福井県越前市の福井鉄道福武線北府(きたご)駅の一帯は、独特な雰囲気が漂っている。レトロな駅舎と、現在も使われている木造の車両工場がたたずむ。車窓から眺めると、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのようだ。通勤・通学などで利用する沿線住民の生活を1世紀にわたり見守ってきた。福武線は越前市から福井市までの住宅街を走る生活路線。起点となる越前武生駅を出発すると、2分ほどで次の北府駅が見えてくる。周
鹿児島空港からほど近くに、とても素敵な木造駅舎があるのです。 よく行く霧島温泉に向かう途中にあるので、その時の気分でふらり立ち寄っていたのですが、気付けばもう何年も行ってないかも?と、春の家族旅行で久々立ち寄りました。 嘉例川駅 かれい川弁当 嘉好 嘉例川駅 鹿児島県内、最古の木造建築物でもある 嘉例川駅(かれいがわえき) です。 長男も生まれる前ですが、はやとの風という観光列車が、嘉例川駅で5分停車していて、その瞬間にちょっとだけ列車に乗り込んだことがあります。 特急 はやとの風 [DVD] 価格: 3042 円楽天で詳細を見る 九州ではお馴染みの観光列車ですが、当時、とても珍しくて、はやとの風が駅に入ってくると、わぁー!😍となっていました。 電車に乗り込んだのを見ていた女性の車掌さん?に、注意されるかなと思いきや、 今度は乗ってくださいね♡と優しく言ってくれたのを今でも良く覚えていま
兵庫県小野市の粟生駅から兵庫県加西市の北条町駅までを結ぶローカル線・北条鉄道「法華口駅」を訪ねました。 駅舎は、大正4年に建てられた登録有形文化財。 桜前線が北上する頃には、 レトロ駅舎と桜を撮るため集まった写真愛好家でにぎわいます。 ちなみに北条鉄道を走っているのは ワンマン列車ですので、乗車時に整理券を取り、 降車時に運賃箱に現金を投入して精算するスタイル。 実際には、運賃箱ではなく運転士が手に持った コイントレーの中に運賃を入れました。 支払いは現金のみ。 ICOCAやPiTaPaなどのICカードは利用できないんですよ。 乗り降りの手続きなどは全て車両内で済ませるので、 法華口駅の駅舎は、現在は駅としての役割は果たしていないんです。 何に使われているかというとハンバーガーショップ。 駅舎内で「今屋のハンバーガー」が店舗を構えています。 ちょうどお昼どきだったので、店に入りました。 ハ
田舎の木造駅舎は、都会への旅立ちを見送り、帰郷を温かく迎えてくれる──福岡県田川郡赤村には、まさにそんなストーリーを想像してしまう駅舎がある。九州最古の木造駅舎、平成筑豊鉄道田川線の「油須原駅(ゆすばるえき)」だ。 古き良き時代の風景がそのまま残る駅、そして沿線の風景は、わざわざ見に行く価値がある……とはいえ、なかなか気軽に旅行には行けないと思うので、記事を通じてぜひ現地のぬくもりを感じてみてほしい。1895年(明治28年)、開業当時のままの駅舎をどうぞ。 ・油須原駅 木製看板には「平成筑豊鉄道会社 油須原駅」と書いてある。そして「手荷物預所(あずかりしょ)自転車」と書かれた看板も設置されているが……現在は無人駅なので誰かに預けることはできない。よく見ると、自転車の「転」の漢字が旧字体だ。渋すぎィィ。 待合室にある伝言板の「伝」の漢字も旧字体。右から左に「板言傳」と読ませている。ちなみに現
長崎県の真ん中に、ぽっかりと空いた穴のように広がる大村湾。そのほとりに、JR大村線の千綿駅(ちわたえき、東彼杵町〈ひがしそのぎちょう〉)がある。湖のような凪(なぎ)の海を望むホームに、趣のある木造駅舎。そして駅に親しみをもつ地元の人々。足を運ぶたび、ただ美しいだけではない、心温まる情景に出会えた。 海が迫るホーム、細部までレトロな駅舎 千綿駅を最初に訪れたのは、2016年2月。諫早(いさはや)方面から佐世保行きの列車に乗り込み、北を目指す。長崎空港にも近い大村の市街地を抜けると、左側の車窓が一面の海に変わった。大村湾だ。湾口わずか330メートルしかない閉鎖的な内海で、波も穏やか。そのおかげで線路が海面のすぐ近くを通っており、車内にいると、まるで海の上を走っているような不思議な感覚に包まれる。 そのまま右へ左へ、海岸線をなぞること5分。列車は海に寄り添ったまま、千綿駅にゆっくりと滑り込んだ。
1907年に建てられた南海本線浜寺公園駅(堺市)の木造駅舎が、高架化工事に伴い、2017年に移動し、現在もカフェやギャラリーとして有効活用されている。28年に高架工事が終われば新駅舎前に移動し、駅の玄関として“再出発”する予定だ。 駅舎は東京駅や大阪市中央公会堂などを設計した建築家、辰野金吾が設計。周辺はかつて「東洋一の海水浴場」と呼ばれており、別荘、屋敷が立ち並ぶ保養地として知られていた。西洋風の意匠が特徴的な駅舎は1998年に国の登録有形文化財となった。 高架工事の支障にならないよう、建物を解体せずに移動させる曳家工法で計30メートル動かし、ロータリー前へ一時移転している。地域のシンボルとして保存・活用するために地元の有志がNPO法人「浜寺公園駅舎保存活用の会」を立ち上げ、市や南海電気鉄道と協定を締結し駅舎の活用を行っている。
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