並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 7 件 / 7件

新着順 人気順

jr東日本 労働組合 革マル派の検索結果1 - 7 件 / 7件

  • 『国商』権力と一体化した男の実像 - HONZ

    政商という言葉はあるが、国商は聞いたことがない。 政商とは、時の権力と結託して特別な利益を貪る商人のこと。国商はさしずめ国家と一体化した商人といったところか。 だいたい異名というのは、尾鰭のついた評判によって肥大化した虚像に対してつけられるものと相場が決まっている。だが本書を読み進むうちに、国商とは実に鋭く故人の本質を突いた呼称ではないかと思った。 2022年5月25日、葛西敬之が世を去った。享年81。JR東海に長く君臨した大物財界人であるとともに、近年は政界の黒幕としても知られた。安倍晋三の後見人として、憲政史上最長の政権を支え、内閣の主要閣僚から官僚の人事に至るまで助言したとされる。 葛西が支えた安倍も、参議院選挙の投票日を2日後に控えた7月8日、奈良県近鉄大和西大寺駅前で応援演説中に凶弾に斃れた。葛西の死からわずかひと月半後のことだった。 葛西と安倍が世を去った今、権力に空白が生じて

      『国商』権力と一体化した男の実像 - HONZ
    • 週刊文春はなぜスクープを連発することができるのか──『2016年の週刊文春』 - 基本読書

      2016年の週刊文春 作者:柳澤 健発売日: 2020/12/15メディア: Kindle版スクープを連発する日本一の週刊誌「週刊文春」と、その中でも二大編集長である花田紀凱と新谷学を中心に取り上げた文藝春秋闘争記である。僕は特集が気になった月刊文藝春秋を読むぐらいで、週刊文春は手にとった記憶がない。僕が普段読むような本ではないが、年末年始で僕の好きな翻訳系科学ノンフィクションの刊行も少なく、評判もいいので読んでみたら、これが世評通りに大変おもしろい。 なぜ2016年なのか。 本書が刊行されたのは昨年の12月のことである。であればなぜ、2020年ではなく2016年の週刊文春なのか、というのが最初に気になったところだが、読んでいて思い出したが、2016年は紙の週刊文春が光り輝いていた最後の時代なのであった。2016年早々に甘利明経済再生相の金の疑惑を報じ、ベッキー&川谷の不倫を報じ、清原和博

        週刊文春はなぜスクープを連発することができるのか──『2016年の週刊文春』 - 基本読書
      • 敵対する者には“不倫密会を尾行・盗撮”――「JRの妖怪」とJR東日本の30年の裏面史 | 文春オンライン

        『暴君 新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』(牧久 著) 国鉄では「鬼の動労」を率いて暴れ、分割民営化後は経営陣に深く食い込んで「JRに巣くう妖怪」と呼ばれたJR東日本労組の元委員長、松崎明。その一筋縄では行かぬ生涯を追うとともに、彼と手を結んで人事や経営への介入を許し、翻弄され続けたJR東日本の30年にわたる裏面史を描いた大著である。 松崎が、極左組織「革マル派」の副議長を長く務めた最高幹部だったことは、広く知られる。敵対組織に「潜り込み」、内部から「食い破る」運動理論は、国鉄改革で実践される。強硬な反対から突然賛成に転ずる「コペルニクス転換」を演じ、革マル派からの離脱を宣言。だが、これは組織を温存し、JR各社に浸透するための偽装だった。「悪天候の中、メンツで山登りするのは愚か者」と語った松崎の演説は示唆的だ。 そして新会社が発足すると、JR東経営陣を籠絡し、労使協調を超えた「労使対等」

          敵対する者には“不倫密会を尾行・盗撮”――「JRの妖怪」とJR東日本の30年の裏面史 | 文春オンライン
        • JR東日本の労働組合分裂の根っこ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

          2年前に組合員が大量脱退して過半数組合の座から滑り落ちていたJR東日本労働組合から新しい組合が分裂したようです。 というと、革マル派支配に耐えかねたまっとうな組合員が穏健派の組合を作ったのかと思ったら、そうではなさそうで、むしろ逆のようです。 https://www.asahi.com/articles/ASN2F5QGVN2DULFA03T.html(JR東労組から分裂の新労組、新産別結成へ 連合と距離) JR東日本の最大の労働組合「東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)」から分裂してできた新しい労組が、上部団体となる新たな産業別組織を22日に発足させる。この新産別はJRグループの2大産別「JR連合」「JR総連」とは距離を置き、両産別が加盟する労組の中央組織・連合の傘下にも当面入る予定はないという。・・・・ 現在、同じ連合に旧動労系のJR総連と旧鉄労及び旧国労右派系のJR連合があり、その外

            JR東日本の労働組合分裂の根っこ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
          • 日本国有鉄道 労働運動史

            ランキング参加中鉄道 ランキング参加中歴史 ランキング参加中社会ランキング参加中相互で読者登録しませんか? はじめに 国鉄分割民営化の方向性が示され、動労も国労とは距離を置き始めた時代にあって、国労は分割民営化反対をスローガンに掲げていました。 この時期は、若手職員などが将来に不安を感じて自殺などもありましたが、まだまだ国労は国鉄の中でも最大人員を誇る組織であり、総評もかなり力を入れて応援していました。 世論は、前年のNTTの民営化成功を受けて、民営化には比較的好意的であり、分割に対する不安は持っていたものの、国鉄の赤字を解消するには競争させるべきだ・・・その為に分割するのだと言う論理は冷静に考えれば非常の矛盾した内容でも有りました。 すなわち、前年に民営化された、専売公社も電電公社も分割はされず、それぞれJT・NTTという全国一社の民間会社として誕生したのでした。 そして、電電公社の場合

              日本国有鉄道 労働運動史
            • 「ウザい!」、氷河期世代に見捨てられた労働組合(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

              このたび上梓された『トラジャ JR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉』は、JR東労組の3万5000人大量脱退、JR北海道の社長経験者2人の相次ぐ自殺がなぜ起こったのか、その裏側を深くえぐったノンフィクションである。 この記事の写真を見る 著者の西岡研介氏は、2007年刊行の前作『マングローブ――テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』のその後についても粘り強く、この最新作で描き出している。12年の時を経て、なぜ今、『トラジャ』は刊行されたのか。ノンフィクション愛好家であるurbansea氏が同書を読み解きつつ、「西岡ノンフィクション」の本質に迫る。 ■JR東日本の遠大な対「革マル」戦術 「あの連中(JR革マル)にはアメ玉を食わせ、時間を十分にかけ、次第に牙がなくなるように対応し、ついには牙がなくなってしまう――というような遠大な計画が、JR東日本の対革マルの戦術だ」 後に会長になる人物が

                「ウザい!」、氷河期世代に見捨てられた労働組合(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
              • 「『結婚式』妨害」「アルコール検査ボイコット」…JR労組の闇描く「トラジャ」、武田砂鉄氏が朝日で書評 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                m-dojo.hatenadiary.com で紹介した「トラジャ」。 トラジャ JR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉 作者: 西岡研介出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2019/09/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「人殺しの組合にはいられない」(本文より) JR東日本労組「3万5000人大量脱退」、「JR革マル」対「党革マル」の「内ゲバ」、北海道の社長2人と組合員の相次ぐ「謎の死」の真相とは。 事態の裏側で、いったい何が起きていたのか。 『マングローブ』を凌ぐ、衝撃の超弩級ノンフィクション! ◆「トラジャ」とは? 1インドネシア・スラウェシ島の中央や西南の山岳地帯に暮らすマレー系の先住・少数民族の名称。現地の言葉で〈高地の人々〉を意味する。 2旧国鉄の労働組合「動労」「国労」出身の有能な革マル派同盟員で、分割・民営化前後に『職業革命家』として革マル派党中央に

                  「『結婚式』妨害」「アルコール検査ボイコット」…JR労組の闇描く「トラジャ」、武田砂鉄氏が朝日で書評 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                1