KANOKENさん所有の赤帽サンバーたち。右手前は2006年式の「4号」。走行距離は42万キロに達する=KANOKENさんのTwitterから 白地に赤のストライプが目印の、軽運送業用途に特化した軽トラック「赤帽サンバー」。富士重工(現・スバル)が自社生産していた往年の希少な個体たちが今、続々と八丈島に結集しつつある。収集に全国を走り回る個人オーナーに、赤帽サンバーにこだわる理由と壮大な計画を聞いた。(北林慎也) 【写真】スクラップ置き場から納屋から畑から…結集する赤帽サンバーたち 採算度外視「農道のポルシェ」サンバーは、スバルが販売する軽貨物車。いわゆる「軽トラ」のトラック仕様と、屋根のある箱形のバン仕様がある。 かつては自社で開発・生産していたが、経営合理化の一環で2012年に撤退。その後は、同じトヨタ自動車傘下のダイハツ工業が生産する「ハイゼット」のOEM車となっている。 スバル製サ