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だれかが指先をにぎってくれていたような気がした。自分の指先をにぎってくれていたかもしれないだれか... だれかが指先をにぎってくれていたような気がした。自分の指先をにぎってくれていたかもしれないだれかの手を求めるためだけに目を覚ましたような気がした。けれど、目を覚ましたときの時間と感覚をただまちがえてしまっただけのような気もおなじくらいにしていた。その日の朝に目を覚ましたんじゃなくて、昨日の朝に目をさましてしまったような気がした。昨日の朝に目をさましてしまったのに、あたりまえのようにその日の朝に横たわっている身体がいびつな不具合を抱えているような気がした。寝台の薄い毛布に顔をこすりつけるとけばが頬をくすぐった。夏の光のなかでおさないころからずっと抱えこんでいたたいせつなものを失ってしまったような気がして、靴子は指先をにぎっていてくれたかもしれないだれかを求めて毛布のあたたかみのなかで手を這わせた。けれど求めているのはそのだれかなんかじゃなくて携帯電話だということを靴子は知ってしまっていた。そ
2021/07/17 リンク