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直木三十五 エピソードの検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス

    1.日本で最初の「積ん読」本こと「円本」全集 ●円本の成功と驚異の初版部数 1923年、関東大震災が日本を襲った。 それは出版業界にも、当時広がりつつあった民衆の読書文化にも、大打撃を与えた。火災によって書籍も、書籍になる前の紙も、たくさん燃えた。書籍の値段も上がる。そもそも第一次世界大戦後の物価高騰によって書籍の価格は急上昇していたのだ。これ以上単価が高くなってしまっては、せっかく本を読もうとしていた民衆が手を出せなくなる。そして不況によって雑誌の売れ行きも落ち込んだ。 つまり大正末期――出版界はどん底にあった。 そんな出版不況どころの話ではない出版界に革命を起こしたのが、「円本」だった。 それは、倒産寸前だった改造社の社長がイチかバチかの賭けに出た結果だった。円本は、日本の読書を変えることになる。 近代日本出版史について書こうとすれば、昭和初期は「円本」を語らずして通り過ぎることはでき

      昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス
    • 大正時代のキラキラネーム「麿女鬼久壽老八重千代子」さんは実在したのか?

      1929(昭和4)年に刊行された『姓名の研究』という本に載っている、大正時代の「キラキラネーム」が面白いので紹介します。 ※本文中の引用画像は、出典を記してないものはすべて荒木良造『姓名の研究』昭和4年復刻版です、文中での敬称は略します。 奇抜な名前をつける人は昔からいた アクロバティックな漢字の読み方をさせるような、いわゆる「キラキラネーム」を子供につけるひとがふえているといわれています。こういった「奇抜な名前」をつけるひとは昔から一定数いました。 明治大正時代から昭和時代のそういった「珍名」さんをやたらと集めてまとめた本があります。荒木良造著の『姓名の研究』という本です。 荒木良造『姓名の研究』 著者の荒木良造氏は、彼の他の著書『名乗辞典』の略歴によると、1910(明治43)年、東京帝国大学国文科を卒業後、文部省国語調査委員会嘱託、1918(大正7)年〜1942(昭和17)年まで同志社

        大正時代のキラキラネーム「麿女鬼久壽老八重千代子」さんは実在したのか?
      • 山田風太郎賞受賞! 日露戦争から太平洋戦争まで、満洲の架空都市を舞台に日本SF界の新星が描いた『地図と拳』――その構想は? | ダ・ヴィンチWeb

        トップインタビュー・対談山田風太郎賞受賞! 日露戦争から太平洋戦争まで、満洲の架空都市を舞台に日本SF界の新星が描いた『地図と拳』――その構想は? 先ごろ第13回山田風太郎賞を受賞した『地図と拳』(集英社)は、日露戦争から太平洋戦争までの日本の灰色の時代を通して、満洲にある架空都市〈仙桃城(シエンタオチョン)〉にひき寄せられた人々によって紡がれる歴史大河小説だ。 著者・小川哲さんはSF小説『ユートロニカのこちら側』(早川書房)でデビュー後、長編『ゲームの王国』(同)で第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞を受賞し、『嘘と正典』(同)では第162回直木三十五賞候補と最も注目される作家の一人。 雑誌『小説すばる』での連載開始から休載を挟み4年の歳月をかけて刊行された『地図と拳』(集英社)について小川哲さんに話を聞いた。 (インタビュー・構成・撮影=すずきたけし) ――『地図と拳』は日露戦争

          山田風太郎賞受賞! 日露戦争から太平洋戦争まで、満洲の架空都市を舞台に日本SF界の新星が描いた『地図と拳』――その構想は? | ダ・ヴィンチWeb
        • 一穂ミチさんが直木賞候補になったので、オタクがおすすめ作品を5冊紹介します - It all depends on the liver.

          こんにちは。20代半ばまで人生を商業BL小説を読むことに捧げていたライター、ひらりさです。朝起きたら、長年推していた作家さんの一人である一穂ミチさんの最新作『スモールワールズ』が直木賞の候補作としてノミネートされていて、びっくりしたし嬉しいし一日そわそわしていました。 第165回直木三十五賞の候補作は、以下の5作です。 一穂ミチ『スモールワールズ』(講談社刊) 呉勝浩『おれたちの歌をうたえ』(文藝春秋) 佐藤究『テスカトリポカ』(KADOKAWA) 澤田瞳子『星落ちて、なお』(文藝春秋) 砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)#直木賞 — 日本文学振興会 (@shinko_kai) 2021年6月10日 一穂さんは2008年に『雪よ林檎の香のごとく』(新書館)でデビューし、かれこれ50冊以上のBL作品を世に送り出しています。2016年に集英社オレンジ文庫から『今日の日はさようなら』(挿

            一穂ミチさんが直木賞候補になったので、オタクがおすすめ作品を5冊紹介します - It all depends on the liver.
          • 10月30日はたまごかけごはんの日、初恋の日、マナーの日、炭酸ソーダの日、ニュースパニックデー、リラクゼーションの日、香りの記念日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

            おこしやす♪~ 10月30日は何の日? その時そして今日何してた? 2022年令和4年 10月30日はたまごかけごはんの日、初恋の日、マナーの日、炭酸ソーダの日、ニュースパニックデー、リラクゼーションの日、香りの記念日、等の日です。 ●『たまごかけごはんの日』 : 夢王1パック (10個入)日本一のたまご【たまごかけご飯祭り2年連続グランプリ】 夢王 Amazon 2005(平成17)年のこの日に、島根県雲南市で第1回「日本たまごかけごはんシンポジウム」が開催されました。その会場で記念日の制定が決まり、島根県雲南市の「日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会(旧「日本たまごかけごはん楽会」)」が「たまごかけごはん」をキーワードに日本の古き良き食文化や古里、家族愛等を考える切っ掛けとなる日にと制定。また、この時期はたまごの品質が良いと言われており、「たまごかけごはん」に最も良い美味しい新米

              10月30日はたまごかけごはんの日、初恋の日、マナーの日、炭酸ソーダの日、ニュースパニックデー、リラクゼーションの日、香りの記念日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
            • 「こんなところにいる女性は一生独りだ」「全員処女らしい」… 女性専用アパートのカフェに“資金だけ出す”男性に、柚木麻子が感じた“いい加減”さ(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

              読めばきっと元気になる。当代切ってのストーリーテラー、柚木麻子さんの新作が上梓された。短編小説集『 ついでにジェントルメン 』。魅惑的だけどにわかに意味がつかめぬ不思議なタイトルのもと、いったいどんなストーリーが束ねられているのか。 【写真】この記事の写真を見る(8枚) 「すみません、しゃべってます? 私にしゃべりかけてます?」 「うん!」 恐る恐る質問すると、急に日が翳り、銅像からゆるやかに光が去った。 チョコレート色の唇がすぼまり、目がくるっと動いたのがわかった。(「Come Come Kan‼︎」) 計7編が収載されている『ついでにジェントルメン』は、「Come Come Kan‼︎」と題された作品で幕を開ける。 主人公の原嶋覚子(はらじま・さめこ)25歳は、短編小説「そうめんデッドコースター」で文藝春秋の文芸誌「オール讀物」新人賞をとった、駆け出し小説家。 しかし受賞はすでに3年前

                「こんなところにいる女性は一生独りだ」「全員処女らしい」… 女性専用アパートのカフェに“資金だけ出す”男性に、柚木麻子が感じた“いい加減”さ(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
              • 吉屋信子『私の見た人』 - Garadanikki

                吉屋信子著『私の見た人』を読み始めている。 徳富蘇峰と徳冨愛子 が掲載されているので借りた本。 他の人たちのエピソードも興味深いので、図書館の貸し出し延長をしなければならないかも。 こんな人たちのことが紹介されています 田中正造、万龍・照葉、徳富蘇峰、三浦環、新渡戸稲造、小林一三、グラーツィア・デレッダ、大杉栄、九條武子、モルガンお雪、直木三十五、中村吉右衛門、宮城道雄、九條日浄尼、横綱玉錦、与謝野晶子、菊池寛、高橋箒庵、汪兆銘、張学良、七世宗十郎、坂田三吉、春日とよ、中谷宇吉郎、久米正雄、平出英夫、長勇、田村俊子、美濃部達吉夫妻、関屋敏子、高浜虚子、徳富愛子、及川道子、近松秋江、竹久夢二、湯川秀樹夫妻、古今亭志ん生、森律子、現・歌右衛門、井上正夫、羽仁もと子夫妻、徳田秋聲、大倉喜七郎、藤蔭静樹、小波と水蔭、菅原時保、市川猿翁 私は、この本で知った人も沢山いましたが、 明治から大正、昭和初

                  吉屋信子『私の見た人』 - Garadanikki
                • ベルカ、吠えないのか? - Wikipedia

                  『ベルカ、吠えないのか?』(ベルカ ほえないのか?)は、古川日出男による日本の小説である。2005年4月、文藝春秋刊(書きおろし)[3]。太平洋戦争時の1943年、キスカ島に取り残された4頭の軍用犬から始まる物語が、その系譜を追いながら「戦争の世紀」である20世紀の歴史と交錯し、国境や思想、時代を超えて描かれる[4]。この作品は、第133回直木三十五賞(2005年上半期)の候補作となった[5][6][7]。日本国外では、英語、フランス語、イタリア語、ロシア語にも翻訳されている[8][9]。 発表経過[編集] 作者の古川は、1998年に書きおろし小説『13』(幻冬舎)でデビューした[10]。その後『アラビアの夜の種族』(2001年、角川書店)や村上春樹作品のトリビュート小説『中国行きのスロウ・ボートRMX』(2003年、メディアファクトリー。後に『二〇〇二年のスロウ・ボート』と改題の上文春文

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