並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 15 件 / 15件

新着順 人気順

鍵のかかった部屋 小説の検索結果1 - 15 件 / 15件

  • 21世紀に「悪役」を作ることはすごく難しい(あるいは、PSYCHO-PASSはなぜ魅力的なのか)|別所隆弘

    【前説】 今日は久しぶりに「物語」についての話です。特に「悪役」について。魅力的な物語には、必ず魅力的な悪役が存在します。今回の記事では、「悪」がなぜ必要なのかという基本的な問いから話を起こして、現在「悪役」として最も魅力的な存在の一つを生み出したPSYCHO-PASSまでをざっと概括してみるのが狙いです。読んで頂く前に注意点がいくつか。 1.僕は文学研究者ではありますが、アニメは専門外なので頓珍漢なこと言ってたらごめんなさい。裏とりしてない感想文です。 2.PSYCHO-PASSの完全なネタバレを含んでいます。見てない人は注意してください。 3.進撃の巨人のネタバレもちょっと入ってます!!こちらも未読の方、ご注意ください! 【1】近年の印象をまずざっと最近の物語の傾向について昨日少し考えていました。それは主人公と悪役との同一性の問題です。すでにそれはセカイ系(2000年代冒頭から始まった

      21世紀に「悪役」を作ることはすごく難しい(あるいは、PSYCHO-PASSはなぜ魅力的なのか)|別所隆弘
    • 「本のない家庭」で育った、ポール・オースター...ジャンルを超越し、人間を見つめた「文学の天才」の人生とは?

      <卓越した物語で読者を魅了した米現代文学の巨匠ポール・オースター。その知性と革新に満ちた、偉大な足跡を振り返る> 4月30日に77歳で死去したポール・オースターは、1950年代のニュージャージー州の「本のない家庭」で育った。人間の行動や変化する世界の複雑性にこだわるオースター流の視点を養ったのは、そんな世界だ。 文学に情熱を傾け、書くことに魅了されていた「ニューヨークのユダヤ人青年」時代には、コロンビア大学で英文学を学んだ。 「ニューヨーク三部作」を発表し、文学シーンに根を下ろしたのは80年代。実存主義や不安というレンズを通じて、ハードボイルド小説と力みのないポストモダン文学の形式を巧みに融合した超ジャンル的な作品群だ。 「三部作」を構成する『ガラスの街』(邦訳・新潮社)、『幽霊たち』(同)、『鍵のかかった部屋』(邦訳・白水社)は見事に入り組んだプロット、謎めいた登場人物、言語やアイデンテ

        「本のない家庭」で育った、ポール・オースター...ジャンルを超越し、人間を見つめた「文学の天才」の人生とは?
      • 桜の咲く街角・備忘録編⑧『都電荒川線・飛鳥山公園』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

        桜の咲く街角・備忘録編⑧『都電荒川線・飛鳥山駅』 Cherry blossom blooming street corner, memorandum edition (8) ”Toden Arakawa Line, Asukayama Park" ※撮影時期:2024年4月中旬 photoⒸarashi いつもご覧いただき、ありがとうございます! ランキングに参加しておりますので下記バナーをクリックいただければ幸いです。できましたら上から3つ、お手すきであればその下も応援どうぞよろしくお願いいたします。 Please click on the banner below to increase my rank. ランキング参加中写真・カメラ ランキング参加中旅行 ランキング参加中鉄道 ランキング参加中アクセスの輪 ランキング参加中はてブロ みんな初めは超初心者ですよ!支えあおう会^^(長いw

          桜の咲く街角・備忘録編⑧『都電荒川線・飛鳥山公園』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
        • 【ホラーとミステリー】 おすすめの小説 - 育児猫の育児日記

          本が好き 赤川次郎 海外作家にハマる ホラーにハマる 貴志祐介に出会う 最後に 本が好き 子どもに本を好きになってもらいたくて、いろいろ試している話は今までにも何度か書きました。 そのかいあって子供たちは3人とも本が大好きです。 www.ikujineko.com www.ikujineko.com www.ikujineko.com もちろん賢くなってほしいという野望もありますが、それ以前に育児猫が本大好き人間なのです。 だから子どもにも本の面白さがわかるようになってほしいと思いました。 今日はそんな育児猫自身のお気に入りの本をご紹介します。 赤川次郎 育児猫は小学校高学年のころから赤川次郎さんの本が好きでした。 本格的に小説を読むようになった入り口が赤川次郎さんだと思います。 『三毛猫ホームズシリーズ』が一番好きでしたねぇ。 『若草色のポシェット』からスタートした、毎年1歳ずつ登場人物

            【ホラーとミステリー】 おすすめの小説 - 育児猫の育児日記
          • クリムゾンの迷宮のここがすごい

            主人公に謎のトラウマがない。 こういうデスゲーム系の作品って主人公が謎のトラウマとか過去とかコンプレックスとかを抱えていて、デスゲームを通してそれを克服するみたいな無駄にジメジメしたサブストーリーがあるものだけど別にそんなものはない。主人公は普通のおっさん。毎回思うんだが、読んでる奴らにそんなトラウマとか基本ないから別に感情移入する要素にならんだろ。 主人公がバカじゃない。 こういうデスゲーム系の作品って主人公が若い子なことも多いので読んでると「いや、そうはならんやろ」という行動を主人公たちが取って非常にイライラさせられることが多いんだけどこの作品では主人公は元大手証券会社勤務の40歳くらいのおっさんなので基本的に理知的な行動をとってくれるので非常に助かる。 敵が敵になる動機が単純。 こういうデスゲーム系の作品ってなぜか敵側に生まれつきのサイコパスや殺人マシーンや快楽殺人鬼がいたりしてそい

              クリムゾンの迷宮のここがすごい
            • 【発表】なつぞらの次の朝ドラは戸田恵梨香主演スカーレット | 【ハローグ】ハリネズミの御朱印旅ブログ

              NHK朝ドラ 日本人は朝ドラ大好きです。毎回高視聴率のNHK朝ドラ。最終回を迎えるたびに、次にどんな朝ドラが始まるのか気になりますよね。 NHKの朝ドラは、朝の出勤前に見ている人も多いのではないでしょうか。職場で話が盛り上がるネタの1つです。 2019年の朝ドラ、前期は北海道の開拓者をテーマにした「なつぞら」でした。 広瀬すずさんが主演を演じ、大人気を博しました。 「なつぞら」は2019年9月28日をもって最終回。 次はどんな朝ドラが放映されるのでしょうか。 今回は2019年後期連続ドラマ小説の記念すべき100作目夏空の次! 新しいスタートを切る101作目! どんな作品なのか気になりますね! 2019年後期朝ドラ「スカーレット」に決定!どんなドラマなのか 2019年9月30日月曜日から始まる2019年後期の朝ドラ。名前は・・・・ スカーレット 戸田恵梨香がヒロインを務める女性陶芸家をテーマ

                【発表】なつぞらの次の朝ドラは戸田恵梨香主演スカーレット | 【ハローグ】ハリネズミの御朱印旅ブログ
              • ライト文芸ミステリ年表(暫定)|浅木原忍

                「21世紀ラノベミステリ年表」の補完版となる、ライト文芸のミステリ作品の刊行年表です。こちらも個人的なメモなので正確性は保証しません。情報募集中。 ライト文芸も一概に定義できず、ある程度範囲を定めないとキリがないので、ここでは暫定的に以下を対象とします。 ライト文芸専門レーベル(ニコニコ大百科の「ライト文芸」の記事に掲載されているレーベル)から文庫書き下ろし・オリジナルで刊行された作品。 角川文庫 キャラクター文芸、双葉文庫 キャラクター文芸ページに掲載されている作品のうち、文庫書き下ろし・オリジナルで刊行された作品。 以上のレーベルのうち、ジャンル・タグ検索ができるレーベルでは「ミステリー」「ミステリ」ジャンルとして登録されているもの、および「推理」「ミステリ」「ミステリー」タグがついている作品と、あらすじ・内容紹介に「ミステリ」「ミステリー」の文字がある作品はとりあえず掲載しています。

                  ライト文芸ミステリ年表(暫定)|浅木原忍
                • 愛について僕たちが知らないすべてのこと|首吊り芸人は首を吊らない。

                  だれかが指先をにぎってくれていたような気がした。自分の指先をにぎってくれていたかもしれないだれかの手を求めるためだけに目を覚ましたような気がした。けれど、目を覚ましたときの時間と感覚をただまちがえてしまっただけのような気もおなじくらいにしていた。その日の朝に目を覚ましたんじゃなくて、昨日の朝に目をさましてしまったような気がした。昨日の朝に目をさましてしまったのに、あたりまえのようにその日の朝に横たわっている身体がいびつな不具合を抱えているような気がした。寝台の薄い毛布に顔をこすりつけるとけばが頬をくすぐった。夏の光のなかでおさないころからずっと抱えこんでいたたいせつなものを失ってしまったような気がして、靴子は指先をにぎっていてくれたかもしれないだれかを求めて毛布のあたたかみのなかで手を這わせた。けれど求めているのはそのだれかなんかじゃなくて携帯電話だということを靴子は知ってしまっていた。そ

                  • 追悼 ポール・オースター、「人生が袋小路に入り込んだとき」に背中を押してくれる物語の紡ぎ手

                    1988年にニューヨーク、ブルックリンの自宅前で撮影された若き日のポール・オースター。Photo: Ulf Andersen/Getty Images 現代アメリカ文学を代表する作家、ポール・オースターの訃報にニュースで触れ、深い悲しみに襲われた。オースターは、「肺がんによる合併症のため、先月30日にブルックリンの自宅で家族に囲まれて息を引き取った」と『ニューヨーク・タイムズ』紙が報じた。享年、77歳だった。 妻で同じく作家のシリ・ハストヴェットは、2023年3月にインスタグラムを通じて、オースターが2022年に体調を崩し、同年12月にガンと診断されたと発表。がん治療の世界的権威として知られるメモリアル・スローン・ケタリング癌センター(在ニューヨーク)で、治療を受けているとも明かしていた。 オースターは米ニュージャージー州で1947年に生まれ、ポーランド系ユダヤ人の両親のもとに育つ。198

                      追悼 ポール・オースター、「人生が袋小路に入り込んだとき」に背中を押してくれる物語の紡ぎ手
                    • 手帳を書くこと自体が救いとなる可能性であること

                      私がポール・オースターという作家に出会ったのは、たしか1992年頃、なにもかもが中途半端な大学生活に気が滅入っていて、それを読書によって埋めようとやっきになっていた時期でした。 このとき手に取ったニューヨーク三部作は意味がわからず、なかなか読めませんでした。それでも何となく「リヴァイアサン」、「ムーン・パレス」、「孤独の発明」、「幻影の書」といった作品に原書で手を出しているうちに、この作家はしだいに馴染み深い存在になっていきます。オースターのファンには、この孤独な心に直接語りかけるような内省的な文体に慰められるような親しみを感じたという人も多いのではないでしょうか。 そのポール・オースターが、77歳で亡くなったというニュースを耳にして、数十年ぶりにニューヨーク三部作を読み直していました。探偵小説的な枠組みの中に、生きる意味の根拠がゆらいでゆく不安が凝縮された、読むたびに戸惑いを感じさせる小

                        手帳を書くこと自体が救いとなる可能性であること
                      • 緻密に構築されたトリックに挑む『密室ミステリーアンソロジー 密室大全』/編者の千街晶之氏による解説を期間限定で特別掲載!|朝日新聞出版さんぽ

                        緻密に構築されたトリックに挑む『密室ミステリーアンソロジー 密室大全』/編者の千街晶之氏による解説を期間限定で特別掲載! 遥か昔から、密室トリックのネタはとっくに切れたと言われつつも、実際には密室トリックが枯渇したことなどなく、今でも多くのミステリー作家が新たな密室を生み出し続けている。何故、ひとはこれほどまでに密室に魅了されているのか――。 『密室ミステリーアンソロジー 密室大全』(朝日文庫)は、タイトルからもわかる通り「密室」がテーマ。青柳碧人、大山誠一郎、恩田陸、貴志祐介、中山七里、東川篤哉、麻耶雄嵩、若竹七海(敬称略)の実力派ミステリー作家8名の作品を収録しています。 収録作品 青柳碧人「密室龍宮城」 大山誠一郎「佳也子の屋根に雪ふりつむ」 恩田陸「ある映画の記憶」 貴志祐介「歪んだ箱」 中山七里「要介護探偵の冒険」 東川篤哉「霧ケ峰涼の屋上密室」 麻耶雄嵩「密室荘」 若竹七海「招

                          緻密に構築されたトリックに挑む『密室ミステリーアンソロジー 密室大全』/編者の千街晶之氏による解説を期間限定で特別掲載!|朝日新聞出版さんぽ
                        • ドラマ 鍵のかかった部屋 特別編 相関図 キャスト 大野智 戸田恵梨香 佐藤浩市 能年玲奈 のん 松井珠理奈 宇梶剛士 夙川アトム あらすじネタバレ原作 - 資産運用マンのブログ

                          2020年5月11日(月)夜9時から放送される嵐の大野智さん主演ドラマ「鍵のかかった部屋」特別編のあらすじ ネタバレ 出演者 相関図 見逃し動画 原作についてご紹介します。 ※誤って今回のドラマ「鍵のかかった部屋」のネタバレ考察記事に来てしまった方、ネタバレや考察自体が苦手な方はお戻りください。 目次 ドラマ 「鍵のかかった部屋」  出演キャスト ドラマ 「鍵のかかった部屋」 相関図 ドラマ 「鍵のかかった部屋」 あらすじ ドラマ 「鍵のかかった部屋」 動画 ドラマ 「鍵のかかった部屋」 見逃し動画配信 ドラマ 「鍵のかかった部屋」 原作『防犯探偵・榎本シリーズ』 ドラマ 「鍵のかかった部屋」 関連情報 ドラマ 「鍵のかかった部屋」  出演キャスト 榎本径 演 - 大野智 青砥純子 演 - 戸田恵梨香 芹澤豪 演 - 佐藤浩市 水城里奈 演 - 能年玲奈(のん) 桐生はるか 演 - 松井珠

                            ドラマ 鍵のかかった部屋 特別編 相関図 キャスト 大野智 戸田恵梨香 佐藤浩市 能年玲奈 のん 松井珠理奈 宇梶剛士 夙川アトム あらすじネタバレ原作 - 資産運用マンのブログ
                          • ドラマシリーズ&劇場版「MOZU」 全5シリーズ 感想 - 特撮は大人の嗜みです。

                            こんにちは! 今回はドラマ&劇場版「MOZU」の全5シリーズの感想です。 【Amazon.co.jp限定】MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~ Blu-ray BOX(ポストカード付) 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2016/04/28 メディア: Blu-ray あらすじはこんな感じ↓ <作品内容> 『ダブルフェイス』を超える衝撃かつ圧倒的なスケール感でお届けする共同制作ドラマ『MOZU』がいよいよBlu-ray&DVD化! 原作は、「カディスの赤い星」(1986年刊行)で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞した、日本を代表するハードボイルド作家・逢坂剛の代表作。 さらに2012年に発表された宝島社の「この警察小説がすごい」オールタイム・ベスト2位に選出されるなど、根強い人気を誇っている。しかしながら、巧みな叙

                              ドラマシリーズ&劇場版「MOZU」 全5シリーズ 感想 - 特撮は大人の嗜みです。
                            • 【読書のススメ】苦手な読書をするようになった理由 - 日々成長するために

                              ここ最近、読書に勤しんでいます。 読書をするようになったのは、ここ1,2ヶ月のことですが、毎日本を読んでいます。 とりあえず、読んだ本は、 貴志祐介さんの クリムゾンの迷宮 黒い家 13番目のペルソナ 天使の囀り 青の炎 硝子のハンマー 鍵のかかった部屋 新世界より 上 新世界より 中 新世界より 下 悪の教典 上 悪の教典 下 計12冊。僕がこれまでの人生で読んできた本が、多分、10冊くらいなので、この数か月でそれを超えたことになります。 育児猫 (id:ikujineko)さんの記事で、クリムゾンの迷宮が紹介されており、それをきっかけに読書をするようになったわけですが、この読書熱は留まることがなさそうです。 初めて小説を読んだら、すごく面白かった話 - 日々成長するために 貴志祐介さんの小説は、先が気になってしょうがない 伊坂幸太郎さんと瀬尾まいこさんの小説 筒井康隆さんと乙一さんの小

                                【読書のススメ】苦手な読書をするようになった理由 - 日々成長するために
                              • 『鍵のかかった部屋』はニューヨーク三部作の最後に読むべき

                                タグ 1770年代山本楡美子木村博江有栖川有栖星雲賞早川書房日本作家新潮社文芸恩田陸恋愛心理学岩波書店宿野かほる村上春樹双葉社加賀山卓朗児童文学佐々木マキ今村昌弘中田耕治中村有希三田村信行ローカス賞ロミオ・ロドリゲスJr.ロバート・A・ハインライン杉山高之東京創元社ループもの自己啓発飛鳥新社青春長門有希の100冊長編小説酒井昭伸郷原宏講談社誠信書房角川書店草思社英国SF協会賞自伝柴田元幸竹山道雄福島正実社会行動研究会短編小説白水社理論社湊かなえ清水俊二海外作家浅倉久志水野敬也柴田元幸 長編小説ロバート・B・チャルディーニメンタリストDaiGo1774年1982年1997年1996年1994年1992年1990年代1990年1989年1987年1986年1985年1984年1980年代2002年1975年1970年代1968年1960年代1956年1951年1950年代1939年1935

                                  『鍵のかかった部屋』はニューヨーク三部作の最後に読むべき
                                1