こういう明るいゲームを待っていた! ステージクリア型の和風3Dアクション『豆狸のバケル』は敵も味方もとにかく明るいお祭り騒ぎのゲームだった。お祭り軍団に支配された47都道府県を巡り邪気払いを目指す ここしばらく、時代劇を題材にした和風アクションゲームに対して思うことがある。 ……血の匂いと闇が漂いすぎでは? なにも、そのような作風がダメだという訳ではない。 ただ、ここしばらくの傾向を見て寂しく感じるのだ。血の匂いも闇もない、明るく愉し気な時代劇(和風)アクションゲームが減ってしまったことに。 さかのぼること30年ほど前の1990年代には、まさに代名詞的存在とも言える”コミカル和風アクションゲーム”のシリーズがあった。 筆者もそのアクションゲームに当時心酔した人間で、同級生の友人とハチャメチャな展開の数々にツッコミながら遊んだ思い出が残っている。だからこそ、ここしばらく寂しく感じるのだ。あの