並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 79件

新着順 人気順

芥川龍之介の検索結果1 - 40 件 / 79件

  • 本が読めない32歳が初めて芥川龍之介を読む日 | オモコロ

    この記事は、本が読めないWEBライターが初めて芥川龍之介の本を読むだけの記事です。 <この記事に出てくる人> WEBライターなのに本が読めない。文字そのものが苦手なので自分が書いた記事を読み返すこともしない。 友達。みくのしんが本を読む手伝いをする。 今日、みくのしんが読むのは芥川龍之介の『トロッコ』 中学生の教科書に採用されているので、読んだことがある人も多いかもしれませんね。 みくのしんに見せたところ、「タイトルは聞き覚えがある!」「トロッコっていいよね!」「ドンキーコングのトロッコステージ好きだった!」と言っていたので、きっと最後まで読んでくれることでしょう。 ▼編集部注 予め申し上げておきますが、この記事はとても長いです。 普通に「トロッコ」を読むより長いです。何卒ご了承ください。 みくのしんは「芥川龍之介」って知ってる? 一回だけ観たことある。「ALWAYS 三丁目の夕日」に出て

      本が読めない32歳が初めて芥川龍之介を読む日 | オモコロ
    • 芥川龍之介が自殺した夏は死ぬほど暑くて追悼文でも同情されている→「暑さから発狂」も死の2日前

      進士 素丸 @shinjisumaru 内田百閒が「芥川君が自殺した夏は大変な暑さで、それが何日も続き、息が出来ない様であつた。餘り暑いので死んでしまつたのだと考へ、又それでいいのだと思った」と書いてるけど、言うても当時の基準の暑さやろと思いつつ気象庁データベースで芥川が自死する前日の気温調べたら35.6度あったわ。 内田百閒bot @Hyakken_Uchida 芥川君が自殺した夏は大変な暑さで、それが何日も続き、息が出来ない様であつた。餘り暑いので死んでしまつたのだと考へ、又それでいいのだと思った。【龜鳴くや】 進士 素丸 @shinjisumaru 気象庁データベースによれば1927年7月11日から30度を超え、芥川が自死する2日前である22日からは35度を超えてるが、この日は観測史上日本で初めて気温が40度を超えた日だそうな。(1927年7月22日、愛媛県宇和島市の40.2度。)

        芥川龍之介が自殺した夏は死ぬほど暑くて追悼文でも同情されている→「暑さから発狂」も死の2日前
      • 【追記あり】芥川龍之介の小説でお馴染みの “芋粥” がお芋入りのお粥ではないと知って驚きの声「想像してたのと全然違った」→作ってみる人続出

        八條忠基 @EeoduLzbYVjTprk 芥川龍之介の『芋粥』の「五位」さんが「死ぬまでに腹一杯食べたい」と言ったのは、子どもが「プリンをバケツで食べたい」というような感覚かな?? と思います。 2021-06-18 15:57:04 八條忠基 @EeoduLzbYVjTprk 『厨事類記』(鎌倉時代) 「薯預粥ハ、ヨキイモヲ皮ムキテ、ウスクヘギ切<天>、ミセンヲワカシテイモヲイルベシ。イタクニルベカラズ。又ヨキ甘葛煎ニテニルトキハ、アマヅラ一合ニハ水二合バカリイレテニル也。石ナベニテニル、チヒサキ銀ノ尺子ニテモリテマイラス云々。」 2021-06-18 15:57:31 八條忠基 @EeoduLzbYVjTprk 芥川作品の元ネタ、『今昔物語』(利仁将軍若時、従京敦賀将行五位語)には、 「薄き刀の長やかなるを以て、此の薯預を削りつつ撫切に切る。早う薯預粥を煮るなりけり。(中略)さらさ

          【追記あり】芥川龍之介の小説でお馴染みの “芋粥” がお芋入りのお粥ではないと知って驚きの声「想像してたのと全然違った」→作ってみる人続出
        • 谷崎潤一郎や芥川龍之介らが校正家に宛てた書簡 約200通が発見 | NHK

          谷崎潤一郎や芥川龍之介ら大正から昭和にかけて活躍した文豪が、当時の出版関係者に宛てたおよそ200通の書簡が残されていることが分かりました。調査にあたった専門家は、「著名な作家たちの未発表の書簡がまとまって見つかることは珍しい。作家の人間関係や出版事情などが分かる資料だ」としています。 書簡は、原稿の修正や事実確認を専門に行う「校正家」の神代種亮(こうじろ・たねすけ)に宛てられたもので、孫の聡さんが保管していました。 書簡の送り主は谷崎潤一郎や芥川龍之介、佐藤春夫など、大正から昭和にかけて活躍したおよそ20人の作家らで、あわせて200通余りに上ります。 このうち谷崎の書簡は25通あり、大正13年9月に送ったものには、自身の著作を刊行するにあたり、「菊判」と呼ばれる比較的大型のサイズでの出版を希望したのに対し、出版社がそれよりも小さく流通量の多い「四六判」というサイズで出版しようとしていること

            谷崎潤一郎や芥川龍之介らが校正家に宛てた書簡 約200通が発見 | NHK
          • 夫から「米津玄師って何」と聞かれたので「太宰治の耽美と虚無と中原中也の叙情と芥川龍之介の世界への酷薄を足して3で割ってデジタルリマスターした令和の歌う帝国文学」と説明したって話

            きなこ @3h4m1 音楽シーンの記録を90年代で止めた夫が「米津玄師」ってなに食えんの?と聞くから 「太宰治の耽美と虚無と中原中也の叙情と芥川龍之介の世界への酷薄を足して3で割ってデジタルリマスターした令和の歌う帝国文学」 と言ったら「ああ俺は変な女と結婚してしまった」みたいな顔して会社に行った。 2020-09-01 10:26:57

              夫から「米津玄師って何」と聞かれたので「太宰治の耽美と虚無と中原中也の叙情と芥川龍之介の世界への酷薄を足して3で割ってデジタルリマスターした令和の歌う帝国文学」と説明したって話
            • 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」が「揖保乃糸」だったらどんな生き物を助けられるか

              1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:立方体を食べる 蜘蛛の糸が揖保乃糸だったら 揖保乃糸。最高においしいそうめんのブランドだ。そして蜘蛛の糸は芥川龍之介の有名な短編小説である。 『揖保乃糸』という字の並びを見ていると『蜘蛛の糸』のことを思い出す。音が似ているのと、どちらも絶妙に読めるけど書けない漢字を使っているからだと思う。 これは揖保乃糸。パッケージのデザインからも、なんとなく蜘蛛の糸の世界を連想する。 そして、お釈迦様の垂らした蜘蛛の糸が揖保乃糸だったらどうしようと、本当にしなくてもいい心配をする。本当にもう全然しなくてもいいのだが、心配なので試しておこう。一応。

                芥川龍之介の「蜘蛛の糸」が「揖保乃糸」だったらどんな生き物を助けられるか
              • 芥川龍之介「三つの指環」初掲載は医学雑誌 謎の1つが解明 | NHK

                これまで発表の経緯が分かっていなかった文豪・芥川龍之介の「三つの指環」という作品が最初に掲載されたのは医学雑誌だったことが、専門家の調査でわかりました。専門家は、芥川をめぐる謎の1つが解明されたとしています。 芥川龍之介の「三つの指環」という作品は魔法の指輪を手にした3人の登場人物が、指輪の力に頼らず幸福を手に入れる物語です。 全集には収録されていますが、最初に掲載された雑誌や時期など発表の経緯は不明とされていることから、東京の博物館の研究員・木口直子さんは芥川の古い資料を手がかりに調査を進めていました。 その結果、明治時代に設立された京都府立医大の図書館に所蔵されている、大正12年に発行の医学雑誌、「體性」(たいせい)という月刊誌の4巻6号に掲載があったことを確認したということです。 木口さんは時期などからこれが最初の掲載だと分析しています。 「三つの指環」の内容は病気とは全く関係ありま

                  芥川龍之介「三つの指環」初掲載は医学雑誌 謎の1つが解明 | NHK
                • 本が読めない32歳が初めて芥川龍之介を読む日 | オモコロ

                  申し訳ないんだけど、この本、声に出しながら読んでもいい? みくのしんは音読した方が読みやすいんだっけ? 文字だけじゃなくて自分の声も耳に入るからダブルで集中できるんだよね。そうじゃないと気が散っちゃって…… みくのしんの読書だから自由にしていいよ よし……読むか!! 小田原熱海(あたみ)間に、軽便鉄道敷設(ふせつ)の工事が始まったのは、良平(りょうへい)の八つの年だった。 小田原熱海…… 熱海いいよねぇ〜 さっそく気が散ってる 昔この辺に住んでたな〜! 鈍行で沼津の原駅に帰ってたのを思い出すね! 相当読みたくないんだな ごめん。最初くらいはちゃんと読まなきゃね。もっかい一行目から読むわ みくのしんのペースでいいよ。俺もこの後予定入れてないし すげー時間かかるけどいい? 覚悟してきてるから 小田原熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まったのは、良平の八つの年だった。 うん! この始まり方、好きで

                    本が読めない32歳が初めて芥川龍之介を読む日 | オモコロ
                  • 「羅生門」〜[感想][あらすじ][解説]:芥川龍之介 - 職業としての読書家

                    はじめに。 今回は芥川龍之介の羅生門について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして伝えたい事を解説をしていきたいと思います。 国語の教科書にも載っている作品で、誰もが1度は読んだ事のある作品だと思います。 今回はそんな誰しもが1度は読んだ事がある羅生門について私 なりに書いていきたいと思います。 芥川龍之介の「羅生門」を教室ではなく自室で、制服ではなくパジャマで、リラックスして改めて手に取って最初から読み通してみると色々な発見があると思いますよ 「野呂松人形」〜芥川入門はこれを読め!〜:芥川龍之介 [感想][あらすじ][解説] 「竜」~嘘が現実に起きる不思議なお話:芥川龍之介 「感想」「あらすじ」「解説」 「蜜柑」~人生の素朴な美しさを描いた:芥川龍之介 「感想」「あらすじ」「解説」 あらすじ 地震、飢饉、火事が続き衰退した京都では窃盗、人殺しが横行していた。 そんな京都の羅生門の下で主から

                      「羅生門」〜[感想][あらすじ][解説]:芥川龍之介 - 職業としての読書家
                    • 『生まれ変わった夏目漱石が授業で芥川龍之介の『羅生門』をやる話』【JK漱石/香日ゆら先生】

                      香日ゆら @kouhiyura 7/24は芥川龍之介の命日…というわけで 「生まれ変わった夏目漱石が授業で芥川龍之介の『羅生門』をやる話」です。 1/6 pic.twitter.com/6RSsyw3cFO

                        『生まれ変わった夏目漱石が授業で芥川龍之介の『羅生門』をやる話』【JK漱石/香日ゆら先生】
                      • メルカリでの「第131回 芥川龍之介賞 (芥川賞) 正賞 銀製懐中時計【受賞者 モブ・ノリオ】」の出品について〔2025年1月28日〕: モブ・ノリオ ブログ ~Ministry Of Brainwash~

                        出品サイトは、以下のリンク先です。 https://jp.mercari.com/item/m39710939544 まずは、出品して本当によかった、と思っています。 あと、メルカリという企業には、マジで感謝しています。 「見知らぬ人と、言葉(液晶画面上の文字情報)と、モノ(出品物)と、お金(購入者による入金)を介して、こんなに良質の(心地よい)コミュニケーションが成立するのか」と、最初から驚かされました。 それと、自分の一方的な、日本のIT企業家やIT産業従事者への、偏見に満ちた紋切り型のイメージも、がらっと変わりました。 色んな生き方、現実の変え方、ヴィジョンの実現のし方が、あるのだなあ。そして、この日本という国自体、ぜんぜん捨てたもんじゃないなあ。自分こそが狭量すぎて、素直さがなくて、迂闊だったのだなあ、と、ネット上で目にした経営者らのテキストを読んでそう感じました。 現実を、まだま

                        • 芥川龍之介の蔵書に“恋心”の押し花 初恋女性とのやり取りか | NHK

                          文豪、芥川龍之介が所蔵していたフランスの小説の本に、恋心を表す花言葉を持つ押し花が挟まれていたことが日本近代文学館などの調査で分かりました。専門家は、芥川と初恋の女性とのやり取りの一端である可能性があるとみていて、「芥川の実人生で大きな揺れ動きのあった時期の貴重な発見だ」としています。 押し花は、芥川の遺族から日本近代文学館に寄贈されたおよそ2600冊の蔵書の調査で、フランスの作家、アナトール・フランスの恋愛小説「赤い百合」の英訳版から2点見つかりました。 植物学の研究者が押し花を調べたところ、「オオマツヨイグサ」という黄色の花と、薬草にも使われる「ウイキョウ」だと分かったということです。 このうち「オオマツヨイグサ」は、同じ仲間の「マツヨイグサ」の花言葉が“ほのかな恋”で、小説の中では、主人公の恋愛が成就し、「I love you!」などと叫ぶ場面に挟まれていたということです。 押し花の

                            芥川龍之介の蔵書に“恋心”の押し花 初恋女性とのやり取りか | NHK
                          • ChatGPTに『芥川龍之介が“大乱闘スマッシュブラザーズ”対戦中に口走るであろう暴言を予測してください』と言ったらこうなった「文学とは」

                            リンク Wikipedia 芥川龍之介 芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ、1892年〈明治25年〉3月1日 - 1927年〈昭和2年〉7月24日)は、日本の小説家。号は澄江堂主人(ちょうこうどうしゅじん)、俳号は我鬼(がき)。東京出身。『鼻』、『羅生門』、『地獄変』、『歯車』などで知られる。 東京市京橋区入船町8丁目(現・東京都中央区明石町)に牛乳製造販売業を営む新原敏三、フクの長男として生まれる。出生時刻については資料がないため不明である。 戸籍上の正しい名前は「龍之介」であるが、養家である芥川家や府立三中、一高、東京大学関係の名簿類で 30 users 214

                              ChatGPTに『芥川龍之介が“大乱闘スマッシュブラザーズ”対戦中に口走るであろう暴言を予測してください』と言ったらこうなった「文学とは」
                            • okapi.xlsb on Twitter: "凄く悪意を感じる。 芥川龍之介の蜘蛛の糸でも後続者を排除する。競争社会に生きる人の本能だよ。自分で切り拓いた道をなぜ他人にフリーライドさせなきゃいけないの? https://t.co/ivvMbV7jFY"

                              凄く悪意を感じる。 芥川龍之介の蜘蛛の糸でも後続者を排除する。競争社会に生きる人の本能だよ。自分で切り拓いた道をなぜ他人にフリーライドさせなきゃいけないの? https://t.co/ivvMbV7jFY

                                okapi.xlsb on Twitter: "凄く悪意を感じる。 芥川龍之介の蜘蛛の糸でも後続者を排除する。競争社会に生きる人の本能だよ。自分で切り拓いた道をなぜ他人にフリーライドさせなきゃいけないの? https://t.co/ivvMbV7jFY"
                              • 「野呂松人形」〜[感想][あらすじ][解説]:芥川龍之介 - 職業としての読書家

                                はじめに 今回は芥川龍之介の「野呂松人形」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 短い作品ではありますが、芥川の芸術観と芸術家としての熱い思いが描かれています そしてなにより芥川の人間性が色濃く出ている作品だと思いますので、芥川を初めて読む人にもオススメです 「竜」~嘘が現実に起きる不思議なお話:芥川龍之介 「感想」「あらすじ」「解説」 「蜜柑」~人生の素朴な美しさを描いた:芥川龍之介 「感想」「あらすじ」「解説」 「羅生門」〜人は生きる為なら罪をおかしてもいいのか〜:芥川龍之介 [感想][あらすじ][解説] あらすじ ある日、芥川は友人の知人から野呂松人形の人形劇に招待される。 野呂松人形への知識も、興味もない芥川だが断る理由もないので参加する。 会場つくと衰退の一途をたどっている旧式の人形劇を眺めながら芥川は時代と場所に制限を受けない美は存在するのか

                                  「野呂松人形」〜[感想][あらすじ][解説]:芥川龍之介 - 職業としての読書家
                                • 「善良なる市民」芥川龍之介は“流言蜚語を鵜呑み”にし菊池寛に一喝される|関東大震災|畑中章宏

                                  今年9月1日で発生から100年を迎える関東大震災は、民俗学や民藝運動の誕生、民謡や盆踊りの復興の契機になると同時に、愛国心を醸成し、戦争への流れを作った歴史の分岐点でした。7月26日に発売された『関東大震災 その100年の呪縛』では民俗学者・畑中章宏さんが、大震災が日本人の情動に与えた影響をその後の100年の歴史とともに検証。その一部を本書より抜粋してお届けします。 〈関心〉と〈無関心〉のはざま 芥川龍之介が震災直後、『中央公論』に発表した「大震雑記」によると、芥川自身が大火は朝鮮人の仕業だという流言蜚語を鵜呑みにしていたことから、友人の作家・菊池寛に「一喝」されたことを述べている。 僕は善良なる市民である。しかし僕の所見によれば、菊池寛はこの資格に乏しい。 戒厳令の布かれた後、僕は巻煙草をくわえたまま、菊池と雑談を交換していた。もっとも雑談とはいうものの、地震以外の話の出たわけではない。

                                    「善良なる市民」芥川龍之介は“流言蜚語を鵜呑み”にし菊池寛に一喝される|関東大震災|畑中章宏
                                  • 文豪スイング 芥川龍之介 『蜜柑』 - 素振り文武両道

                                    皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【150】バットを振りました。 今日は、と言っても11月3日は 「みかんの日」でしたので、 芥川龍之介の『蜜柑』 を読みながらバットを振りました。 青空文庫より。 『蜜柑』 芥川龍之介 或曇つた冬の日暮である。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下して、ぼんやり発車の笛を待つてゐた。とうに電燈のついた客車の中には、珍らしく私の外に一人も乗客はゐなかつた。外を覗のぞくと、うす暗いプラツトフオオムにも、今日は珍しく見送りの人影さへ跡を絶つて、唯、檻をりに入れられた小犬が一匹、時々悲しさうに、吠え立ててゐた。 10行にして、5回ずつ繰り返し【言ってバットを振り】ました。 或曇つた冬の日暮。 横須賀発上り二等客車の隅に 腰を下し、発車の笛を待つてゐた。 電燈のついた客車には、 私の外に乗客はいなかつた。 外をのぞくと、 うす暗いプラツトフオオムにも、 見送りの人

                                      文豪スイング 芥川龍之介 『蜜柑』 - 素振り文武両道
                                    • 文豪スイング 芥川龍之介『藪の中』 - 素振り文武両道

                                      七夕の夜、皆様の願いが叶いますようお祈り申し上げます。 本日は【110】バットを振りました。 今日は文豪スイングをしました。 芥川龍之介『藪の中』です。 木こりが死体を発見したのですが、 その時の模様の陳述がスタートです。 ピンクの10行を【言って振り】 5回ずつ繰り返しました。 『あらすじで読む日本の名著2』 より引用。出だしだけ。 木樵りの陳述, あの死骸を見つけたのは、 私に違いございません。 今朝いつものとおり、 裏山の杉を伐りにいくと、 藪の中に 死骸があったのでございます。 山科の駅路から 四、五町ほど入った、 竹の中に痩せ杉のまじった 人気のない場所でございました。 ⬆︎ウィキペディアより引用。 本日の素振り文武両道の概要。 2024/07/07 素振りの本数 : 110 本, 文武両道スイング, 【20】本, ペーパー投げキャッチスイング, 📄📄, 【20】本, 鏡に笑

                                        文豪スイング 芥川龍之介『藪の中』 - 素振り文武両道
                                      • ニューススイング ポケモン ヒバゴン 芥川龍之介 広島-阪神 - 素振り文武両道

                                        皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【110】バットを振りました。 ピンクの10行を5回ずつ 【言ってバットを振り】ました。 ヤフーニュースより引用。 ポケモン新作 『Pokemon LEGENDS Z-A』 (ゼットエー) 10月16日発売。Switch2対応でDL版は6月5日予約スタート(オリコン) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/5743d0889f4c9033d162c8a077a0be8729048965 謎の類人猿「ヒバゴン」 再び注目。 半世紀ぶりに盛り上がる町 広島 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/9f5b7fed999540225edb3d076187d41cbc20f8e9 芥川龍之介の「幻の詩集」発見。 都内書店、自作12編記した

                                          ニューススイング ポケモン ヒバゴン 芥川龍之介 広島-阪神 - 素振り文武両道
                                        • 文豪スイング 芥川龍之介『老いたる素戔嗚尊』出だしスイング - 素振り文武両道

                                          皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【130】バットを振りました。 芥川龍之介の『老いたる素戔嗚尊』の出だしを言いながら、振りました。 青空文庫より 高志(こし・地名)の大蛇をろちを退治した素戔嗚(すさのを)は、櫛名田姫(くしなだひめ)を娶(め)とると同時に、足名椎(あしなつち)が治めてゐた部落の長(をさ)となる事になつた。 足名椎は彼等夫婦の為に、出雲の須賀へ八広殿(やひろどの)を建てた。宮は千木(ちぎ)が天雲(あまぐも)に隠れる程大きな建築であつた。 彼は新しい妻と共に、静な朝夕を送り始めた。 8行にし5回ずつ【言って振り】ました。8×5で40本の素振りでした。 高志の大蛇を退治した素戔嗚は、 くしなだひめを娶とると、 あしなつちが治める部落の長になる。 あしなつちは彼等夫婦の為に、 出雲に八広殿(やひろどの)を建てた。 殿は大きな建築であつた。 素戔嗚は新しい妻と共に、 静な朝夕を

                                            文豪スイング 芥川龍之介『老いたる素戔嗚尊』出だしスイング - 素振り文武両道
                                          • 東京 北区 芥川龍之介の記念館建設へ クラウドファンディング | NHK

                                            当時の建物は昭和20年の空襲で焼失しましたが、北区は6年前に、跡地の一部を買い取り、記念館を整備することを決めました。 当初は去年3月までに開館する予定でしたが、コロナ禍の影響で遅れたため、今年度から工事を始めて2027年の没後100年を前に、2026年完成予定だということです。 芥川龍之介の単独の記念館は、全国で初めてで、当時の書斎や縁側などを再現し、ゆかりの品や関連資料などを展示するということです。 整備費用は、総額で7億円を超える見通しで、区では今月から、クラウドファンディングで資金を募っています。 北区文化施策担当課の土屋修二課長は「全国初の芥川の名前を冠した記念館として、芥川が作品を創作した雰囲気を体感してもらえるような施設にしていきたいので、多くの皆さんに応援してもらいたい」と話しています。

                                              東京 北区 芥川龍之介の記念館建設へ クラウドファンディング | NHK
                                            • 芥川龍之介の「幻の詩集」発見 自作12編書き記した冊子 - 日本経済新聞

                                              芥川龍之介(1892〜1927年)が自作の詩12編をつづった冊子が見つかったことが31日、分かった。存在は知られていたが行方が分からなくなっていたもので、専門家は「『幻の詩集』と言える貴重な資料」としている。東京都北区の田端文士村記念館で6月7日から始まる企画展で公開される。記念館によると、冊子は縦19.1センチ、横13.5センチ、厚さ2.3センチのハードカバー。1ページに1編の詩を配置するな

                                                芥川龍之介の「幻の詩集」発見 自作12編書き記した冊子 - 日本経済新聞
                                              • 文豪スイング 芥川龍之介『本所両国』 - 素振り文武両道

                                                皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 文豪スイングをしました。 日本を大きく分けると、 北海道、本州、四国、九州です。 今日は本州の「本」 で始まるタイトルの 小説を読みながら、 バットを振りました。 青空文庫より引用。 芥川龍之介 『本所両国』 僕は本所界隈のことをスケッチしろという社命を受け、同じ社のO君と一しょに久振りに本所へ出かけて行った。今その印象記を書くのに当り、本所両国と題したのは或は意味を成していないかも知れない。しかしなぜか両国は本所区のうちにあるものの、本所以外の土地の空気も漂っていることは確かである。 8行にしてバットスイング。 1行を【言って1振り】して、 5回ずつ繰り返しました。 本所界隈をスケッチしろとの社命。 同じ社のO君と一しょに本所へ。 その印象記を書くのに当り、 本所両国と題したのは 意味を成していないかも。 しかしなぜか

                                                  文豪スイング 芥川龍之介『本所両国』 - 素振り文武両道
                                                • 戯曲スイング 『三つの宝』芥川龍之介 その9 - 素振り文武両道

                                                  本日は160本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は戯曲を読みバット振る続きです。『三つの宝』芥川龍之介 作 宝のひとつ、身を隠して透明人間になれるマントルを着た王子がよその城に忍びこみます。 今日から第3章です。 青空文庫より 三 ⚾︎王城の庭。 ⚾︎薔薇の花の中に噴水が上っている。 ⚾︎始(はじめ)は誰もいない。 ⚾︎しばらくの後、マントルを着た王子が出て来る。 王子 ⚾︎やはりこのマントルは着たと思うと、 ⚾︎たちまち姿が隠れると見える。 ⚾︎わたしは城の門をはいってから、 ⚾︎兵卒にも遇えば腰元にも遇った。 ⚾︎が、誰も咎めたものはない。 ⚾︎このマントルさえ着ていれば、 ⚾︎この薔薇を吹いている風のように、 ⚾︎王女の部屋へもはいれるだろう。── ⚾︎おや、あそこへ歩いて来たのは、 ⚾︎噂に聞いた王女じゃないか? ⚾︎どこかへ一時身を隠してから

                                                    戯曲スイング 『三つの宝』芥川龍之介 その9 - 素振り文武両道
                                                  • 戯曲スイング 『三つの宝』芥川龍之介 その10 - 素振り文武両道

                                                    本日は130本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は芥川龍之介さんの戯曲『三つの宝』を読み、バットを振りました。 「三つの宝」とは、 1 何でも切れる剣 2 身を隠せるマントル 3 どこにでも飛んで行ける長靴 これまでのあらすじ 王子が三つの宝を手に入れ、 ◯ん坊の王様から、囚われの王女を救い出しに行きます。 ◯ん坊の王様も同じ三つの宝を所持。 しかし王子の長靴はニセモノと判明しています。 今回は王女の場所へ侵入したところから始まります。 青空文庫より 王子 ⚾︎何と云う美しい王女だろう。 ⚾︎わたしはたとい命を捨てても、 ⚾︎この王女を助けて見せる。 王女 ⚾︎(驚いたように王子を見ながら) ⚾︎誰です、あなたは? 王子 ⚾︎(独り語のように) ⚾︎しまった! 声を出したのは悪かったのだ! 王女 ⚾︎声を出したのが悪い?気違いかしら? ⚾︎あんな可愛い

                                                      戯曲スイング 『三つの宝』芥川龍之介 その10 - 素振り文武両道
                                                    • 文豪スイング 芥川龍之介『母』 - 素振り文武両道

                                                      芥川龍之介 母 皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【100】バットを振りました。 文豪の文章を読みながら、 バットを振りました。 青空文庫より引用。 芥川龍之介 『母』 部屋の隅に据えた姿見には、 西洋風に壁を塗った、しかも 日本風の畳がある、 上海特有の旅館の二階が、 一部分はっきり映っている。 まずつきあたりに空色の壁、 それから真新しい何畳かの畳、 最後にこちらへ後を見せた、 西洋髪の女が一人、 それが皆冷やかな光の中に、 切ないほどはっきり映っている。 女はそこにさっきから、 縫物か何かしているらしい。 ピンクの8行にして、 【言ってバットを振り】ました。 5回ずつ繰り返しました。 部屋の姿見に映っているのは、 空色の西洋風の壁。 日本風の新しい畳。 上海特有の旅館の二階。 後姿の西洋髪の女が一人、 それが冷やかな光の中に、 切ないほど映っている。 女は縫物か何かしているらしい

                                                        文豪スイング 芥川龍之介『母』 - 素振り文武両道
                                                      • 戯曲スイング 三つの宝 芥川龍之介 - 素振り文武両道

                                                        本日は130本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は戯曲を読みながら、バットを振りました。 戯曲は箇条書きのようで、バットは振りやすいです。 青空文庫より 『三つの宝』 芥川龍之介 一 ⚾︎森の中。 ⚾︎三人の盗人が宝を争っている。 ⚾︎宝とは一飛びに千里飛ぶ長靴、 ⚾︎着れば姿の隠れるマントル、 ⚾︎鉄でもまっ二つに切れる剣 ⚾︎──ただしいずれも見たところは、⚾︎古道具らしい物ばかりである。 ⚾︎第一の盗人 そのマントルをこっちへよこせ。 ⚾︎第二の盗人 余計な事を云うな。その剣こそこっちへよこせ。 ⚾︎──おや、おれの長靴を盗んだな。 ⚾︎第三の盗人 この長靴はおれの物じゃないか? ⚾︎貴様こそおれの物を盗んだのだ。 ⚾︎第一の盗人 よしよし、ではこのマントルはおれが貰って置こう。 ⚾︎第二の盗人 こん畜生! ⚾︎貴様なぞに渡してたまるものか。 ⚾

                                                          戯曲スイング 三つの宝 芥川龍之介 - 素振り文武両道
                                                        • 文豪スイング 芥川龍之介『猿蟹合戦』出だしだけ - 素振り文武両道

                                                          皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【140】バットを振りました。 今日は芥川龍之介の『猿蟹合戦』の出だしだけ読み、バットを振りました。 青空文庫より引用。 猿蟹合戦, 芥川龍之介, 蟹の握り飯を奪った猿はとうとう蟹に仇を取られた。蟹は臼、蜂、卵と共に、怨敵の猿を殺したのである。――その話はいまさらしないでも好い。ただ猿を仕止めた後、蟹を始め同志のものはどう云う運命に逢着したか、それを話すことは必要である。なぜと云えばお伽噺しは 10行にして、バットを振りました。 1行につき5回ずつ【言って振り】 50の素振りでした。 蟹の握り飯を奪った猿は、 とうとう蟹に仇を取られた。 蟹は臼、蜂、卵と共に、 怨敵の猿を殺したのである。 その話はいまさらしないでも好い。 ただ猿を仕止めた後、 蟹を始め同志のものは どういう運命に逢着したか、 それを話すことは必要である。 なぜといえばお伽噺しは、、、

                                                            文豪スイング 芥川龍之介『猿蟹合戦』出だしだけ - 素振り文武両道
                                                          • 文豪スイング 芥川龍之介『白』 - 素振り文武両道

                                                            皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 色にちなんだ小説を読み、 バットを振ってます。 今日は白色ということで、 芥川龍之介, 『白』 青空文庫より引用。出だしだけ。 ある春の昼過ぎです。白と云う犬は土を嗅かぎ嗅ぎ、静かな往来を歩いていました。狭い往来の両側にはずっと芽をふいた生垣が続き、そのまた生垣の間にはちらほら桜なども咲いています。白は生垣に沿いながら、ふとある横町へ曲りました。が、そちらへ曲ったと思うと、さもびっくりしたように、突然立ち止ってしまいました。 それも無理はありません。その横町の七八間先には印半纏(しるしばんてん)を着た犬殺しが一人、罠を後ろに隠したまま、一匹の黒犬を狙っているのです。しかも黒犬は何も知らずに、犬殺しの投げてくれたパンか何かを食べているのです。けれども白が驚いたのはそのせいばかりではありません。見知らぬ犬ならばともかくも、今

                                                              文豪スイング 芥川龍之介『白』 - 素振り文武両道
                                                            • 文豪スイング 芥川龍之介『トロッコ』出だし - 素振り文武両道

                                                              皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 文豪の文章を読んでバットを振りました。 芥川龍之介『トロッコ』の冒頭だけ。 青空文庫より。 トロッコ, 芥川龍之介, 小田原熱海あたみ間に、軽便鉄道敷設ふせつの工事が始まったのは、良平りょうへいの八つの年だった。良平は毎日村外はずれへ、その工事を見物に行った。工事を――といったところが、唯ただトロッコで土を運搬する――それが面白さに見に行ったのである。 トロッコの上には土工が二人、土を積んだ後うしろに佇たたずんでいる。トロッコは山を下くだるのだから、人手を借りずに走って来る。煽あおるように車台が動いたり、土工の袢天はんてんの裾すそがひらついたり、細い線路がしなったり――良平はそんなけしきを眺ながめながら、土工になりたいと思う事がある。 12行にしました。 1行を【言って振り】ました。 5回ずつ繰り返し60振りでした。 鉄

                                                                文豪スイング 芥川龍之介『トロッコ』出だし - 素振り文武両道
                                                              • 戯曲スイング 芥川龍之介『三つの宝』第2章の途中 - 素振り文武両道

                                                                本日は150本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は芥川龍之介の『三つの宝』を読みながら、バットを振りました。 これまでの第1章あらすじ 王子が騙されて3つの宝を手にします。 1 何でも切れる剣 2 身を隠せるマントル 3 どこにでも飛んで行ける長靴 第2章のあらすじ 王子が酒場で聞いたところによると、 ○ん坊の王様が同じ品の3つの宝を持っており、嫌がる王女と結婚するらしいとのこと。 王子は自分が王女を助けると意気込む。しかし千里飛ぶ靴に穴があいている。 青空文庫より引用 王子 ⚾︎それは穴があいている。が、あいていても、一飛びに千里飛ばれるのだ。 酒場の主人 ⚾︎ほんとうですか? 王子 ⚾︎(憐むように)お前には嘘だと思われるかも知れない。 ⚾︎よし、それならば飛んで見せる。入口の戸をあけて置いてくれ。 ⚾︎好いか。飛び上ったと思うと見えなくなるぞ。

                                                                  戯曲スイング 芥川龍之介『三つの宝』第2章の途中 - 素振り文武両道
                                                                • 文豪スイング 芥川龍之介『地獄変』 - 素振り文武両道

                                                                  皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【100】バットを振りました。 文豪、芥川龍之介の『地獄変』 を読みながらバットを振りました。 『あらすじで読む日本の名著3』 より引用。出だしだけ。 『地獄変』 堀川の大殿様は下々のことまでお考えになる、それはそれは器量の大きい方でした。洛中の老若男女が大殿様を権者の再来のように敬いましたのも当然のことでした。いつか大殿様の御車の牛が放れ、老人に怪我をさせたことがありましたが、そのようなときでさえ老人は手を合わせ、大殿様の牛にかけられたことをありがたがったほどです。 大殿様御一代のあいだには、のちのちまで語り草になるようなことが、たくさんありました。しかしその中でも、今ではお家の家宝になっております地獄変の屏風の由来ほど恐ろしい話はありません。 ピンクの8行を【言って振り】 5回繰り返し、40スイングでした。 『地獄変』芥川龍之介。 大殿様は器量が大

                                                                    文豪スイング 芥川龍之介『地獄変』 - 素振り文武両道
                                                                  • 戯曲スイング 『三つの宝』芥川龍之介 その8 - 素振り文武両道

                                                                    本日は180本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は芥川龍之介の戯曲『三つの宝』を読みながら、バットを振りました。 これまでの第1章あらすじ 王子が騙されて3つの宝を手にします。 1 何でも切れる剣 2 身を隠せるマントル 3 どこにでも飛んで行ける長靴 第2章のあらすじ ○ん坊の王様が同じ品の3つの宝を持っており、嫌がる王女と結婚するらしい。 酒場にて王子は自分が王女を助けると張り切り、千里飛ぶ靴でジャンプするが、尻餅をつく。 青空文庫より引用 王子はすごすご起き上りながら、 酒場の外へ行こうとする。 主人 もしもし御勘定を置いて行って下さい。 王子無言のまま、金を投げる。 第二の農夫 ⚾︎御土産は? 王子 ⚾︎(剣の柄へ手をかける)何だと? 第二の農夫 ⚾︎(尻ごみしながら)いえ、何とも云いはしません。 ⚾︎(独り語のように)剣だけは首くらい斬れるか

                                                                      戯曲スイング 『三つの宝』芥川龍之介 その8 - 素振り文武両道
                                                                    • 戯曲スイング その5 『三つの宝』芥川龍之介 第2章 - 素振り文武両道

                                                                      本日は170本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は芥川龍之介の『三つの宝』を読みながら、バットを振りました。 これまでのあらすじ(第1章) 3人の盗人と王子が3つの宝と普通の高価な物を交換しました。 交換品は次の通りです。 盗人1 何でも切れる剣 →黄金細工の剣 盗人2 身を隠せるマントル →赤い刺繍入りのマントル 盗人3 どこにでも飛んで行ける長靴 →宝石の入った靴 しかしこれは盗人側の嘘なので、王子は3つのガラクタが手に入った状態です。 今日から第2章です。 舞台は宿屋の酒場『黄金の角笛』です。 青空文庫より 二 ⚾︎「黄金の角笛」と云う宿屋の酒場。⚾︎酒場の隅には王子がパンを噛じっている。 ⚾︎王子のほかにも客が七八人、── ⚾︎これは皆村の農夫らしい。 宿屋の主人 ⚾︎いよいよ王女の御婚礼があるそうだね。 第一の農夫 ⚾︎そう云う話だ。なんでも

                                                                        戯曲スイング その5 『三つの宝』芥川龍之介 第2章 - 素振り文武両道
                                                                      • 文豪スイング 芥川龍之介『将軍』出だしだけ - 素振り文武両道

                                                                        皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 そして今日は「乃木大将の日」です。 そこで、乃木大将のことが書かれた、芥川龍之介の『将軍』を読みました。 青空文庫より、出だしだけ。 『将軍』 芥川龍之介 一 白襷隊 明治三十七年十一月二十六日の未明だった。第×師団第×聯隊の白襷隊(しろだすきたい)は、松樹山(しょうじゅざん)の補備砲台(ほびほうだい)を奪取するために、九十三高地(くじゅうさんこうち)の北麓(ほくろく)を出発した。 路(みち)は山陰(やまかげに沿うていたから、隊形も今日は特別に、四列側面の行進だった。 6行にして、【言って振る】こと10回ずつ繰り返しました。 白襷隊(しろだすきたい)は、 松樹山の砲台を奪取するため、 九十三高地北麓を出発した。 みちは山かげに沿うていたから、 隊形も今日は特別に、 四列側面の行進だった。 ということで、行進は地形によって

                                                                          文豪スイング 芥川龍之介『将軍』出だしだけ - 素振り文武両道
                                                                        • 芥川龍之介は英語耳だった?悪魔の発音が上手すぎた龍之介[歴史ライターが教える面白日本史]

                                                                          監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。 コンテンツ制作責任者 おとぼけ(田畑 雄貴) PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコ

                                                                            芥川龍之介は英語耳だった?悪魔の発音が上手すぎた龍之介[歴史ライターが教える面白日本史]
                                                                          • 「芥川龍之介が子供たちと戯れる」映像を見て「美男だ」「めっちゃ身軽」の声。「どこかで見た気がする」な人達も

                                                                            玉手洋一 @omiya_dazai 「太宰が住んだ大宮」ホームページ管理人の玉手です。ご無沙汰しております。今後はあまり余計な発言はせず、粛々と皆さまの投稿を楽しく拝見します。宜しくお願い致します。 omiyadazai.ninja-web.net

                                                                              「芥川龍之介が子供たちと戯れる」映像を見て「美男だ」「めっちゃ身軽」の声。「どこかで見た気がする」な人達も
                                                                            • 第169回芥川龍之介賞の候補作を予想する - 日々の栞

                                                                              六月になったということで、もうすぐ芥川賞の候補作が発表される。恒例行事にはなってきたが、芥川賞の候補作を予想してみた。上半期で印象に残った小説や推したい小説を中心に挙げている。 芥川賞をざっくり簡単に説明すると、新人作家の純文学作品に与えられる文学賞だ。文学賞の中で一番有名な賞だろう。純文学というと定義が難しいのだけれど、芥川賞に限っていえば、「文學界」・「新潮」・「群像」・「すばる」・「文藝」の五大文芸誌に掲載された作品が候補の対象となる。候補の作品となる小説の長さは中編程度が多い。 結論から言うと、千葉雅也「エレクトリック」、朝比奈秋「あなたの燃える手で」、永井みみ「ジョニ黒」、乗代雄介「それは誠」、九段理江「しをかくうま」あたりが候補になると予想した。 以下作品の詳細について書いていく。 そもそも芥川賞とは? 第169回芥川龍之介賞の候補作の予想 千葉雅也「エレクトリック」(新潮 2

                                                                                第169回芥川龍之介賞の候補作を予想する - 日々の栞
                                                                              • 芥川龍之介『羅生門』を魔改造した増田文学「クソデカ羅生門」が読者の精神を蝕む 「めちゃくちゃ面白い」「なぜこれを書こうと思ったのか」

                                                                                ※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 芥川龍之介の小説『羅生門』を何でもクソデカに誇張した「クソデカ羅生門」がはてな匿名ダイアリーに投稿され、「クソデカ純文学」「終始ワクワクして読めた」などと話題になっています。 『羅生門』は平安時代の京都・羅生門を舞台に、雨宿りをしていた下人と、死体から髪の毛を抜く老婆のやりとりを描いた作品。教科書にもしばしば採用されており、授業で読んだことがある人も多いのではないでしょうか。 羅生門・鼻・芋粥 アニメカバー版 「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボアニメカバー(画像はAmazon.co.jpより) 一方、この「クソデカ羅生門」では、あらすじこそ『羅生門』を忠実になぞっているものの、とにかくあらゆる要素がめちゃくちゃに誇張されています。例えば冒頭の1文を比較すると――。 『羅生門』 ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で

                                                                                  芥川龍之介『羅生門』を魔改造した増田文学「クソデカ羅生門」が読者の精神を蝕む 「めちゃくちゃ面白い」「なぜこれを書こうと思ったのか」
                                                                                • 魔術/芥川龍之介/児童文学・童話/感想・レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂

                                                                                  「―御覧なさい。この手をただ、こうしさえすればいいのです」 ある時雨の降る晩、若い魔術の大家、ミスラ君が魔術を見せてくれました。 ミスラ君は、魔術は誰でも造作なく使える、と言います。 ただ、習得するのには一つ条件があったのでした。 魔術/芥川竜之介・作/宮本順子・絵/偕成社 ミスラ君というのはインド人で、竹藪に囲まれた古く小さな西洋館に住んでいました。 うす暗いランプの光で照らされた部屋で、ミスラ君は摩訶不思議な魔術を使ったのですが、感嘆する私にミスラ君は、 「私の魔術などというものは、あなたでも使おうと思えば使えるのです」と言うのでした。そこで是非、魔術を教えてもらおうと頼みます。すると、 「ただ、欲のある人間には使えません。ハッサン・カンの魔術を習おうと思ったら、まず欲を捨てることです。あなたにはそれが出来ますか」 「出来るつもりです」と私は答え、その晩は魔術を教えてもらうために、御婆

                                                                                    魔術/芥川龍之介/児童文学・童話/感想・レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂