって引き裂かれ、スパゲッティのように細長く引き伸ばされる。これを「潮汐破壊現象」という。 米カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは2019年10月、地球から2億1500万光年離れたエリダヌス座の渦巻銀河で100万倍以上の質量のブラックホールが引き起こした太陽のような恒星の潮汐破壊現象「AT2019qiz」を観測。 この恒星の死から放出された光の偏光をとらえ、この恒星が引き裂かれた後、何が起こったのかを調べた。一連の研究成果は2022年6月24日に「王立天文学会月報(MNRAS)」で発表されている。 恒星の物質の多

                                          ブラックホールによって引き裂かれた星の結末が明らかに
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